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知らなきゃ損!せとかの旬とその驚きの味

知らなきゃ損!せとかの旬とその驚きの味

みなさん、こんにちは!店長ヨシハマです。

今日は、ジューシーで人気の高いみかん「せとか」についてお話ししようと思います。

「せとか」を知らない人もいるかもしれませんが、この記事を読んでいただければ、せとかの魅力にきっと気づくはずです。

せとかは、ここ数年で人気が急上昇し「柑橘の女王」とか「みかんの大トロ」と言われるほど大人気柑橘となっています。

まず、まとめとして以下の表にまとめました。

これを見るだけで「せとか」がどんな柑橘なのかがわかります。

これだけ見ればわかる

評価項目

評価

備考

甘味

★★★★☆

甘味が強く、食べやすい

酸味

★★☆☆☆

控えめなので甘味を強く感じる

タネ

たまにある

種が少なめ

香り

★★★★☆

香り高く食欲をそそる

果汁

★★★★★

ジューシー、ゴクっと飲めるほど果汁が多い

外皮

薄い

皮にピタッとついているので剥きにくい

剥きやすさ

★☆☆☆☆

剥きにくいので、カットがおすすめ

薄皮(じょうのう)

薄い

口に残ることなく食べやすい

収穫時期(露地栽培)

2月中旬~3月下旬

露地栽培されたせとかの収穫時期

収穫時期(ハウス栽培)

1月下旬頃から

ハウス栽培されたせとかの収穫が行われる時期

せとかは、平均して12度から13度の高い糖度を誇っています。

また、糖度の高さだけではなく、酸味が少ないことも大きな特徴として挙げられます。

フルーツ全般に言えることですが、糖度がどれだけ高くても、酸度(酸味)が高いと「甘い」とは感じられないものです。

その、証拠としてレモンは意外に糖度が高く、8度〜10度ほどの糖度ですが、酸度が非常に高いため「酸っぱい」と感じてしまいます。

「せとか」は酸味が少ないので、甘味を強く感じるみかんなんですね。

また、せとかの果肉はきめ細かく、果汁が多いのも特徴です。当ショップでも「ジューシーで甘い」という口コミを多くいただいています。

さらに、薄皮(じょうのうまく)が薄く、柔らかいので口に残ることなく非常に食べやすい!

僕が初めて「せとか」を食べた時は『これ以上おいしい柑橘は、この先も出てこないんじゃないか?』と思いました。

せとかについて、ベタ褒めしていますが「甘い」「果汁が多い」「食べやすい」「香りもいい」ということで、本当に火の打ちどころのないみかんだと思います。

ここまでバランスの取れた、完璧なみかんは他にはないですね。

「みかんの大トロ」「柑橘の女王」と言われているのも納得です。

食べ方は?食べにくい?剥きにくい?

ここまで、書いてきて「いいことしか言ってないやん!」と思われる方もいるかもしれないので、あえてネガティブなことも言っておきます。

それは「皮が剥きにくい」「食べにくい」ということです。

皮は薄いので、一見すると食べやすそうですが、皮が身にピタッとくっついているので、剥きにくいんです。

爪を立ててグッと押し込むと、身を傷付けてしまって果汁が出てしまうことがあります。

手は果汁でベチョベチョになるし、ほんと食べにくい・・・でも、慎重に剥いていると時間がかかる・・・

僕の経験したことですが、子供がせとかを剥いていて、テーブルも床も果汁でベトベトになった経験があります。

この経験から、我が家では『せとかはカットして食べる』というのが主流になっています。

せとかを美味しく食べたいのであれば、少し面倒ですが「カットして食べる」ということをおすすめします。

→切り方がわからない方はこちら
「紅まどんな」のカット方法ですが、同じ経験をしたのでカット方法を載せています。参考にして下さい

せとかの価格(値段)って高いの?

せとかは、他の柑橘類と比較して、やや高価な部類に入ります。

これは、その生産量や流通量が限られているためです。せとかは特に人気が高く、需要に対して供給が追い付いていないという印象を受けます。

せとかの価格は、販売されるセット内容や購入する量によって大きく変わります。

一般的に、量が多ければ多いほど、一個あたりの価格は安くなります。なので、まとめ買いがお得な場合が多いんですね。

(オンラインショップで箱買いの方がおすすめ)

また、せとかは季節や流通状況によって価格が変動することもあります。

例えば、旬の時期には供給量が多くなるため、比較的手に入れやすくなりますが、それ以外の時期には少し高めの価格設定になることが多いです。

また、購入先によっても価格は異なります。

例えば、産地直送を行うオンラインショップでは、新鮮な状態でせとかを提供できるため、少し高価でも価値があると思います。

スーパーなどで購入する場合は、流通コストが加わるため、少し価格が上がることがあります。

せとかの価格について(ハウス栽培のせとか)

ここで、ハウスで栽培された「せとか」についてもお話しします。

ハウス栽培は、気候や環境の影響を受けにくいため、より安定した品質のせとかを生産することができます。

ハウス内で温度や湿度を管理することにより、果実の品質を向上させることが可能なので、糖度が高く、一定の品質を保ったせとかを市場に提供できます。

ハウスのせとかは、味も見た目も品質が高く、失敗がほぼありません。

しかし、その反面、栽培コストが高くなるため、ハウス栽培のせとかは通常(露地栽培)のせとかと比較して価格が高めに設定されることが一般的です。

品質の高さと安定性を求める方には、魅力的な選択肢となりますが、その分、価格も高めになる傾向があります。

こういう方におすすめ

具体的なおすすめを紹介します。

🔸「せとかを食べたことがない」「食べてみたい」

という方はスーパーで少ない量を購入することをおすすめします。

オンラインでも「お試し」として少量販売されているショップもありますが、オンラインだと基本的に送料がかかるため、少量だとスーパーの方が失敗がないと思います。もしくは送料無料のオンラインショップを選ぶことをおすすめします。

🔸「なるべく安く購入したい」「たっぷり食べたい」

とい方はオンラインショップで「訳あり」「家庭用」といったキーワードで検索するといいでしょう。

傷があったり、サイズが出荷団体の基準に達していないせとかは「訳あり」として、低価格で出回っています。

見た目が悪いだけで中身は一般的なせとかと変わらないので「見た目は特に気にしない。」という方は「家庭用」「訳あり」をおすすめします。

🔸「贈り物に使いたい」「どうせ食べるなら失敗したくない」

という方は、百貨店の地下にあるようなフルーツショップか、オンラインで「秀品」「贈答用」として検索して下さい。

見た目の品質ももちろん高く、糖度を測って高糖度なものだけ取り扱っているお店もあります。

また、露路栽培ではなく、ハウス栽培のせとかを選ぶのもおすすめ。ハウスものは品質が高く、味も安定しています。

「失敗したくない」という方はおすすめです。

せとかの生い立ちと歴史

せとかは1984年に長崎県で誕生し、2001年に品種登録されました。

「清美」と「アンコール」を交配した後、「マーコット」をかけ合わせて作られたミカン科の柑橘類です。

清見はジューシーで甘みが強い、アンコールは糖度が高く、マーコットは食感が良い、というそれぞれの品種の特徴がせとかに引き継がれています。

主な栽培地域は、愛媛県、和歌山県、佐賀県などです。特に、愛媛県はせとかの栽培面積が全国の約7割を占め、主産地となっています。

参考:果物情報サイト「果物ナビ」

 

おいしい「せとか」の選び方

おいしいせとかを選ぶためのポイントをいくつかご紹介します。せとかを選ぶ際には、以下の点に注目して選んでください

ポイント

色とツヤ:
せとかは鮮やかなオレンジ色が特徴です。色が均一でツヤがあるものを選びましょう。色ムラやくすみがあるものは、鮮度が落ちている可能性があります。

重さと密度:
手に取ってみて、そのサイズに対して重みを感じるものを選びます。重いものは果汁が多く、よりジューシーであることが多いです。

香り:
新鮮なせとかは、甘くて豊かな香りがします。香りが強いものは、熟していて美味しい可能性が高いです。

皮の張り:
皮がピンと張っていて、弾力があるものを選びましょう。しわがあるものや柔らかすぎるものは、鮮度が落ちているかもしれません。

上のようなポイントを押さえることで「せとか」の甘みとジューシーさを存分に楽しむことができます。

まとめ

それでは、最後にまとめとして冒頭に記載した表をもう一度記載します。

これだけ見ればわかる

評価項目

評価

備考

甘味

★★★★☆

甘味が強く、食べやすい

酸味

★★☆☆☆

控えめなので甘味を強く感じる

タネ

たまにある

種が少なめ

香り

★★★★☆

香り高く食欲をそそる

果汁

★★★★★

ジューシー、ゴクっと飲めるほど果汁が多い

外皮

薄い

皮にピタッとついているので剥きにくい

剥きやすさ

★☆☆☆☆

剥きにくいので、カットがおすすめ

薄皮(じょうのう)

薄い

口に残ることなく食べやすい

収穫時期(露地栽培)

2月中旬~3月下旬

露地栽培されたせとかの収穫時期

収穫時期(ハウス栽培)

1月下旬頃から

ハウス栽培されたせとかの収穫が行われる時期

せとかは、美味しくてジューシーな味わいが特徴の柑橘類です。価格はやや高めですが、その味はそれだけの価値があります。

旬の時期は長くはありません。旬を見逃さずに今シーズンの「せとか」を存分にお楽しみ下さい。

以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ときわオンラインのヨシハマでした。

それでは~、、、

  • この記事を書いた人

ヨシハマ リョウジ

農家直送フルーツショップ「ときわオンライン」店長
スーパーでは手に入らない『無農薬フルーツ』や『地域オリジナル品種』のフルーツを探し求めて、全国の農家さんに会いにいっています。
夏場は石垣島にある「ときわマンゴー園」で農家として収穫作業。
また、「国産バナナを日本の食卓に広めたい!」という夢があり、石垣島で無農薬バナナを育てています。

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