7月のフルーツ フルーツ紹介

キーツマンゴーは幻のマンゴー?

幻のマンゴー、キーツマンゴーを知っていますか?

さて、今日は

マンゴーの品種キーツマンゴーが美味しすぎる!という話です。

キーツマンゴーは食べたことありますか?

「初めて聞いた、、、」

という方がほとんどだと思います。

知ってる方は相当なマンゴー通な方ですね。

キーツマンゴーは、よくみるアップルマンゴー(アーウィン種)みたいな赤色ではなくて、

「これって、まだ未熟なんじゃないの?」

と思えるほど緑色をしているマンゴーなんです。

こういうマンゴーです。

そして、サイズがデカい!

マンゴーといえば、350~450gくらい、例えるとソフトボールより一回り小さいのが一般的ですが、

キーツマンゴーは650~750gが一般的でハンドボールくらい、もしくはアメフトのボールくらいの大きさです。
わかりずらいな・・笑)

とにかく、おおきいんです。

この不思議なマンゴーですが、

これが、メチャメチャ濃厚で、クリーミーで甘ーいマンゴーなんです!

普通のマンゴー(アーウィン種)よりも味が濃い!

アーウィンに比べると果汁が少ないので、ギュギュっと詰まった濃厚な甘さがあります。

「濃い!」「濃厚!」「クリーミー!」

っていうのが、適当な表現なのかもしれません。

そして、キーツマンゴーは「幻のマンゴー」と言われています。

その理由は生産量が圧倒的に少ないからです。

マンゴーの生産量のたったの5%しかキーツマンゴーは生産されていない。と言われています。

なので、近くのスーパーにはまず置いていません

デパート、百貨店でも見かけないかも。。

沖縄の産直スーパーでしか、見かけることはないかもしれないですね。

キーツマンゴーが今回・・・

そんな、珍しいキーツマンゴーですが、、

今回、なんと、

当ショップで販売開始となりました!!!

パチパチ~~!!!

やった!!

実は、何年も前から、石垣島のときわマンゴー農園にキーツマンゴーがあったんです。

数百本のアーウィンの木がある中で、4本だけキーツの木があるんですね。

これまでは、自分たちで食べたり、地元の友達や親戚に配ったりしていたキーツマンゴーですが、

今回、販売する流れとなりました。

「なんで今まで販売しなかったの?」

ということですが、理由をお伝えします。

キーツの問題点、追熟が必要

キーツマンゴーは、本当においしいマンゴーですが、一つだけ大問題があるんです。

それは、

「食べごろ時期を見極めるのが難しい」

ということ

アーウィンであれば、色が赤くなって香りが出てきますが、

キーツは完熟しても、緑色のままなので分かりずらい

そして、収穫も難しいんです。

アーウィンであれば、完熟した時にはポトリと枝から落ちてくれますが、キーツの場合はずっと木に付きっぱなしなんですね。

キーツが実るようになって5年以上経ちますが、何度か収穫前に熟させすぎた経験があります(涙)

「おいしいけど、これは難しすぎる・・・」

ということで、販売はしていなかったんですね。

それでもいいから譲ってほしい!

ところが、3年ほど前にあるお客さんに販売したことがあって、「意外と簡単に食べごろが分かりましたよ」と言ってもらえたんですね。

その方は旅行で石垣島に来ていて、農園に遊びに来てくれた方でした。

農園を一通り案内したとところ、キーツを見て「このマンゴーはなんですか?」と質問されて、キーツの説明をしました。

その時に、「このマンゴーを販売してほしい。」

と言われたんです。

「これは、販売はしていないんです。」と販売していない理由も伝えましたが、

それでも、「食べごろに失敗したら、自己責任でいいので譲ってほしい。」

と言われて、その方にお渡ししました。

ただ、一つだけお願いをしました。

「どのくらいで食べごろになったのか、実験も兼ねて教えてください」

とお願いをしたんです。

それから、その方には毎年キーツを送って「食べごろ時期の確認」、「食べた感想」をお聞きしました。

もちろん、僕らも実験しているので「このくらいの柔らかさで切ってみましたよ。」とか、「こういう味がしました」とか連絡を取り合って感想を共有しました。

毎日触っていると、柔らかくなってくる感覚や、柔らかくなってからどのくらいの期間で食べごろになるのか、

ということもわかってきました。

大事なのは、毎日触って育てていく感覚が大事ということです。

そして、毎日触っていたら楽しいんです。

どんな味になっているだろう?と期待も膨らみます。

この、おいしくなるまで育てる感覚を楽しんでもらえたらいいなぁ

という思いもあって、今回販売することにしました。

「マンゴーはよく食べるけど、キーツは食べたことない・・」

という方は、是非一度トライしてみてはいかがでしょうか。

濃厚でクリーミーでギュギュっと凝縮されたような濃い甘みを感じることができます。

それでは、本日は以上です。

それでは~、、、

→キーツマンゴーの商品ページはこちら

 

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  • この記事を書いた人

ヨシハマ リョウジ

農家直送フルーツショップ「ときわオンライン」店長
スーパーでは手に入らない『無農薬フルーツ』や『地域オリジナル品種』のフルーツを探し求めて、全国の農家さんに会いにいっています。
夏場は石垣島にある「ときわマンゴー園」で農家として収穫作業。
また、「国産バナナを日本の食卓に広めたい!」という夢があり、石垣島で無農薬バナナを育てています。

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