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【長崎のびわ】一粒ずつ袋がけ…驚きの手間に感動!

【長崎のびわ】一粒ずつ袋がけ…驚きの手間に感動!

こんにちは!ときわオンラインのヨシハマです。

いや〜、だんだん暖かくなってきて、日差しも強くなってきましたね!本格的に「フルーツの季節がやってきたぞ!」って感じがして、毎日ワクワクしています。

この時期になると、僕の頭の中で鳴り響くフルーツのファンファーレがあるんです。「いよいよ夏が来るな!」って感じさせてくれる、ちょっと特別なフルーツ。

それは… びわ です!

あの、オレンジ色のつやつやした、ぷっくりとした実を見ると、なんだか心が弾むんですよね。

長崎はびわの名産地?

びわ、と聞いて皆さんはどこの産地を思い浮かべますか?あんまりピンとこない方もいるかもしれませんね。

実は、日本で一番びわの収穫量が多いのが 長崎県 なんです。もうず〜っと、長崎県がトップを走り続けているんですよ。

長崎の中でも特に有名なのが、 茂木(もぎ)びわ。長崎市の茂木地区が発祥の地なんですが、ここがすごい歴史があるんです。

江戸時代の終わり頃、三浦シヲ(みうら シヲ)さんという女性が、長崎に伝わった唐(中国)のびわの種を持ち帰って、自分の庭に植えたのが始まりだと言われているんです。その種から育った木が、今の茂木びわの元になったんだとか。

すごいですよね?一粒の種から、日本のびわの歴史が始まった、みたいな。ロマンがあります。

その茂木びわは、みずみずしくて柔らかい果肉と上品な甘さが特徴で、「これぞびわ!」っていう、僕たちがイメージするびわの味だと思います。

びわ農家さんって、本当にすごいんです。

このびわなんですが、実は育てるのが、もう! めちゃくちゃ大変 なんです。

僕、色々な農家さんのところに行って、色々なフルーツの栽培現場を見てきましたが、その中でもびわ栽培は、トップクラスに手間がかかると思っています。

いや、もしかしたら一番大変かもしれない。

なんでかっていうと、まずびわの木って 背が高い んですよ。放っておくと5メートル、6メートルとかになっちゃう。

実を収穫するには、高〜い脚立に登って作業しないといけないんです。これがもう、危ないし、体力も使うし、大変なんですよね。

それだけじゃないんです。

びわって皮が薄くてデリケートだから、鳥や虫がすぐに食べに来ちゃうんです。せっかく育った実が食べられちゃったら、商品にならないじゃないですか?

だから、びわ農家さんは、実が小さいうちから、 一つ一つ丁寧に袋をかけていく んですね。

木一本に何百個って実がなるのに、その全部に手作業で袋をかけていくんです。想像できますか?気が遠くなるような作業ですよね。

しかも、脚立の上で不安定な体勢で、慎重に実を傷つけないように袋をかけていく…もう、考えるだけで大変さが伝わってきます。

以前、ときわオンラインでもお付き合いさせていただいていた 長崎の千々農園さんという農家さんがいたんですが、高齢になってびわ農園を辞められたんです。

その理由が、やっぱり作業中に脚立から落ちて腰を痛めてしまったから、と聞いて、本当にびわ栽培の大変さを痛感しました。

スーパーでびわを見ると、「あれ、ちょっと値段が高いな?」って思うこともあったんですが、びわ農家さんのあの作業を見たら、むしろ「この値段で、こんなに手間のかかったびわが食べられるの!?」って、びっくりするくらいです。

びわ農家さんには、本当に頭が下がる思いです。

びわの旬は、本当にあっという間!

これだけ手間暇かけて育てられるびわですが、実は旬の時期が すごく短い んです。

だいたい例年、5月の終わり頃から6月にかけて収穫されるんですが、最盛期は本当に限られた期間なんです。

「あれ、もうびわの季節終わり!?」って、うっかりしてると見逃しちゃうくらい、あっという間に駆け抜けていくフルーツなんですよね。

だからこそ、この時期に食べられるびわは、なんだか特別感があるのかもしれません。

びわを見かけたら、「あ、もうそんな時期か!」って、ぜひ季節を感じてもらえたら嬉しいです。

探し求めて、長崎で見つけた「安心・安全」なびわ。

びわ栽培がこれだけ大変だってことは分かっていたんですが、それでもやっぱり、日本一の産地である長崎のびわを、ときわオンラインのお客様にお届けしたい!ってずっと思っていました。

そして、ときわオンラインのサイトに来てくださるお客様には、僕たちが自信を持って「安心・安全ですよ!」って言えるフルーツを届けたい。

だって、 どうせ食べるなら、安心安全なものを食べたいじゃないですか? そんな思いが、僕たちには強くあるんです。

だから、長崎でびわ農家さんを探すなら、 無農薬 や、せめて 減農薬 で育てている農家さんにお願いしたい、と考えました。

でも、これが本当に見つからなくて…!

さっきもお話ししたように、びわは虫や病気の被害を受けやすいデリケートなフルーツです。

だから、農薬を使わずに育てるのは、本当に高い技術と、想像を絶する手間がかかるんです。日本一の産地である長崎でも、「無農薬でびわを育てている」という農家さんは、本当に、本当に少ないのが現実でした。

ネットで探したり、知り合いの農家さんに聞いたり、色々な方法でずっと探し求めていました。

そんな中で、 去年(2024年)、ときわオンラインに新しく仲間入りしてくれた のが、長崎県平戸市でびわを育てている 「しげさん農園」 の川上さんです!

しげさん農園の川上さんは、もう10年以上も前から 無農薬・自然栽培 でびわを育てているんです。化学肥料や農薬、除草剤も一切使わずに、自然の力だけでびわを育てています。

最近でこそ「環境に優しい農業」とか「自然との共存」とか耳にすることが増えましたが、川上さんはそんな考え方が広まるずっと前から、自然のサイクルを大切にした栽培をされている、本当に素晴らしい農家さんです。

今年も、しげさん農園のびわを皆さんにお届けできるのが、僕たちも本当に嬉しいです。

びわは実だけじゃない!葉っぱもすごいんです。

びわって、ついついあの美味しい実に注目しちゃいますが、実は 葉っぱも色々な活用法がある って知ってましたか?

例えば、びわの実をコンポートにするのも美味しいですが、そのまま食べる以外にもジャムにしたり、ゼリーにしたり、色々な楽しみ方ができますよね。

そして、びわの葉っぱは昔から漢方などでも使われていて、乾燥させて びわ茶 にしたり、温めた葉っぱを体に当てて 湿布みたいに使う 方もいるんです。

しげさん農園さんのびわは、無農薬で育てられているから、実だけじゃなく、葉っぱも安心して使えるのが嬉しいポイントです。まさに、びわの恵みをまるごといただけますね。

しげさん農園のびわは、川上さんが本当に丁寧に、大事に育ててくださっていて、口に入れると、やさしい甘みと果汁がじゅわ〜っと広がって、もう止まらなくなっちゃうんですよ!安心・安全なだけでなく、味も最高です。

びわの旬は本当にあっという間。気がついたらシーズンが終わっていた…なんてこともよくあります。

「びわが大好き!」という方、

「安心・安全なびわを探していた」という方、

ぜひ、この機会にしげさん農園のびわを味わってみてください。きっと、びわ農家さんの大変さとか、川上さんのびわへの愛情も感じられるんじゃないかな、と思います。

本日は以上です。

これからどんどん美味しいフルーツが出てきますので、またご紹介していきますね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ときわオンラインのヨシハマでした。

それでは〜、、

→しげさん農園のびわはこちら

【スーパーにはないフルーツ】
ときわオンラインは農家直送のフルーツショップです。スーパーに出回っていない新品種や、無農薬で育てた安心安全なフルーツなど取り揃えています。ご興味があれば見にきて下さい。

ときわオンライン(ショップ)はこちら

  • この記事を書いた人

ヨシハマ リョウジ

農家直送フルーツショップ「ときわオンライン」店長
スーパーでは手に入らない『無農薬フルーツ』や『地域オリジナル品種』のフルーツを探し求めて、全国の農家さんに会いにいっています。
夏場は石垣島にある「ときわマンゴー園」で農家として収穫作業。
また、「国産バナナを日本の食卓に広めたい!」という夢があり、石垣島で無農薬バナナを育てています。

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