店長日記(メルマガ) 農家さん紹介

【いよいよ開始】無農薬野菜セットがスタートします

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ー2023年1月28日のメルマガ記事からー

農家直送フルーツ「ときわオンライン」のヨシハマです。

いやー寒いですね。

この寒波で、子供達に「明日は雪が降るかもしれないよー。」

と期待させたのですが、大阪は全く降っていないので、子供達は残念そうにしています。

皆様は寒波をどう過ごされていますでしょうか?

寒波の影響で日本中の気温が下がっていて、電車が止まったり、道路が通行止めになったりしていますが、影響はありますでしょうか?

当ショップも物流部分で影響がでてきています。

ゆうパックは四国内しか発送を行わないとか、ヤマトは和歌山から荷物が出て行かない。など聞いています。

今はまだないですが、これから「注文した商品が届かない」というお客様が出てきそうですね。こればっかりはどうしようもないことなので、少しだけお待ちください。

そして、何より心配なのが寒波にさらされているフルーツ達です・・・

「せとか」が心配・・・

今、一番心配なのは、柑橘の「せとか」

愛媛のマルナカ農園は標高が高く、気温も一般的な農園より気温が低いんですね。

今回の寒波では「気温が下がって水道管が破裂した!」と言っていました。

そんなに寒いの!!と驚きました。まるで雪国の話を聞いているみたいです。

そのくらい、気温が低くなる農園なのでホントに心配・・・

『どうにか無事でいてほしい。』と願っていますが、現実は何かしらの影響がありそう・・・

いや、絶対にあると思います。。。

ハウスで栽培されているものは、持ちこたえるだろう。と予想していますが、露地栽培(外での栽培)のせとかは影響あるでしょうね・・・

うわー、、、へこむ・・・

そして、もちろん寒波の影響は「せとか」だけではありません。

現在、

この寒波の影響を考えて、他の人気の柑橘の「甘平」や「デコポン」までストップしています。

楽しみにされている方も多いかと思いますが、今年は受付量がかなり少なくなるだろう。と思います。申し訳ありません・・・

自然の商品を扱っていると、このような自然災害が少なからずあるので、慣れてはいますがやっぱりヘコみますね。。

どうなることやら・・・・

近況は、また報告します。

野菜セットがいよいよスタート!

さて、暗い話から切り替えて、明るい話をしましょう!

他の記事でも書いたように「笑ノ百姓」さんの野菜セットが受付開始となりました!!

参考

無農薬で年間200種類の野菜を育てる『笑ノ百姓』さん

200種類の無農薬野菜 今日は、大阪富田林市で野菜を育てている農園「笑ノ百姓」さんに、先日お邪魔していましたので紹介させて下さい。 笑ノ百姓さんは農薬や化学肥料を使わずに野菜を育てている農家さんです。 ...

続きを見る

(パチパチパチパチ!!)

農薬も化学肥料も使わず、年間200種類の野菜を育てている「笑ノ百姓」さん、生き生きとした元気な野菜を育てている農家さんなんです。

初めて農園にお邪魔させてもらった時も、エネルギッシュな野菜だなぁ。という印象でした。

僕は勝手に「パワーのある野菜」と言っています。

少しだけ、笑ノ百姓さんのお話をさせて下さい。

商品ページ作りに1ヶ月

今回、去年の年末に初めて農園をお伺いさせてもらって、受付開始まで1ヶ月ほどかかりました。

電話取材で1時間以上お話させてもらったり、料理&撮影会を行ったり、農園での撮影を行ったり(先週の日曜日もお伺いしていました)、かなり時間がかかりました。

この1ヶ月という期間は、当ショップで新商品を出す期間と比べても、かなり時間をかけています。
(平均は2週間ほどだと思います)

なんで、こんなに時間がかかったのかというと「笑ノ百姓さんの野菜の良さを伝えたい!」という気持ちが大きかったからだと思います。

野菜の鮮度や、野菜の味、という部分はもちろんですが、笑ノ百姓さん夫婦がメッチャいい人で、お話をすればするほど「多くの人に食べてもらいたい」と思ったんですね

『こんないい人達が育てた野菜であれば間違いない』

と思ったんです。

よく、「愛情を込めて農産物を育てている。」とか、いうじゃないですか。スーパーのポップとかでもよく見ますよね。

もちろん、農家さんはそのような人が多いと思いますが、笑ノ百姓さんは、ホントに子供を育てるように大事にしているんです。

畑を見ればそのことがよくわかりますし、直売で買いにくる人への野菜の扱いが丁寧なので、大事にされていることがよくわかります。

そして、

なんていい人たちなんだ!と思った話があります。

え!それで盗まれないの?

笑ノ百姓さんは、畑の敷地内にテントで直売所を作って、採れたての野菜を直売しているんですね。

それが、なんと無人販売なんです。

お金を入れる箱と、PAYPAYやau PAYなどのQRコード決済を設置して、無人販売をされています。

笑ノ百姓さんの畑はとても広く7500坪の畑を持っています。

夫婦2人しかいない農園なので、管理にはどうしても人手が必要です。

そのため、無人販売にしないといけないそうですが、心配なのは野菜を盗まれたらどうするんだろう?ってことじゃないですか?

そこで、聞いてみました。

すると

「野菜を盗むくらい食べ物に困っているのであれば、全然いいですよ。野菜は作ればあるし助けられたと思ったらそれが嬉しいです。」

とのこと。

『優しすぎる!神様やん!』って突っ込みたくなりました。

無人販売をされて半年ほどみたいですが、一応今のところは野菜を盗まれたことはないそうです。

(よかったー、、、)

これからも、盗まれることがないことを祈ります。

盗まれると損をするってことじゃなくて、精神的に落ち込みますからね。

手紙の内容を見ると悲しい・・・

少し話はそれますが『盗まれたら精神的に落ち込む』ということで、少しお話をさせて下さい。

僕の地元の石垣島でも、無人販売をしている農家さんがいるんです。

『桃色無人販売』といって、電話ボックスほどの屋根付きのピンクの箱なんですが、何段か棚がついています。そこにパイナップルやパパイヤ、ゴーヤなどの農作物が並んでいます。(地元ではけっこう有名)

僕がマンゴー農園に行く時の通り道なので、たまに様子を見るんですが、ある時、手紙が貼られていました。

その手紙の内容は

「ここ数日、パイナップルが何度か無くなっていました。とても悲しいです・・・」

とだけ書いていました。

もちろん、これは「盗まないで!」というメッセージだと思いますが、それよりも、本気で悲しんでいるんだと思うんです。

多分、金額にしたらそんなに大きくはないと思うんですね。

パイナップルなので、そこまで損をすることではないじゃないですか?

ただ、一生懸命育てた農産物を、何度も盗まれることが悲しいんだと思うんです。

僕がこの手紙を発見した時も、なんか悲しい気持ちになりました。

精神的にこれは、やられますよね。

『世の中に、こんな悪い人がいるんだ。』と思うと、残念な気持ちになるし、

『嫌がらせをされているのかな?』と嫌な気持ちになるかもしれません。

とにかく、無人販売で盗まれると、精神的にかなりやられると思います。

こういうことを、見ていたので、

笑ノ百姓さんの無人販売で、盗まれたりするのは嫌だなぁーと考えていました。

何もない、ゼロから農業

あと、笑ノ百姓さんは、個人的に応援したい農家さんなんです。

笑ノ百姓さんは、ゼロからの新規就農して5年目なんですが、

この、『ゼロから新規就農』っていうのが、メチャクチャ大変なことなんですね。

親が農業をやっていて農業をはじめる農家は『親元就農』と言います。

親元就農の場合は、農地や農機具がある程度揃っているので、新規就農するのは比較的に簡単です。

それが、ゼロからの新規就農になるとかなり大変なんですね。

技術ももちろんですが、とにかくお金がかかります。

農作物を育てる農地が必要ですし、トラクターなどの農機具も必要です

(中古のトラクターでも200万円ほどします)

そして農産物や、農機具を保管する倉庫なども必要になってきます。

さらに、農作物を育てる技能を身につけるまでの期間は無収入です。

もちろん、農産物が育って商品になるまでの期間も収入がありません。

(これが、不安になるんですよね・・・)

これだけ聞いても『ゼロからの新規就農はハードルが高い』ということがわかると思います。

そんな、ハードルが高いゼロからの新規就農をされているのが「笑ノ百姓」さんなんです。

これは応援したくなりますよね。

そして、素晴らしいと思うのは、育てるだけじゃなくて販路も自分たちで考えているところです。

実は、野菜を育てることに楽しみを感じて、農家になる人が結構います(コロナになって増えているそうです)

ですが、作ったのはいいものの、販売までは考えていない農家さんって結構多いんですね、

笑ノ百姓さんは、インスタを使って積極的に畑の様子や、無人直売所で並んでいる野菜を紹介して販売に繋げています。

毎週、隣町の野菜マルシェに出品したり、市内に野菜の配達なども行っています。

(すごい動いているので、逆に心配になります。)

その一生懸命なところに、見ていると「何か手伝えることはないだろうか?」

と応援したくなってきますよね。

それが、今回1ヶ月もかけて取材をし商品ページを作った理由なんです。

メチャメチャ長かったですね(汗)

誰から買うのか?

今日は、熱くなってすごい長い文章にいなっていますね。

すみません。。もう少しで終わります。

ここ十数年で、モノや情報が溢れかえったので「何を買うかではなくて、誰から買うか」という時代になってきている。とよく耳にします。

野菜とかモロにそうですよね。野菜はスーパーでも手に入りますし、少し探せば野菜を作っている農家さんはすぐ見つかります。

当店も、野菜セットの商品を出したいと思えば、笑ノ百姓さんじゃなくても、すぐに農家さんは見つかると思うんです。

でも、この農家さんが育てた野菜、果物だから商品とした取り扱いたい。という判断をしたいんですよね。

そして、お客様にも「ときわが選んだ農家さんだから間違いない。」と思われるショップにしたいと思っています。

今日は、ホント暑苦しく語ってますね。

酔っ払ってないですよ(笑)

最後に

最後に、これだけは言っておきたいんですが「応援したい」という気持ちも本当ですが、

もちろん、

野菜の鮮度や、クオリティの高い野菜だから、当ショップで取り扱いたいと思った。

というのが、大前提です。

笑ノ百姓さんの野菜は、鮮度の高い、生き生きしたパワーのある野菜です。

興味のある方は、是非一度食べてみて下さい。

本日は以上となります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは~、、、

→笑ノ百姓の野菜セットはこちら
(お試ししやすい、5品目セットも用意しています)

 

 

  • この記事を書いた人

ヨシハマ リョウジ

農家直送フルーツショップ「ときわオンライン」店長
スーパーでは手に入らない『無農薬フルーツ』や『地域オリジナル品種』のフルーツを探し求めて、全国の農家さんに会いにいっています。
夏場は石垣島にある「ときわマンゴー園」で農家として収穫作業。
また、「国産バナナを日本の食卓に広めたい!」という夢があり、石垣島で無農薬バナナを育てています。

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