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深山のキウイさん(香川)屋号は、ふたりの名前でした

深山のキウイの山田さん(左)と深井さん(右) キウイ畑にて

こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。

農家さん紹介シリーズ、第4回です。

これまで、福岡の井上農園さん、山梨の秋山農園さん、新潟の西村果樹ガーデンさんを紹介してきました。

今回は、香川県善通寺市の「深山のキウイ」さんです。

「深山」は、「みやま」と読みます。

うちがお取り引きしているキウイ農家さんで、
僕がいちばんおすすめしたいフルーツ、さぬきキウイっこを作ってくださっている農園です。

そしてこの「深山」という名前。

実は、ふたりの名前から付けられているんです。

今日は、

  • 深山のキウイさんがどんな農園なのか
  • 屋号に込められた、ふたりの名前の話
  • 香川がキウイの国だという話
  • 今年、香緑(こうりょく)に起きた“異変”
  • 自然と向き合う、ここ数年のこと

まで、お話しします。

それでは、いきましょう!


香川県善通寺市の、キウイ専門の農園です

深山のキウイの畑から見た善通寺の町並み

まずは基本から。

項目 内容
農園名 深山のキウイ(みやまのキウイ)
場所 香川県善通寺市
作っているもの キウイ専門。さぬきキウイっこ・香緑・讃緑・さぬきゴールドなど
育て方 露地栽培(ハウスではなく、屋外の畑)
ときわで扱っているもの さぬきキウイっこ(11月〜)、香緑・讃緑(12月〜)

深山のキウイさんは、キウイ専門の農園です。

しかも、作っている品種のほとんどが香川県生まれ。

それぞれ見た目も味もまるで違うキウイを、
時期をずらしながら、秋から冬にかけて育てています。


屋号は、ふたりの名前から

深山のキウイの看板の前に立つ深井さん(左)と山田さん(右)

深山のキウイさんは、おふたりでやっている農園です。

山田さんと、深井さん。

そして屋号の「深山」は、

深井さんの「深」と、山田さんの「山」。

ふたりの名前を、1文字ずつ合わせた名前なんですね。

初めてこれを聞いたとき、すごくいい名前だなと思いました。

どちらか一方の名前ではなく、ふたりでやっている農園だということが、
名前だけで伝わってくるんですよね。

そしてもうひとつ、驚いたことがあります。

おふたりは、もともと香川の人ではないんです。

キウイに魅せられて、大阪から香川に移住して、
キウイづくりに打ち込んでいるんです。

僕も大阪に住んでいるので、これは他人事ではありませんでした(笑)

大阪から香川へ移り住んで、キウイ一本でやっていく。

よほどキウイに惚れ込んでいないと、できないことだと思います。


香川は、キウイの国です

袋をかけて育てているキウイ

「なぜ香川で、キウイなのか」

そう思う方もいるかもしれません。

実は香川県は、キウイの研究にとても力を入れている県なんです。

香川県の試験場から、オリジナル品種がいくつも生まれています。

品種 どんなキウイか
香緑(こうりょく) 1987年に登録。果肉がエメラルドグリーンの、とても甘いグリーンキウイ
讃緑(さんりょく) 香川生まれのグリーンキウイ
さぬきゴールド 2005年に登録。果肉が黄色い、大玉のキウイ
さぬきキウイっこ ピンポン玉くらいの、とても小さくて甘いキウイ

深山のキウイさんは、この香川生まれのキウイを中心に育てています。

以前、お客さんからこんなレビューをいただいたことがあります。

「この味は日本の農家の研究や努力の賜物と思う」

僕も、本当にそう思っています。

香川の試験場が品種を生み出して、
深山さんのような農家さんが、それを畑で育て上げている。

その両方があって、今のキウイがあるんですよね。

ちなみにさぬきゴールドは、うちでは扱っていないんですが、
僕は何度も食べていて、めちゃくちゃ美味しいキウイです。

※【参考】キウイの種類については、こちらでまとめています。

→ キウイの種類まとめ|緑・ゴールド・レッドの違い


さぬきキウイっこを、個人で作っている数少ない農家さん

手のひらに載せたさぬきキウイっこ

深山のキウイさんといえば、やっぱりさぬきキウイっこです。

ピンポン玉くらいの小さなキウイで、とにかく甘い。

僕が初めて食べたときは、

「こんなに美味しくて可愛いキウイがあるのか」

と驚いて、惚れ込んで取り扱いをお願いしました。

このさぬきキウイっこ、香川県内でも、許可を受けた生産者しか作れない品種です。

深山さんに聞いたところ、

「法人農家に許可がおりているのは聞くけど、個人農家ではうちだけじゃないかな?」

とのことでした。

スーパーでまず見かけないのは、そういう理由なんですね。

※【参考】さぬきキウイっこについては、こちらで詳しく書いています。

→ さぬきキウイっことは?歴史から味・値段まで徹底解説


今年、香緑に「異変」が起きました

香緑キウイの断面 エメラルドグリーンの果肉

ここからは、今年の年明けの話です。

例年、うちで深山のキウイさんといえば、
珍しいさぬきキウイっこに注目が集まります。

ところが今年は、香緑への注文がドカンと増えたんです。

正直、僕は心の中で

「よしっ!やっとみんな、香緑の本当の美味しさに気づいてくれたか!」

と、勝手に嬉しくなっていました(笑)

香緑は、こんなキウイです。

項目 内容
生まれ 香川県の試験場。「ヘイワード」から偶然生まれた実生を選び出した
品種登録 1987年
形 俵型
果肉 エメラルドグリーン
甘さ 一般的なキウイ(ヘイワード)より糖度が2度以上高い

スーパーでよく見る緑のキウイは、たいていヘイワードという品種です。

香緑は、そのヘイワードから生まれて、もっと甘くなったキウイなんですね。

お客さんからのレビューも、印象に残るものが多いです。

「到着早々に『なんか凄いの届いた!』との連絡」

「日本のものはすっぱく小さいのしかないんじゃない?ってのを説明通り、覆してくれました」

我が家でも、香緑は子どもたちに大人気です。

朝ごはんに出すと、一瞬でなくなります(笑)

ひとつだけ注意があって、香緑は追熟が必要なキウイです。

常温で2〜3週間ほど置いて、やわらかくなってから食べます。

リンゴと一緒に袋に入れておくと、追熟が早まります。

※【参考】キウイの追熟のやり方は、こちらで詳しく書いています。

→ キウイが硬い!追熟で甘くする方法と食べ頃


自然と向き合う、ここ数年のこと

キウイ棚の下で作業する様子

深山のキウイさんは、露地栽培です。

ハウスで守られているわけではないので、
台風も、日差しも、まともに受けます。

ここ数年だけでも、いろいろありました。

年 何があったか
2022年 台風で木が数本折れ、数百個のキウイが落ちた
2026年6月 台風で枝が折れる被害
2026年夏 雨がまったく降らない猛暑。急いで木に遮光シートをかぶせたが、1〜2本の木が枯れてしまった

果樹が枯れるというのは、その年の収穫が減るだけの話ではありません。

その木がここまで育つのにかかった年月ごと、なくなってしまうんです。

この話を聞いたときは、僕も本当に胸が痛みました。

それでも、おふたりは畑に立ち続けています。


うちで扱っている、深山のキウイ

箱に入ったさぬきキウイっこ

うちでお届けしている深山のキウイは、こちらです。

品種 お届けの時期
さぬきキウイっこ 11月上旬〜
香緑 12月上旬〜2月下旬
讃緑 12月上旬〜2月下旬

秋はさぬきキウイっこ、冬は香緑と讃緑。

深山さんのキウイは、秋から冬へリレーしていきます。

さぬきキウイっこは、今ご予約を受け付けています。

箱には、「何月何日ごろから食べ頃です」というメモを入れてくださっているので、
追熟に慣れていない方でも安心です。

香緑と讃緑のお届けは、12月上旬からです。受付が始まったら、あらためてお知らせしますね。

→ 深山のキウイの「さぬきキウイっこ」はこちら


まとめ:ふたりの名前がついた、キウイの農園

キウイ畑の前に立つ深山のキウイのおふたり

深山のキウイさんのお話でした。

ポイント 内容
場所 香川県善通寺市
どんな農園? キウイ専門。香川生まれの品種を中心に露地で育てる
屋号 深井さんの「深」+山田さんの「山」
始まり キウイに魅せられて、大阪から香川へ移住
さぬきキウイっこ 個人で作っている数少ない農家さん
香緑 今年、注文が一気に増えた。エメラルドグリーンの甘いキウイ

農家さんの名前は、たいていひとりの名前です。

でも「深山」は、ふたりの名前。

大阪から香川へ移り住んで、
台風や猛暑と向き合いながら、ふたりでキウイを育て続けている。

その名前に、この農園のすべてが入っているような気がするんですよね。

今年のさぬきキウイっこは、11月上旬から始まります。

※【参考】これまでに紹介した農家さんの記事は、こちらです。

→ 西村果樹ガーデンさん(新潟)梨の旬が、ほかより長い理由

→ 秋山農園さん(山梨)消えゆく甲斐路と、生まれたての赤いぶどう

→ 井上農園さん(福岡・久留米)無農薬いちじくと秋王

本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!

このサイトは、農家直送のフルーツショップ「ときわオンライン」が運営する、フルーツお役立ちサイトです。

ショップでは、安心安全にこだわった農家さんの『無農薬フルーツ』やスーパーに出回ることのない『新品種のフルーツ』など取り揃えています。ご興味があれば見にきて下さい。

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  • この記事を書いた人

ヨシハマ リョウジ

農家直送フルーツショップ「ときわオンライン」店長
スーパーでは手に入らない『無農薬フルーツ』や『地域オリジナル品種』のフルーツを探し求めて、全国の農家さんに会いにいっています。
夏場は石垣島にある「ときわマンゴー園」で農家として収穫作業。
また、「国産バナナを日本の食卓に広めたい!」という夢があり、石垣島で無農薬バナナを育てています。

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