
キウイの種類まとめ|緑・ゴールド・レッドの違い
こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。
スーパーのキウイ売り場に行くと、たいてい2種類並んでいますよね。
緑のキウイと、ゴールドキウイ。
そして最近は、赤いキウイまで登場しています。
「何が違うの?」
「どれを買えばいいの?」
そう思ったこと、ありませんか?
実はこの3つ、味も、栄養も、値段も、旬の時期もぜんぜん違います。
そして――
日本にも、負けていない品種がちゃんとあるんです。
スーパーではまず見かけませんが、
香川県にはピンポン玉サイズの極小キウイから、
200gに届く大玉のゴールドキウイまで育っています。
今日は、
- キウイの3タイプ(緑・ゴールド・レッド)の違い
- それぞれの味・栄養・旬
- 国産のすごい品種(香川の3品種)
- 目的別にどれを選べばいいか
まで、果物屋の目線でお伝えします。
キウイ売り場での迷いがなくなると思いますよ。
それでは、いきましょう!
キウイは果肉の色で3つに分かれます

まず、大枠から整理しますね。
キウイは果肉の色で、大きく3つに分けられます。
| タイプ | 果肉の色 | 代表的な品種 |
|---|---|---|
| 緑肉種(グリーン) | 鮮やかな緑 | ヘイワード、香緑、讃緑 |
| 黄肉種(ゴールド) | 黄色 | ゼスプリ・サンゴールド |
| 赤肉種(レッド) | 中心のまわりが赤い | レインボーレッド、ゼスプリ・ルビーレッド |
ざっくり言うと、こうです。
緑は酸味あり、ゴールドは甘い、レッドはもっと甘い。
右に行くほど甘くなって、そのぶん流通量が減って、値段が上がる。
まずはこの並びを頭に入れてもらうと、
このあとの話が分かりやすいと思います。
グリーンキウイ|定番の「ヘイワード」

いちばん見慣れているのが、これですね。
スーパーで売られている緑のキウイは、ほぼすべてが「ヘイワード」という品種です。
国内で最も広く栽培されている品種でもあります。
- 果肉:鮮やかなグリーン
- 味:甘味と酸味のバランス型
- 食感:種のプチプチ感がしっかり
- 出回り:ニュージーランド産が5〜12月ごろ、国産が11〜5月ごろ
「キウイの味」と言われて思い浮かべる味は、たぶんこれです。
甘いだけじゃなく、きちんと酸味がある。
このさっぱり感が好き、という方はけっこう多いんですよね。
そして栄養面では、食物繊維が一番多いのがこのグリーンです。
100gあたり2.6gと、ゴールドの約2倍。
腸活目的ならグリーン、というのはここから来ています。
ただ、ヘイワードにはひとつクセがあります。
硬いまま届くことが多い。
以前、和歌山の農家さんから柑橘とキウイの詰め合わせが届いたとき、
柑橘は食べ比べできたのに、
キウイだけは硬くて追熟待ちになったことがありました(笑)
ヘイワードは追熟してから食べる前提の品種なので、
硬いのは不良品ではありません。
※【参考】追熟のやり方はこちらにまとめています。りんごを使うと早いですよ。
ゴールドキウイ|甘くてビタミンCが約2倍

黄色い果肉のキウイですね。
いま国内でいちばん流通している黄肉種が、
ゼスプリの「サンゴールド」という品種です。
- 果肉:あざやかな黄色
- 味:酸味がおだやかで、しっかり甘い
- 食感:やわらかく、なめらか
- 特徴:ビタミンCがグリーンの約2倍
「キウイは酸っぱいから苦手」
という方でも、ゴールドなら食べられる、というケースは多いです。
うちのお客様でも、お子さんにはゴールドという方がいらっしゃいます。
そして栄養面では、ビタミンCが圧倒的です。
| 種類 | ビタミンC(100gあたり) |
|---|---|
| 黄肉種(ゴールド) | 140mg |
| 緑肉種(グリーン) | 71mg |
成人が1日にとりたいビタミンCは100mgとされているので、
ゴールドキウイなら1個で足りてしまう計算になります。
ビタミンEもグリーンの約2倍。
一方で、食物繊維はグリーンの約半分(1.4g)です。
やっぱり得意分野が違うんですね。
ちなみに、ゴールドキウイというと輸入もののイメージが強いと思いますが、
国産にも、とんでもなく美味しいゴールドキウイがあります。
香川県のさぬきゴールドという品種で、
これは記事の後半でしっかり紹介させてください。
※【参考】栄養の詳しい比較は、こちらにまとめています。
レッドキウイ|中心が赤い、糖度20度超の希少種

ここ数年で見かけるようになったのが、赤いキウイです。
種のまわりが赤く色づいているのが特徴で、
断面がとにかくきれい。
代表的なものが2つあります。
● レインボーレッド(国産)
静岡県で中国系のキウイから選抜育成された品種です。
- 果肉:外側が黄緑、種のまわりが赤、中心が白の3層
- 糖度:17度前後
- 大きさ:50〜90gと小ぶり
- 収穫:9月下旬〜10月中旬
- 産地:静岡県、福岡県など
国産の赤肉キウイでは最も広く栽培されている品種ですが、
それでもキウイ全体から見ればごくわずかしか作られていません。
● ゼスプリ・ルビーレッド(ニュージーランド産)
こちらは輸入もの。
赤い範囲がレインボーレッドよりずっと広く、
芯の外側から皮の近くまでグラデーション状に赤いのが特徴です。
- 糖度:20度を超えることも
- 味:熟したベリーのような甘さ。酸味がとても少ない
- 出回り:春(4〜5月ごろ)のごく短い期間
「キウイっぽくない」と感じるほど甘い品種です。
ただ、出回る期間が本当に短い。
見かけたら、その場で買っておいたほうがいいタイプですね。
味・栄養の違いを一覧で比較

ここまでの内容を、表にまとめます。
| 項目 | グリーン | ゴールド | レッド |
|---|---|---|---|
| 代表品種 | ヘイワード | サンゴールド | ルビーレッド、レインボーレッド |
| 甘さ | 中(酸味あり) | 強い | とても強い |
| 酸味 | しっかりある | おだやか | ほとんどない |
| ビタミンC | 71mg | 140mg | 品種により差 |
| 食物繊維 | 2.6g | 1.4g | 品種により差 |
| 皮の毛 | 多い | 少なめ | 少なめ |
| 流通量 | 多い | 多い | とても少ない |
| 値段 | 安い | やや高い | 高い |
※栄養素は日本食品標準成分表2020年版(八訂)増補2023年より、可食部100gあたり
甘さと希少性は、だいたい比例します。
そして栄養は、甘さの順番とは一致しません。
ここが面白いところだと思うんですよね。
「いちばん甘いものが、いちばん体にいい」わけではない。
食物繊維を取りたいなら、いちばん安いグリーンが一番優秀なんです。
実は国産にもすごい品種があります【香川の4品種】

さて、ここからが本題です。
キウイといえばニュージーランドのイメージが強いと思いますが、
日本にも独自に開発された品種があります。
とくに香川県は、キウイのオリジナル品種の数が日本一なんですね。
その数、10品種。
「キウイといえば香川」と言われる産地を目指して、
県をあげて品種づくりを進めてきた結果だそうです。
うちが取引している香川の深山のキウイさんは、
そのうち4品種を育てられています。
順番に紹介していきますね。
香緑(こうりょく)
香川県農業試験場で、ヘイワードの自然交雑から生まれた品種です。
1987年に品種登録されました。
- 形:縦長の俵型。果皮の毛が長い
- 糖度:14〜17度
- 大きさ:ヘイワードより大きい
- 収穫:10月下旬〜12月初旬(食べ頃は11月〜1月ごろ)
糖度15.5度以上のものは「スイート16」という名前で出荷されるほど、
甘さに自信のある品種です。
香川県でしか栽培・出荷されていません。
讃緑(さんりょく)
こちらは香緑に中国系のキウイを掛け合わせた品種で、
1999年に品種登録されています。
- 形:先端が尖ったロケットのような形
- 糖度:17〜18度
- 大きさ:75〜85gとやや小ぶり
- 特徴:中国系ゆずりで、表面の毛が短く少ない
香緑ゆずりの高い糖度に、適度な酸味が乗っているのが讃緑。
甘いだけで終わらない、さっぱりした後味が持ち味です。
さぬきゴールド

個人的に、ぜひ知ってほしいのがこれです。
香川県農業試験場で、アップル系の品種に中国系キウイの雄品種を交配して生まれた品種で、
2005年(平成17年)に品種登録されました。
香川県のオリジナル品種で、初めて果肉が黄色くなった品種でもあります。
- 大きさ:160〜180g。200gを超えるものも
- 糖度:追熟後で14〜17度(ヘイワードより約3度高い)
- 果肉:食べ頃になるとあざやかな濃い黄色に変わる
- 食感:メロンのような独特の口当たり
- 収穫:10月下旬〜年内
- 産地:高松市、善通寺市、三豊市
まず、とにかく大きい。
一般的なキウイが100g前後ですから、ざっと2倍です。
手に持つとずっしりきて、「これキウイ?」となる大きさなんですよね。
そして味。
僕は何度も食べさせてもらっているんですが、これが本当に美味しい。
甘いんですが、甘ったるくない。
さっぱりしていて、食感がなめらかで、キウイというよりメロンに近い感覚があります。
糖度16度以上のものは「黄様(おうさま)」という商品名で出荷されるほど、
香川県が力を入れている品種です。
もうひとつ、面白い話があります。
香川県は、国内で唯一キウイの袋掛け栽培をしている産地なんですね。
りんごや梨で見るあの袋を、キウイにもかけている。
手間はかかりますが、そのぶん外観がきれいに仕上がるわけです。
そこまでやっている産地は、他にありません。
なお、食べ頃の目安は少し変わっていて、
香川県は「指で軽く触って、鼻の頭くらいの柔らかさ」と案内しています。
購入してから常温で7〜10日の追熟が必要です。
ちなみに――
さぬきゴールドは、うちのショップでは扱っていません。
深山のキウイさんは育てておられるんですが、
うちが仕入れているのは香緑・讃緑・さぬきキウイっこの3品種です。
それでも紹介したいくらい、いい品種なんですよね。
香川県に行かれる機会があれば、ぜひ探してみてください。
さぬきキウイっこ

そして、僕の推しがこれです。
香川県と香川大学が共同開発し、2014年に品種登録されました。
- 大きさ:ピンポン玉サイズ(50g前後)
- 糖度:17〜20度
- 特徴:皮に毛がない/舌がピリピリしにくい
- 栄養:ビタミンEが一般品種の約2倍(栄養機能食品)
日本に自生するシマサルナシと中国系キウイの掛け合わせで、
舌がピリピリする原因のアクチニジンがほとんど含まれていません。
初めて食べたとき、僕は
「こんな甘いキウイがあったのか!しかも国産で!」
と本気で驚きました。
甘いキウイの代表であるゼスプリのゴールドキウイと比べても、
個人的にはこちらのほうが甘いと感じています。
ただ、香川県以外では栽培できないうえに、
香川県内でも栽培許可を持つ農家さんしか作れません。
深山さんに聞いたときは、
「法人農家に許可がおりているのは聞くけど、個人農家ではうちだけじゃないかな?」
と言われていました。
スーパーに並ばないのも当然なんですよね。
※【参考】さぬきキウイっこについては、こちらで詳しく書いています。
旬の時期|1年のどこで買えるのか

「キウイって、いつが旬なの?」
これもよく聞かれます。
答えを先に言うと、キウイはほぼ一年中買えます。
理由は、ニュージーランド産と国産で、旬がちょうど逆になるからです。
| 時期 | 主に出回るもの |
|---|---|
| 5〜12月ごろ | ニュージーランド産(グリーン・サンゴールド) |
| 9〜10月ごろ | レインボーレッド(国産・赤肉) |
| 11〜12月ごろ | さぬきゴールド(香川・大玉の黄肉種) |
| 11〜1月ごろ | 香緑・さぬきキウイっこ(香川) |
| 12〜4月ごろ | 国産ヘイワード、讃緑 |
| 4〜5月ごろ | ゼスプリ・ルビーレッド(短期間) |
日本は南半球のニュージーランドと季節が反対なので、
向こうの旬が、こちらの端境期を埋めてくれるんですね。
とはいえ、国産キウイが美味しい時期ははっきりしています。
収穫は秋、そこから追熟を経て、
食べ頃は12月から4月ごろ、なかでも2〜3月が本番とされています。
うちのショップでも、キウイは
11月から4月まで途切れずに続く数少ない品目です。
11月にさぬきキウイっこ、
12月から香緑・讃緑、
年明けからは和歌山・グリーンジャンクションさんの無農薬キウイ(ヘイワード)。
こうやってリレーしていく形になっています。
どれを選べばいい?【目的別】

最後に、選び方をまとめておきます。
| こんな方には | おすすめ |
|---|---|
| 腸活・便秘対策が目的 | グリーン(ヘイワード) |
| ビタミンCをしっかり取りたい | ゴールド(サンゴールド) |
| 酸っぱいのが苦手/お子さんに | ゴールド |
| とにかく甘いものが食べたい | レッド、さぬきキウイっこ |
| 大きくて食べごたえがほしい | さぬきゴールド |
| メロンのような食感が好き | さぬきゴールド |
| 舌がピリピリするのが苦手 | さぬきキウイっこ |
| 毎日食べたい(コスパ重視) | グリーン |
| 贈り物・特別感がほしい | 香緑・讃緑・さぬきキウイっこ |
| 皮ごと食べたい | ゴールド(毛が少ない) |
迷ったら、目的から逆算するのがいちばん早いです。
「健康のために毎日」なら、安くて食物繊維が多いグリーン。
「たまの楽しみ」なら、普段出会えない国産品種。
この使い分けが、いちばん納得感があると思います。
まとめ:キウイは奥が深い果物です

今日のお話を、まとめますね。
- キウイは果肉の色で「緑・ゴールド・レッド」の3タイプに分かれる
- グリーン(ヘイワード)は酸味があり、食物繊維が最多(2.6g)
- ゴールド(サンゴールド)は甘くて、ビタミンCが約2倍の140mg
- レッドは糖度20度を超えるものもあるが、流通量がごくわずか
- 甘さと栄養価は一致しない。食物繊維なら一番安いグリーンが優秀
- 香川県はキウイのオリジナル品種の数が日本一
- 香緑・讃緑・さぬきキウイっこ・さぬきゴールドは、香川県でしか作れない
- さぬきゴールドは160〜180gの大玉で、メロンのような食感
- ニュージーランド産と国産で旬が逆なので、ほぼ一年中買える
キウイって、買うときにあまり品種を意識しない果物だと思うんです。
「緑か、黄色か」くらいで選んでいませんか?
でも中身を知ると、選び方が変わります。
腸活したい日はグリーン、
風邪が気になる時期はゴールド、
自分へのご褒美には国産の希少品種。
同じ「キウイ」でも、まったく別の果物なんですよね。
うちのショップでは、香川・深山のキウイさんの香緑・讃緑・さぬきキウイっこと、
和歌山・グリーンジャンクションさんの無農薬キウイを農家直送でお届けしています。
(今日紹介したさぬきゴールドは、残念ながらうちでは扱っていません。
それでも、キウイの話をするなら外せない品種なので入れさせてもらいました。)
スーパーでは出会えない国産品種を、ぜひ一度試してみてください。
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!
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