
こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。
みはやは、農研機構が育てて2014年に品種登録された、新しい柑橘です。皮も果肉もふつうのみかんより濃い紅色で、果汁がたっぷり。甘すぎず、さっぱりとした味わいが特徴です。
僕の感想をひとことで言うと、「とにかく色が綺麗で、果汁がすごい」(笑)
以前メルマガでも「味の前に、まず色が綺麗!」と書いたくらい、見た目が印象に残る柑橘なんです。
当ショップでも、和歌山のグリーンジャンクションさんが無農薬で育てた「みはや」を扱っています。
ただ、まだまだ知名度が低い品種なので、
「みはやって、どんなみかん?」
「ふつうのみかんと、何が違うの?」
と思われる方も多いと思います。
今日は、みはやの特徴や味、食べ方を、果物屋の目線でまとめてみました。
それでは、いきましょう!
みはやってどんな柑橘?

先に結論
- みはやは、農研機構(国の研究機関)が育てた柑橘
- 親は「津之望(つののぞみ)」と、みかんタイプの育成系統
- 皮も果肉も鮮やかな紅色(赤橙色)
- 果汁が多く、甘すぎない、さっぱりした味
- 一般には11月下旬ごろから1月ごろまで出回る
みはやは、長崎県の口之津(くちのつ)にある、農研機構の柑橘の研究拠点で生まれた品種です。
親は、人気の柑橘「津之望(つののぞみ)」と、見た目のきれいな「みかんタイプの育成系統(No.1408)」。
1998年に掛け合わせて、2014年に品種登録されたそうです。
| 項目 | みはや |
|---|---|
| 育てたところ | 農研機構(長崎県・口之津) |
| 親 | 津之望 × みかんタイプの育成系統(No.1408) |
| 品種登録 | 2014年 |
| 色 | 皮も果肉も、濃い紅色(赤橙色) |
| 大きさ | 1個190gほど(温州みかんより少し大きめ) |
| 時期 | 11月下旬〜1月ごろ |
| 主な産地 | 宮崎県・熊本県など九州が中心 |
みかんの仲間ではありますが、見た目もふつうのみかんとはひと目で区別がつくくらい、色が濃いんです。
名前の由来と、生まれたわけ

「みはや」という名前は、
- 見た目の美しさを表す「美(み)」
- 熟すのが早い、早生(わせ)であることを表す「早(はや)」
からつけられた、と言われています。
たしかに、この色を見ると「美」の字がぴったりですよね。
温州みかんの「悩み」を解決するために生まれた
年内(12月まで)に出回る柑橘は、いまでもほとんどが温州みかんです。
ところが、温州みかんには「浮皮(うきかわ)」という悩みがあります。
浮皮とは、皮と実のあいだにすき間ができて、皮がブカブカになってしまうこと。味が落ちたり、傷みやすくなったりするんです。
最近は、温暖化の影響で、この浮皮が出やすくなっていると言われています。
そこで、
- 年内に食べられる
- 味がいい
- 浮皮が出にくい
- 温州みかんと見た目で区別がつく
という柑橘をめざして育てられたのが、みはやだそうです。
実際、農研機構の資料でも、みはやは「浮皮が発生しない」と紹介されています。
みはやの味は?甘すぎない、さっぱり系

みはやの味は、ひとことで言うと「果汁たっぷりで、さっぱり」。
農研機構の調べでは、12月の時点で糖度はおよそ12度、酸味(クエン酸)は0.6%ほどだそうです。
酸味がひかえめなので、すっぱさはあまり感じません。かといって、こってり甘いわけでもない。
みかんというより、オレンジに近い、爽やかな風味なんです。
僕が食べた感想
以前、グリーンジャンクションの田村さんから、みはやを送ってもらったことがあります。
そのとき田村さんからは、
「今年は、まだ酸っぱいかも……」
と前情報をもらっていたんですが、食べてみたら全然そんなことなくて(笑)
いつもどおりの、果汁がすごくて、さっぱりしたみはやでした。
なので、みはやをおすすめするなら、
「甘すぎない、さっぱりした柑橘が好き」
という方です。こういう方は、たぶんハマると思います。
正直にお伝えしておくと
逆に、「濃厚な甘さ」を期待して買われた方からは、「甘みがない」という声をいただいたこともあります。
みはやは、甘さで勝負する柑橘ではなく、果汁と爽やかさを楽しむ柑橘です。
個人的には、甘ったるい柑橘が苦手な方にこそ、食べてほしいなと思っています。
温州みかん・津之望とのちがい

よく比べられる柑橘と、ちがいを表にしてみました。
| 比べるところ | 温州みかん | みはや | 津之望 |
|---|---|---|---|
| 時期 | 10月〜2月ごろ | 11月下旬〜1月ごろ | 1月〜3月ごろ |
| 色 | オレンジ色 | 濃い紅色 | オレンジ色 |
| 味 | 甘酸っぱい | さっぱり。オレンジに近い | 甘みが濃い |
| 種 | ほとんどない | 少ないとされる | 入ることが多い |
みはやの親の津之望も、同じ年にいっしょに食べ比べたことがあります。
そのときの感想は、果汁の多さは、みはやと同じくらい。でも、味の濃さは津之望のほうが上でした。
その代わり、津之望は種が入っていることが多いので、ちょっと面倒なんですよね(笑)
「さっぱり飲むように食べたいなら、みはや」「濃い甘さがほしいなら、津之望」という感じで選ぶといいと思います。
参考
【参考】ほかの柑橘の時期や味は、こちらの一覧でまとめています。
【参考】そもそも、みかんとオレンジは何がちがうの?という話はこちらです。
みはやの食べ方と保存

ナイフでカットするのがおすすめ
みはやは、品種の資料では「皮は比較的むきやすい」とされていますが、温州みかんにくらべると、皮がむきにくいと言われています。
手でもむけますが、ショップの商品ページでは、
- 半分に切る
- くし形に切る
など、ナイフでカットして食べるのをおすすめしています。
切ったときの断面の色がきれいなので、お皿に並べると、食卓がパッと明るくなりますよ。
袋(じょうのう膜)はやわらかいので、そのまま食べられます。
皮ごと食べたお客さんも
グリーンジャンクションさんのみはやは無農薬なので、お客さんからは、
安全なみかんなので、試しに皮ごと食べてみたら、これまたジューシーな金柑みたいで、ジャムなどにする前に皮ごと食べてしまいそうです。
という声もいただきました。
皮まで安心して食べられるのは、無農薬ならではの楽しみ方ですね。
保存は「箱から出して」
段ボールに入れたままにしておくと、乾燥やカビの原因になります。
届いたら箱から出して、直射日光の当たらない、風通しのいい場所で保存してください。
参考
【参考】箱で届いた柑橘を長持ちさせるコツは、こちらで詳しく書いています。
グリーンジャンクションのみはや(和歌山)

ときわオンラインで扱っているみはやは、和歌山県紀の川市のグリーンジャンクションさんが育てています。
園主の田村さんは、17歳で農業を始めた方で、コンセプトは「安心・安全」。
みはやも、農薬・除草剤・化学肥料を使わずに育てています。ワックスも使っていません。
「キタナイみかん」が自慢
無農薬で育てると、どうしても見た目にキズや汚れが出ます。
直売所では、おばちゃんから「キタナイみかんやなぁ」と言われることもあるそうです(笑)
でも、その「キタナイ」が、農薬を使っていない証拠。田村さんは、このキタナイみかんに自信をもって育てています。
先にお伝えしておきたいこと
- 種が入っていることがあります(品種としては種が少ないとされていますが、まわりにほかの柑橘があると、種が入ることがあると言われています)
- 大きさはそろっていません(不選別です)
- みはやを育てている農家さんはまだ少なく、無農薬だと虫や病気の被害も出やすいので、たくさんはご用意できません
お客さんの声
とてもジューシーで、オレンジのような爽やかで濃厚な甘味があり、びっくりの美味しさです。
無農薬のうえとてもみずみずしくて、甘みと酸味のバランスの良い美味しいミカンでした。家族で美味しくいただきました、機会があれば又購入したいと思います。
みはやみかんは甘さが濃厚でジューシーでした。サイズは揃っていた方がいいかなぁと思いました。また来年も是非購入したいと思います。
グリーンジャンクションさんのみはやは、例年12月下旬〜1月下旬ごろのお届けです。シーズンが短いので、気になる方は早めにご用意しておくと安心です。
→ グリーンジャンクションの無農薬みはや(10kg)はこちら
参考
【参考】農薬を使わずに、なぜみかんが育つのか?という話はこちらです。
まとめ:みはやは「色と果汁」を楽しむ柑橘
今日のお話を、まとめますね。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| どんな柑橘? | 農研機構が育て、2014年に品種登録された新しい柑橘 |
| 親 | 津之望 × みかんタイプの育成系統 |
| 見た目 | 皮も果肉も、濃い紅色 |
| 味 | 果汁たっぷりで、甘すぎず、さっぱり。オレンジに近い風味 |
| 時期 | 11月下旬〜1月ごろ(当ショップは12月下旬〜1月下旬) |
| 食べ方 | 皮がむきにくいので、ナイフでカットがおすすめ |
| 保存 | 箱から出して、風通しのいい涼しい場所に |
みはやは、まだスーパーではあまり見かけない品種です。
濃厚な甘さの柑橘とはちがいますが、さっぱりした柑橘が好きな方には、ぜひ一度食べてみてほしいですね。
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!
このサイトは、農家直送のフルーツショップ「ときわオンライン」が運営する、フルーツお役立ちサイトです。
ショップでは、安心安全にこだわった農家さんの『無農薬フルーツ』やスーパーに出回ることのない『新品種のフルーツ』など取り揃えています。ご興味があれば見にきて下さい。
