
こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。
洋梨の食べ頃は、軸のまわり(首のあたり)を指でそっと押して、少しやわらかく感じたときです。あわせて、甘い香りが強くなるのもサイン。硬いうちは冷蔵庫に入れず、常温で追熟させてください。
洋梨って、和梨みたいに「買ってきて、すぐ食べる」ができないのが、ちょっとやっかいなところですよね(笑)
でも個人的には、この「食べ頃を待つ時間」も、洋梨の楽しみのひとつだと思っています。
当ショップでも、毎年11月下旬ごろから新潟のルレクチェをお届けしていて、
「届いたけど、まだ硬い。いつ食べたらいいの?」
「冷蔵庫に入れていいの?」
という声を、よくいただきます。
そこで今日は、
- 洋梨の食べ頃の見分け方(品種ごとのちがい)
- 家でできる追熟のやり方
- 食べ頃を過ぎたときのサイン
- 洋梨の切り方・むき方
を、まとめてみました。
それでは、いきましょう!
洋梨は「追熟」してから食べる果物

洋梨(西洋なし)は、木になっているときは、まだ硬くて甘みも香りも少ない果物です。
収穫してから、しばらく置いておくことで、
- 果肉がやわらかく、とろっとしてくる
- 甘みが増す
- 香りが強くなる
と変わっていきます。
これを「追熟(ついじゅく)」といいます。
写真は、木になっているルレクチェ。まだ緑色で、カチカチです。
和梨の幸水や豊水は、木の上で熟したものを収穫して、すぐに食べられますよね。
ところが洋梨は、木になったままでは、追熟したあとのようなやわらかさや美味しさは出ないそうです。なので、硬いうちに収穫して、あとから熟させるのが基本なんですね。
なので、お店や産地から届いた時点では、
「まだ食べ頃の手前」
ということも、よくあります。
ここで慌てて食べると、
「硬くて、甘くない……洋梨って、こんなもの?」
となってしまうので、もったいないんですよね。
食べ頃の見分け方【3つのサイン】

先に結論
- さわる:軸のまわり(首のあたり)を指でそっと押して、少しやわらかい
- 香り:顔を近づけると、甘い香りがふわっとする
- 色:品種による。ルレクチェなどは黄色に変わるが、ラ・フランスは緑のまま
いちばん頼りになるのは、さわって確かめることです。
洋梨は、首(軸のまわり)のあたりから先にやわらかくなるので、ここをチェックします。
強く押すと、そこから傷んでしまうので、親指の腹で、そっとがコツです。
品種によって、色の変わり方がちがう
洋梨には、いろいろな品種があります。
食べ頃の「色」の出かたが品種でちがうので、表にまとめてみました。
| 品種 | 主な時期 | 食べ頃の見た目 | 見分けのポイント |
|---|---|---|---|
| バートレット | 9月ごろ | 緑から黄色っぽくなる | 色と、首のやわらかさ |
| オーロラ | 9月ごろ | 皮の多くが茶色っぽい「さび」におおわれる | 色では分かりにくい。首のやわらかさと香り |
| マルゲリット・マリーラ | 9月ごろ | 黄色みをおびる。500g以上になる大玉 | 首のやわらかさと香り |
| ラ・フランス | 11月〜12月ごろ | 熟しても緑のまま(少し黄色みをおびる程度) | 色では分からない。首のやわらかさと香り |
| ルレクチェ | 11月下旬〜12月ごろ | 緑からあざやかな黄色に変わる | 全体が黄色+首がやわらかい+香り |
※時期は、お店に出回るおおよその目安です。産地や年によって前後します。
いちばん迷いやすいのが、ラ・フランスです。
熟しても色がほとんど変わらないので、
「いつまで待てばいいの?」
となりやすいんですよね。
ラ・フランスは、色ではなく、さわって香りをかぐ。これで判断してください。
逆に、ルレクチェは色がはっきり変わるので、はじめての方でも分かりやすい洋梨です。
参考
【参考】洋梨とラ・フランスはどう違うのか、ルレクチェとの比べ方は、こちらで書いています。
家でできる、洋梨の追熟のやり方

届いた洋梨や、買ってきた洋梨がまだ硬いときは、常温で追熟させます。
追熟のやり方
- 冷蔵庫には入れない。室内の常温に置く
- 直射日光・暖房の風が当たらない、涼しいところに置く
- 乾燥が気になるときは、新聞紙でふんわり包む
- 毎日1回、首のあたりをそっと押して、やわらかさを確かめる
- やわらかくなって香りが出てきたら、食べる1〜2時間前に冷蔵庫で冷やす
追熟にかかる日数は、品種や、届いた時点の熟し具合で変わります。
秋田県の資料によると、収穫したばかりの洋梨なら、室温(15〜20度)で10〜30日ほどかかるそうです。
ただ、お店に並んでいるものや産地から届くものは、ある程度まで追熟が進んでいることが多いです。家では、毎日様子を見ながら、数日〜1週間ほどを目安にしてみてください。
吹上農園さんの「追熟の案内」が分かりやすい
当ショップでお届けしている、佐渡島の吹上農園さんのルレクチェには、箱の中に追熟の案内が入っています。
これが、とても分かりやすいので紹介しますね。
- 追熟に向いている温度は、10〜20度くらい
- 20度以上のところに長く置くと、味が落ちる
- 5度以下だと、中が硬いままで、香りが出ない
- 早く熟させたい → 箱に入れたまま、20度くらいの室内に
- ゆっくり熟させたい → 箱から出して、10度くらいの風通しのよいところに
- 冷蔵庫は乾燥するので、入れない
「冷蔵庫に入れると追熟が止まる」とはよく聞きますが、5度以下だと香りまで出なくなるというのは、農家さんならではの話だなと思います。
ちなみに吹上農園さんは、産地で9割ほど追熟させてから出荷しているそうです。届いてからの「待ち時間」が短いのは、うれしいところですね。
早く熟させたいときは、りんごと一緒に
「早く食べたい!」というときは、りんごと一緒にポリ袋に入れて、口を軽く閉じておく方法もあります。
りんごから出る「エチレン」というガスには、果物の熟成を進めるはたらきがあるそうです。
ただし、熟すスピードが一気に上がるので、毎日こまめに確かめるようにしてください。
食べ頃を過ぎたサインと、早すぎたとき

洋梨で、いちばんもったいないのが「待ちすぎ」です。
洋梨は、熟しすぎると果肉が茶色く変わってしまいます。しかも、外からは分かりにくく、切ってみたら中が茶色かったということもあるそうです。
こんなサインが出ていたら、熟しすぎの合図です。
- 首のあたりが、ぶよぶよにやわらかい
- 皮にしわが寄ってきた
- 皮に黒っぽい斑点が増えてきた
- 香りが甘いを通りこして、お酒っぽいにおいになってきた
「少しやわらかい」と感じたら、その日か翌日に食べる。
これくらいの気持ちでいると、失敗しにくいと思います。
食べ頃になったのに、すぐに食べられないときは、冷蔵庫の野菜室へ。熟すのがゆっくりになるので、2〜3日くらいは持たせやすくなります。
逆に、切ってみたらまだ硬くて、甘みが少なかったときは、どうするか。
一度切ってしまったものは、追熟させるのは難しいので、コンポートやジャムなど、火を通して食べるのがおすすめです。
まだ切っていない残りの洋梨は、常温に戻して、もう数日待ってあげてくださいね。
参考
【参考】硬いまま切ってしまった洋梨の、コンポートの作り方はこちらです。
洋梨の切り方・むき方

切り方は、りんごとほぼ同じです。
- 縦半分に切る
- さらに縦に切って、4〜6等分にする
- 芯と種を、包丁で斜めに切り落とす
- 皮をむく
熟した洋梨はやわらかいので、皮をむくときは、包丁を動かすより、洋梨を少しずつ回すようにすると、つぶれにくいです。
よく熟して、とろとろになったものは、縦半分に切って、スプーンですくって食べるのもアリですよ。
洋梨も、りんごと同じように、切ってしばらく置くと茶色く変わってきます。食べる直前に切るのがいちばんです。
参考
【参考】ルレクチェの食べ頃のサインや、おすすめの食べ方は、こちらで詳しく書いています。
新潟のルレクチェ(西村果樹ガーデン・吹上農園)
最後に、当ショップでお届けしている洋梨を紹介させてください。
新潟のルレクチェです。
ルレクチェは、熟すとあざやかな黄色になって、濃厚な甘さと、華やかな香りが楽しめる洋梨です。
ときわオンラインでは、2つの農園さんのルレクチェをお届けしています。
- 西村果樹ガーデンさん(新潟県加茂市):農薬を一般的な量の半分以下におさえた「特別栽培」。黒酢やヨーグルトを肥料に混ぜて育てているそうです
- 吹上農園さん(新潟県佐渡島):米ぬかの堆肥を使って栽培。産地で9割ほど追熟させてから出荷
ここまで読んでいただいた方なら、ルレクチェは「色が教えてくれる」ので、食べ頃の見きわめがラクな洋梨だと分かると思います。
洋梨の食べ頃に自信がない方にこそ、個人的にはおすすめしたい洋梨です。
お客さんからは、こんな声をいただいています。
まず届いた果実を手に取ると大きくてずっしりしている。香りも素晴らしい。毎年亡くなった恩師の奥様にル・レクチェを贈っているが、びっくりしたそうです。
またリピ致しますね。
お世話になった方への贈答用に送りました。あまり、洋梨が知られてなさそうな地域なので、しっかりした商品を選定させて頂き、好評だったようです。
佐渡島に旅行に行って、特産だとしりましたが、旅行の時は、販売されてなく、ネットで購入しました。柔らかい食感で、とても食べやすかったです。機会がありましたら、また購入したいと思います。
お歳暮など、贈り物に選んでくださる方が多いのも、ルレクチェの特徴です。
ルレクチェは、例年11月下旬ごろから12月中旬ごろまでのお届けです。出回る期間がひと月ほどと短いので、気になる方は早めにご用意しておくと安心です。
まとめ:洋梨は「首をそっと押して、香りをかぐ」
今日のお話を、まとめますね。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 食べ頃のサイン | 首(軸のまわり)が少しやわらかい+甘い香り |
| 色 | ルレクチェなどは黄色に変わる。ラ・フランスは緑のまま |
| 追熟の場所 | 常温(10〜20度くらい)。直射日光・暖房の風はさける |
| 冷蔵庫 | 硬いうちは入れない。食べる1〜2時間前に冷やす |
| 早く熟させたい | りんごと一緒にポリ袋へ。毎日確かめる |
| 熟しすぎのサイン | ぶよぶよ・しわ・黒い斑点・お酒っぽいにおい |
| 切り方 | 縦に4〜6等分して芯を取り、皮をむく。食べる直前に切る |
洋梨は、ちょっとだけ手間がかかる果物です。
でも、そのぶん、食べ頃をぴたっと当てたときの「とろっ」とした食感と香りは、ほかの果物ではなかなか味わえません。
ぜひ、毎日そっと首をさわりながら、食べ頃を待ってみてくださいね。
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!
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