
こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。
ルレクチェの値段は、通販だと1個あたりおよそ700〜1,800円。2kgの箱(5個前後)で、4,000〜8,000円くらいが目安です。
洋梨1個に1,000円前後と聞くと、ちょっと身構えますよね(笑)
でも、育て方や届くまでの手間を知ると、個人的には「そりゃこの値段になるわ」と納得してしまう果物なんです。
新潟の冬の洋梨、「ルレクチェ」。
「西洋梨の貴婦人」とも呼ばれる、香りのとても華やかな洋梨です。
お歳暮の時期が近づくと、
「ルレクチェって、1個いくらなの?」
「なんでこんなに高いの?」
と気になる方も多いと思います。
今日は、
- ルレクチェの値段の相場(1箱・1個あたり)
- なぜルレクチェは高いのか
- うちで扱っている2つの農家さんのルレクチェ
- 値段で失敗しない選び方
を、果物屋の目線でまとめました。
それでは、いきましょう!
ルレクチェの値段は、1個あたり約700〜1,800円

先に答えをお伝えします。
先に結論
- ルレクチェの値段は、2kg(5個前後)の箱で、4,000〜8,000円くらい(送料込みのお店が多い)
- 1個あたりにすると、だいたい700〜1,800円
- 1玉500g以上の大玉を2玉だけ箱に入れた贈答用は、1個3,000円を超えるものもある
- 出回るのは11月下旬〜12月の、ひと月ほど
これは、新潟の農家さんの通販サイトなどで、2026年10月28日に僕が見た今シーズンの値段をもとにしています。
| お店・商品 | 値段 | 1個あたりの目安 |
|---|---|---|
| 新潟の農家さんの通販(贈答用2kg・4〜7個) | 5,600円(送料込) | 約800〜1,400円 |
| 同じ農家さんの家庭用2kg(4〜7個) | 5,080円(送料込) | 約730〜1,270円 |
| 同じ農家さんの贈答用 大玉2玉(1玉500〜600g) | 6,120円(送料込) | 約3,060円 |
| 新潟の物産店(2kg・5個前後・2025年産) | 4,000円(送料は別ページ) | 約800円 |
※値段は時期や年によって変わります。
見てのとおり、同じ2kgでも、贈答用か家庭用か、大玉かどうかで値段が変わります。
家庭用は「味は同じで、ちがうのは見た目だけ」と書いているお店もありました。
ちなみに、新潟県では「ル レクチエ」と書くのが正式な表記だそうです。
この記事では、よく使われている「ルレクチェ」で書いていきますね。
ルレクチェが高い4つの理由

では、なぜルレクチェはこんなに高いのか。
調べてみると、ちゃんと理由がありました。
① 作っている量が、とても少ない
ルレクチェは、国内の約8割が新潟県で作られている洋梨です。
新潟県の資料などによると、生産量は年間2,000トンほどだそうです。
全国でいろんな品種が作られている和梨とくらべると、ほんのわずか。
出回る量が少ないので、そのぶん値段も上がるわけですね。
② 育てるのが難しい
ルレクチェは、病気に弱く、育てるのがとても難しい品種です。
明治36年(1903年)ごろにフランスから新潟に入ってきたそうですが、はじめは育て方が分からず、失敗が続いたんだとか。
新潟の農家さんたちが長い年月をかけて、ようやく育て方を確立したんです。
写真は、新潟・加茂市の西村果樹ガーデンさんの畑。
実をひとつずつ黄色い袋で包んで、キズや虫から守りながら育てています。
この手間が、そのまま値段に表れているんですね。
③ 収穫してから、40日も寝かせる
洋梨は、木になったままでは美味しくならない果物です。
ルレクチェの場合、10月中旬ごろに収穫してから、約40日間ねかせて(追熟させて)、やっと食べ頃になります。
そのあいだ、温度を管理しながら、じっくり待つんです。
収穫してすぐお金になる果物とちがって、40日ぶんの手間と場所がかかるわけですね。
④ 出回るのは、ひと月ほど
そうして食べ頃になったルレクチェが出回るのは、11月下旬から12月の、ひと月ほど。
1年のうち、この時期にしか買えません。
「作る量が少ない × 手間がかかる × 出回る期間が短い」。
この3つがそろっているので、ルレクチェは高級な洋梨になっているんです。
参考
【参考】ルレクチェの味や、食べ頃の見分け方は、こちらで詳しく書いています。
うちのルレクチェは、1個あたり約830〜1,800円

さて、うちのショップでも、新潟の2つの農家さんのルレクチェをお届けしています。
正直に書くと、相場とくらべて、うちのルレクチェは少し高めです。
| 農家さん・内容量 | 値段(送料込) | 1個あたりの目安 |
|---|---|---|
| 吹上農園(佐渡)1.5kg・3〜5玉 | 5,380円 | 約1,080〜1,790円 |
| 西村果樹ガーデン(加茂市)2kg・5〜7個 | 7,980円 | 約1,140〜1,600円 |
| 西村果樹ガーデン(加茂市)3kg・9〜12個 | 9,980円 | 約830〜1,110円 |
| 西村果樹ガーデン(加茂市)4kg・10〜14個 | 11,980円 | 約860〜1,200円 |
※北海道は別途500円、沖縄へはお届けできません。
では、その少しの差は、どこから来ているのか。
それぞれの農家さんのルレクチェを紹介しますね。
吹上農園さん:食べ頃の9割まで、産地で仕上げて届ける
吹上農園さんは、新潟・佐渡島の羽茂(はもち)という地域の農園です。
トキがくらす佐渡島で、米ぬかの堆肥を使ってルレクチェを育てています。
新潟県の果樹品評会では、吹上農園さんのルレクチェが平成16年度に「最優秀賞」、平成29年度に「最優良賞」をとっているそうです。
そして、僕がいちばんいいなと思っているのが、届け方です。
ルレクチェは、食べ頃の見きわめがとても難しい果物です。
早すぎると硬く、置きすぎると傷んでしまう。
そこで吹上農園さんは、産地で9割ほど追熟させてから出荷しています。
箱の中には、追熟の目安の色や、保存のしかたの案内も入っています。
「高いのに、硬くて美味しくなかった」という失敗をさせないための、ひと手間なんですね。
1個ずつネットに包まれて、白い箱に入って届きます。
実際に、吹上農園さんのルレクチェを買ってくださったお客様から、こんなレビューをいただいています。
佐渡島に旅行に行って、特産だとしりましたが、旅行の時は、販売されてなく、ネットで購入しました。柔らかい食感で、とても食べやすかったです。機会がありましたら、また購入したいと思います。
佐渡の特産なのに、旅行の時期には出回っていない。
ルレクチェの「旬の短さ」がよく分かるレビューですね(笑)
西村果樹ガーデンさん:農薬を半分以下にした、黒酢ミネラル栽培

西村果樹ガーデンさんは、新潟・加茂市の果樹園です。
園主の西村一幸さんで5代目。
僕も2023年に畑へお邪魔したことがあるんですが、とにかく元気な方です。
お米の話を始めると、こだわりの話が止まらなくなります(笑)
西村さんのところでは、黒酢やヨーグルトを肥料に混ぜる「黒酢ミネラル栽培」をしています。
木の力を高めることで、農薬を、決められた量の半分以下に減らしているそうです。
始めたころは全然うまくいかず、虫や病気で収穫量がガクッと減ったこともあったんだとか。
それでも、もう20年以上この育て方を続けているそうです。
ルレクチェは、この化粧箱に入って届きます。
贈り物にもしやすいので、お歳暮で選ばれる方も多いですね。
毎年ルレクチェを食べているというお客様から、こんなレビューをいただきました。
毎年、ルレクチェを食べていますが、今回が一番美味しかったです。色々肥料などにもこだわられているようで来シーズンも楽しみにしています。
毎年食べている方に「一番美味しかった」と言ってもらえるのは、本当にうれしいです。
参考
値段で失敗しない、ルレクチェの選び方

最後に、値段で失敗しないための選び方をまとめておきます。
選び方のコツ
- はじめて食べるなら:少なめの箱で、まず味を知る(1.5kg・2kgなど)
- 贈り物にするなら:化粧箱や、見た目のきれいな贈答用を選ぶ
- 家族でたっぷり食べるなら:3kg・4kgのほうが、1個あたりは安くなる
- 1個あたりの値段は「箱の値段 ÷ 個数」で比べる。送料込みかどうかも見ておく
1人1個で、ちょうど満足
ルレクチェは、1個が300〜400gくらいある大きな洋梨です。
1個を切り分ければ、2〜3人で楽しめるくらい。
家族4人なら、2kg(5〜7個)で何日かに分けて楽しめる量ですね。
届いたら、冷蔵庫に入れない
せっかくの高い果物なので、ここだけは気をつけてください。
ルレクチェは、届いてからも追熟が進む果物です。
吹上農園さんの案内によると、10〜20度くらいの場所に置くのがよくて、冷蔵庫は乾燥するので入れないほうがいいそうです。
全体が黄色くなって、甘い香りがしてきたら食べ頃。
食べる1〜2時間前に冷やすと、美味しくいただけます。
参考
【参考】届いた洋梨の追熟のやり方や、食べ頃の見分け方は、こちらで詳しく書いています。
出回るのは、だいたい12月中旬ごろまで
うちで扱っている2つの農家さんは、例年11月下旬から出荷して、12月中旬ごろで終わることが多いです。
……と言いつつ、西村果樹ガーデンさんのルレクチェは、年によっては年明けまであることも。
去年は、なんと2月上旬まであったそうです(笑)
なので、運がよければ、クリスマスや年末年始のテーブルにルレクチェ、なんてことも。
ただ、こればっかりはその年の実り次第なんですよね。
お歳暮や年末の贈り物に確実に使いたい方は、早めにご用意しておくと安心です。
まとめ:1個1,000円前後は、40日の手間の値段
今日のお話を、まとめますね。
- ルレクチェの値段は、1個あたり約700〜1,800円。2kgの箱で4,000〜8,000円くらい
- 大玉を2玉だけ入れた贈答用は、1個3,000円を超えるものもある
- 高い理由は、作る量が少ない・育てるのが難しい・40日の追熟・出回るのはひと月ほど
- 選ぶときは「箱の値段 ÷ 個数」と、送料込みかどうかで比べる
- 届いたら冷蔵庫に入れず、10〜20度くらいの場所で追熟させる
個人的には、ルレクチェの値段は「果物の値段」というより、農家さんが1年と40日かけた手間の値段だと思っています。
そう思って食べると、あの香りがまた特別に感じられるんですよね。
1年のうち、ほんの短いあいだしか出会えない、冬の洋梨。
今年の冬は、ぜひ一度味わってみてください。
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!
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