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すっぱいみかんを甘くする方法!揉む・温める・置くの本当の理由

2025年11月28日

すっぱいみかん 甘くする 揉む

こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。

すっぱいみかんは、手のひらで軽く揉む・少し温める・涼しい場所に数日置くと、酸味がやわらいで甘く感じやすくなると言われています。ただし、どの方法も糖度が増えるわけではなく、変わるのは「酸っぱさの感じ方」です。

箱でみかんを買ったら、思ったより酸っぱかった。

「うわっ、酸っぱい!」と、家族がだれも手を出さなくなってしまった。

そんな経験、ありませんか?

今日は、

  • すっぱいみかんを、甘く感じやすくする3つの方法
  • それぞれ「なぜ甘く感じるのか」の本当の理由
  • それでも酸っぱいときの使い道
  • 酸っぱくしないための保存のしかた

を、県の果樹試験場の研究などをもとに、果物屋の目線でまとめました。

それでは、いきましょう!


すっぱいみかんを甘く感じやすくする3つの方法

並んだみかん

先に、3つの方法をまとめますね。

先に結論

  • 手のひらで軽く揉む:いちばん手軽。ただし効果は小さめ
  • 少し温める:温かいほうが、舌が甘さを感じやすい
  • 涼しい場所に数日置く:置いているあいだに、酸(クエン酸)が少しずつ減る
  • どの方法も、糖度が上がるわけではない
方法 手軽さ なぜ甘く感じる?
手のひらで軽く揉む ★★★★★ 酸っぱさがやわらぐと言われている(効果は小さめ)
少し温める ★★★☆☆ 温かいほうが、舌が甘さを感じやすい
涼しい場所に数日置く ★★★★☆ 置いているあいだに、酸(クエン酸)が少しずつ減る

みかんの味は、甘さ(糖)と酸っぱさ(酸)のバランスで決まります。

同じ甘さでも、酸っぱさが少ないほうが、人は「甘い」と感じるんですね。

みかんの酸っぱさのもとは、主にクエン酸です。

つまり、すっぱいみかんを甘くするコツは、「糖を増やす」ではなく、「酸っぱさをやわらげる」なんです。


方法1:手のひらで軽く揉む

みかんを手のひらで揉む

いちばん手軽なのが、みかんを手のひらで揉む方法です。

僕自身も、どんなみかんでも、とりあえず一回は"もみもみ"してから食べる派です。

クセみたいになっています(笑)

やり方

  1. 皮つきのまま、みかんを手のひらにのせる
  2. 両手でやさしく揉む、またはテーブルの上でコロコロ転がす
  3. 力いっぱい握りつぶさず、「軽くマッサージする」くらいで

ポイント: 揉んだみかんは傷みやすくなるので、食べる直前に、食べる分だけ揉みましょう。

揉むと、本当に甘くなる?

正直に言うと、大きく甘くなるわけではありません。

生協(エフコープ)が試したところ、揉んだみかんも、何もしないみかんも、糖度計で測った糖度はほとんど同じだったそうです。

ただ、食べ比べた12人のうち9人が「揉んだり転がしたりしたほうが甘い」と答えたとのこと。

みかんは、傷がついたり刺激を受けたりすると呼吸が活発になって、そのときに酸(クエン酸)が使われるので、酸っぱさがやわらぐ、という説明がよくされています。

いっぽうで、千葉大学の先生は「数時間で甘く変わることはない」とも話しているそうです。

なので、揉むのは「劇的に甘くなる裏技」というより、「ちょっと食べやすくなるかもしれない、昔ながらのひと工夫」くらいに考えておくのがいいと思います。


方法2:少し温める

みかんを電子レンジで温める

2つめは、みかんを少し温める方法です。

皮をむいたみかんを、電子レンジで10〜20秒ほど、ほんのり温めます。

温めすぎると煮えたようになるので、気をつけてくださいね。

温めると甘く感じる理由

舌は、冷たいものより、温かいもののほうが甘さを感じやすいという性質があります。

なので、少し温めると、同じみかんでも甘さを感じやすくなる、と言われています。

焼きみかんが甘く感じるのも、これが理由のひとつだと考えられています。

訂正とお詫び

以前この記事で、「温めるとクエン酸が熱で揮発して酸味が減る」と書いていましたが、間違いでした。

クエン酸は、電子レンジで温めるくらいの温度では、蒸発したり、なくなったりはしません。

お詫びして訂正します。


方法3:涼しい場所に数日置く

みかん 貯蔵 酸が抜ける

3つめは、涼しい場所に、しばらく置いておく方法です。

みかんは、収穫したあとも生きていて、置いているあいだに酸(クエン酸)が少しずつ減っていきます。

いっぽうで、糖度はほとんど変わらないそうです。

長崎県の果樹試験場の研究でも、貯蔵しているあいだにクエン酸が減ることが確かめられています。

「蔵出しみかん」が甘いのも、このしくみ

年明けに出てくる「蔵出しみかん」は、収穫したみかんを蔵で寝かせてから出荷するみかんです。

和歌山県の資料にも、「貯蔵したみかんは、酸が抜け、まろやかな味に仕上がる」と書かれていました。

ちなみに、蔵出しみかんのように何か月も貯蔵すると、水分が少し抜けて、糖度が1度ほど上がることもあるそうです。

家で置いておくときのコツ

愛媛県の資料では、「とってすぐのみかんは酸味が強いので、1〜2日部屋に置くと、おいしく食べられる」と紹介されていました。

ただ、酸が減るペースはゆっくりで、みかんによっては、置いてもあまり変わらないこともあります。

数日〜1週間ほど様子を見るくらいの気持ちで、試してみてください。

置き方のポイント

  • 涼しくて風通しのよい場所に置く(暖房の効いた部屋やこたつの上は避ける)
  • 箱から出して、なるべく重ねずに並べる
  • 傷んだみかん、カビたみかんは、すぐに取りのぞく

それでも酸っぱいときは、料理やジュースに

半分に割ったみかん

いろいろ試しても酸っぱいみかんは、酸味を生かした使い方がおすすめです。

  • ジャム:砂糖と煮詰めると、酸味がちょうどいいアクセントに
  • ドレッシング・ポン酢:果汁を、お酢やレモンのかわりに
  • 炭酸割り:しぼった果汁を炭酸水で割ると、さっぱりしたドリンクに

皮まで使うなら、農薬やワックスを使っていないみかんだと安心です。


酸っぱくしないための保存のしかた

カゴに入れたみかん

せっかくのみかんを美味しく食べきるには、保存のしかたも大事です。

農林水産省によると、みかんは8〜10℃くらいの涼しい場所で、湿気を避けて、網カゴなどに重ねずに置くのがいいそうです。

みかんのカビ(青かび病・緑かび病)は、皮の傷から入るので、落としたり、強く揉んだりしたみかんは、早めに食べてくださいね。

 

参考

【参考】みかんを長持ちさせる保存方法は、こちらでまとめています。

→ みかんの保存方法!箱買いしても長持ちさせるコツ

→ みかん10kgでも余裕で食べ切れる“保存の裏ワザ”教えます。

【参考】みかんは、時期によって酸っぱさが変わります。時期ごとの味のちがいはこちらです。

→ 温州みかんとは?読み方・品種・旬の時期を果物屋が解説


うちで扱っているみかん

グリーンジャンクション 田村さん

うちのショップでは、農家さんのみかんを、農家直送でお届けしています。

● 和歌山のグリーンジャンクションさん

農薬を使わずに育てた紀州のみかんです。皮まで安心して使えます。

写真は、グリーンジャンクションさんの畑です。

→ グリーンジャンクションの無農薬みかんはこちら

● 愛媛・八幡浜のマルナカ農園さん

訳ありのみかんを、お手頃な価格でお届けしています。

→ マルナカ農園の訳ありみかんはこちら

→ 農家直送のみかん一覧はこちら


まとめ:すっぱいみかんは「酸っぱさをやわらげる」

ポイント 内容
甘く感じるしくみ 糖が増えるのではなく、酸っぱさがやわらぐ
揉む 手軽。ただし効果は小さめ。食べる直前に、軽く
温める 電子レンジで10〜20秒。温かいほうが甘さを感じやすい
置く 涼しい場所に数日〜1週間。置くあいだにクエン酸が少しずつ減る
それでも酸っぱい ジャム・ドレッシング・炭酸割りに
保存 8〜10℃くらいの涼しい場所で、重ねずに。傷んだものは取りのぞく

すっぱいみかんも、ひと工夫で食べやすくなります。

「酸っぱいから」とあきらめずに、ぜひ試してみてください。

本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!

このサイトは、農家直送のフルーツショップ「ときわオンライン」が運営する、フルーツお役立ちサイトです。

ショップでは、安心安全にこだわった農家さんの『無農薬フルーツ』やスーパーに出回ることのない『新品種のフルーツ』など取り揃えています。ご興味があれば見にきて下さい。

→ときわオンライン(ショップ)はこちら

  • この記事を書いた人

ヨシハマ リョウジ

農家直送フルーツショップ「ときわオンライン」店長
スーパーでは手に入らない『無農薬フルーツ』や『地域オリジナル品種』のフルーツを探し求めて、全国の農家さんに会いにいっています。
夏場は石垣島にある「ときわマンゴー園」で農家として収穫作業。
また、「国産バナナを日本の食卓に広めたい!」という夢があり、石垣島で無農薬バナナを育てています。

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