
こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。
すっぱいみかんは、手のひらで軽く揉む・少し温める・涼しい場所に数日置くと、酸味がやわらいで甘く感じやすくなると言われています。ただし、どの方法も糖度が増えるわけではなく、変わるのは「酸っぱさの感じ方」です。
箱でみかんを買ったら、思ったより酸っぱかった。
「うわっ、酸っぱい!」と、家族がだれも手を出さなくなってしまった。
そんな経験、ありませんか?
今日は、
- すっぱいみかんを、甘く感じやすくする3つの方法
- それぞれ「なぜ甘く感じるのか」の本当の理由
- それでも酸っぱいときの使い道
- 酸っぱくしないための保存のしかた
を、県の果樹試験場の研究などをもとに、果物屋の目線でまとめました。
それでは、いきましょう!
すっぱいみかんを甘く感じやすくする3つの方法

先に、3つの方法をまとめますね。
先に結論
- 手のひらで軽く揉む:いちばん手軽。ただし効果は小さめ
- 少し温める:温かいほうが、舌が甘さを感じやすい
- 涼しい場所に数日置く:置いているあいだに、酸(クエン酸)が少しずつ減る
- どの方法も、糖度が上がるわけではない
| 方法 | 手軽さ | なぜ甘く感じる? |
|---|---|---|
| 手のひらで軽く揉む | ★★★★★ | 酸っぱさがやわらぐと言われている(効果は小さめ) |
| 少し温める | ★★★☆☆ | 温かいほうが、舌が甘さを感じやすい |
| 涼しい場所に数日置く | ★★★★☆ | 置いているあいだに、酸(クエン酸)が少しずつ減る |
みかんの味は、甘さ(糖)と酸っぱさ(酸)のバランスで決まります。
同じ甘さでも、酸っぱさが少ないほうが、人は「甘い」と感じるんですね。
みかんの酸っぱさのもとは、主にクエン酸です。
つまり、すっぱいみかんを甘くするコツは、「糖を増やす」ではなく、「酸っぱさをやわらげる」なんです。
方法1:手のひらで軽く揉む

いちばん手軽なのが、みかんを手のひらで揉む方法です。
僕自身も、どんなみかんでも、とりあえず一回は"もみもみ"してから食べる派です。
クセみたいになっています(笑)
やり方
- 皮つきのまま、みかんを手のひらにのせる
- 両手でやさしく揉む、またはテーブルの上でコロコロ転がす
- 力いっぱい握りつぶさず、「軽くマッサージする」くらいで
ポイント: 揉んだみかんは傷みやすくなるので、食べる直前に、食べる分だけ揉みましょう。
揉むと、本当に甘くなる?
正直に言うと、大きく甘くなるわけではありません。
生協(エフコープ)が試したところ、揉んだみかんも、何もしないみかんも、糖度計で測った糖度はほとんど同じだったそうです。
ただ、食べ比べた12人のうち9人が「揉んだり転がしたりしたほうが甘い」と答えたとのこと。
みかんは、傷がついたり刺激を受けたりすると呼吸が活発になって、そのときに酸(クエン酸)が使われるので、酸っぱさがやわらぐ、という説明がよくされています。
いっぽうで、千葉大学の先生は「数時間で甘く変わることはない」とも話しているそうです。
なので、揉むのは「劇的に甘くなる裏技」というより、「ちょっと食べやすくなるかもしれない、昔ながらのひと工夫」くらいに考えておくのがいいと思います。
方法2:少し温める

2つめは、みかんを少し温める方法です。
皮をむいたみかんを、電子レンジで10〜20秒ほど、ほんのり温めます。
温めすぎると煮えたようになるので、気をつけてくださいね。
温めると甘く感じる理由
舌は、冷たいものより、温かいもののほうが甘さを感じやすいという性質があります。
なので、少し温めると、同じみかんでも甘さを感じやすくなる、と言われています。
焼きみかんが甘く感じるのも、これが理由のひとつだと考えられています。
訂正とお詫び
以前この記事で、「温めるとクエン酸が熱で揮発して酸味が減る」と書いていましたが、間違いでした。
クエン酸は、電子レンジで温めるくらいの温度では、蒸発したり、なくなったりはしません。
お詫びして訂正します。
方法3:涼しい場所に数日置く

3つめは、涼しい場所に、しばらく置いておく方法です。
みかんは、収穫したあとも生きていて、置いているあいだに酸(クエン酸)が少しずつ減っていきます。
いっぽうで、糖度はほとんど変わらないそうです。
長崎県の果樹試験場の研究でも、貯蔵しているあいだにクエン酸が減ることが確かめられています。
「蔵出しみかん」が甘いのも、このしくみ
年明けに出てくる「蔵出しみかん」は、収穫したみかんを蔵で寝かせてから出荷するみかんです。
和歌山県の資料にも、「貯蔵したみかんは、酸が抜け、まろやかな味に仕上がる」と書かれていました。
ちなみに、蔵出しみかんのように何か月も貯蔵すると、水分が少し抜けて、糖度が1度ほど上がることもあるそうです。
家で置いておくときのコツ
愛媛県の資料では、「とってすぐのみかんは酸味が強いので、1〜2日部屋に置くと、おいしく食べられる」と紹介されていました。
ただ、酸が減るペースはゆっくりで、みかんによっては、置いてもあまり変わらないこともあります。
数日〜1週間ほど様子を見るくらいの気持ちで、試してみてください。
置き方のポイント
- 涼しくて風通しのよい場所に置く(暖房の効いた部屋やこたつの上は避ける)
- 箱から出して、なるべく重ねずに並べる
- 傷んだみかん、カビたみかんは、すぐに取りのぞく
それでも酸っぱいときは、料理やジュースに

いろいろ試しても酸っぱいみかんは、酸味を生かした使い方がおすすめです。
- ジャム:砂糖と煮詰めると、酸味がちょうどいいアクセントに
- ドレッシング・ポン酢:果汁を、お酢やレモンのかわりに
- 炭酸割り:しぼった果汁を炭酸水で割ると、さっぱりしたドリンクに
皮まで使うなら、農薬やワックスを使っていないみかんだと安心です。
酸っぱくしないための保存のしかた

せっかくのみかんを美味しく食べきるには、保存のしかたも大事です。
農林水産省によると、みかんは8〜10℃くらいの涼しい場所で、湿気を避けて、網カゴなどに重ねずに置くのがいいそうです。
みかんのカビ(青かび病・緑かび病)は、皮の傷から入るので、落としたり、強く揉んだりしたみかんは、早めに食べてくださいね。
参考
【参考】みかんを長持ちさせる保存方法は、こちらでまとめています。
→ みかん10kgでも余裕で食べ切れる“保存の裏ワザ”教えます。
【参考】みかんは、時期によって酸っぱさが変わります。時期ごとの味のちがいはこちらです。
うちで扱っているみかん

うちのショップでは、農家さんのみかんを、農家直送でお届けしています。
● 和歌山のグリーンジャンクションさん
農薬を使わずに育てた紀州のみかんです。皮まで安心して使えます。
写真は、グリーンジャンクションさんの畑です。
● 愛媛・八幡浜のマルナカ農園さん
訳ありのみかんを、お手頃な価格でお届けしています。
まとめ:すっぱいみかんは「酸っぱさをやわらげる」
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 甘く感じるしくみ | 糖が増えるのではなく、酸っぱさがやわらぐ |
| 揉む | 手軽。ただし効果は小さめ。食べる直前に、軽く |
| 温める | 電子レンジで10〜20秒。温かいほうが甘さを感じやすい |
| 置く | 涼しい場所に数日〜1週間。置くあいだにクエン酸が少しずつ減る |
| それでも酸っぱい | ジャム・ドレッシング・炭酸割りに |
| 保存 | 8〜10℃くらいの涼しい場所で、重ねずに。傷んだものは取りのぞく |
すっぱいみかんも、ひと工夫で食べやすくなります。
「酸っぱいから」とあきらめずに、ぜひ試してみてください。
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!
このサイトは、農家直送のフルーツショップ「ときわオンライン」が運営する、フルーツお役立ちサイトです。
ショップでは、安心安全にこだわった農家さんの『無農薬フルーツ』やスーパーに出回ることのない『新品種のフルーツ』など取り揃えています。ご興味があれば見にきて下さい。