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国産バナナの現状、沖縄のバナナ農家に会ってきました。アップルバナナが美味しすぎた!

国産バナナの現状、沖縄のバナナ農家に会ってきました。

こんにちは。「ときわオンライン」のヨシハマです。

先日、沖縄本島へバナナ農園の取材に行ってきました。
今回は、以前のブログでも少しお話ししていた、南城市の「グリーンフロッグファーム」勝連(かつれん)さんをはじめ、宜野座村(ぎのざそん)でバナナを育てている上江田さん、田福さんと、立て続けにお会いしてきました。

みなさんそれぞれ、
「どうやったら沖縄のバナナを全国に広げられるか」
「どうやったら安心・安全なバナナを届けられるか」

そんな思いを胸に、独自の栽培方法でチャレンジしている農家さんたちです。
お話を聞きながら、僕もかなり刺激を受けて帰ってきました。

いろいろお伝えしたいことは山ほどあるのですが、今日はその中でも、特に印象に残った“あるバナナ”について書いてみようと思います。


今、沖縄で急増中!「ナムワバナナ」の衝撃

今回お会いした農家さんたちが、今こぞって主力として育てている品種があります。
それが 「ナムワバナナ」 です。(別名:アップルバナナ)

もともとは、沖縄に国産バナナを普及させるために、10年ほど前にタイから苗を持ち込んだのが始まりだそうです。
そこからこの5~6年で、沖縄本島で一気に広がっているとのこと。

このナムワバナナ、とにかく特徴がハッキリしていて、おもしろいんです。

見た目

スーパーでよく見かけるバナナ(キャベンディッシュ種)より、二回りくらい太くて、ずんぐりした形
長さは半分~2/3くらいと短めです。

食感

一口食べるとまず、「あ、もっちりしてる!」とすぐ分かります。
中身がきめ細かくて、ぎゅっと詰まっていて、もっちり・ねっとり。食べ応え抜群です。

味わい

甘味はとても強いのに、不思議と甘ったるくない
「アップルバナナ」と呼ばれるだけあって、リンゴのような爽やかな香りがふわっと広がり、ほのかな酸味が全体をキュッと引き締めてくれます。

濃厚な甘さと、さっぱりした後味。
「これは…ちょっと別物のバナナだな」と思いました。


病害虫に強いナムワバナナ

沖縄には、「島バナナ」「アイスクリームバナナ」「銀バナナ」など、無農薬栽培に向いた品種がいくつかあります。

それでも今、特に ナムワバナナが急速に普及している理由 があって、
それが 「病害虫への圧倒的な強さ」 でした。

農家さんいわく、

「ナムワバナナは、ほとんど病気にならないし、虫もほとんどつかない」

とのこと。

味がしっかりおいしくて、しかも無農薬栽培に向いている。
だからこそ、安心安全にこだわる農家さんほど、ナムワバナナを選んでいる、という印象でした。


栽培の原点にある「共通の思い」

今回お会いした3人の農家さんに共通していたのは、
「安心安全なバナナを広げていきたい」 という強い思いです。

前にメルマガでも少し触れた、フィリピンのバナナ農園を追ったドキュメンタリー動画「毒の雨」という作品があります。
この話をすると、みなさん口をそろえて「知っています」とおっしゃっていました。

日本で一番食べられているフルーツはバナナですが、
その 約99%が外国産

そして、その多くが大量の農薬に頼った栽培である、という現状に、みなさん強い危機感を持っていました。

はっきりと言葉にはされていませんでしたが、
「自分たちの無農薬バナナで、この状況を少しでも変えたい」
そんな熱い想いを、会話の端々から感じました。

【こぼれ話】人生で一番おいしかったスムージー

これは完全に「こぼれ話」なのですが…

取材の途中で、グリーンフロッグファームの勝連さんが、
ナムワバナナを使ったスムージーを振る舞ってくれたんです。

これがもう、本当に衝撃レベルでおいしくて。

一口飲んだ瞬間、

「うわ、何これ…!?」

と、思わず声が出ました。
大げさじゃなく、人生で飲んだスムージーの中で一番おいしかった です。

コクがあって、濃厚で、クリーミー。
でも後味はスッと消えていく、あの感じ。

あまりにおいしくて、すぐにレシピを聞いちゃいました。

  • ナムワバナナ

  • アーモンドミルク

  • 甘酒(少し)

  • ブルーベリー

この4つだけ。
「なるほど、このコクはアーモンドミルクと甘酒か!」と納得しました。

ナムワバナナ自体が、一般的なバナナより粘りがあって、もっちりしているので、
そこにアーモンドミルクのコクと甘酒のまろやかさが合わさって、トロッと濃厚な口当たり になるんですね。

後味はブルーベリーの爽やかさでスッキリ。
もう、完璧なバランスでした。

あまりの感動で、
「これは家でも絶対に真似しよう」と心に決めて大阪に帰ってきました。


冷凍ナムワバナナで、1年中国産バナナを

このスムージーを飲んで、もう一つ強く感じたことがあります。

それは、

「ナムワバナナは、生で食べてももちろん最高だけど、スムージーにしたときにポテンシャルが最大限に発揮されるんじゃないか?」

ということ。

実際に、勝連さんだけでなく、上江田さん、田福さんも、
みなさん口をそろえて「冷凍のナムワバナナ商品を作りたい」とおっしゃっていました。

沖縄では一年を通してバナナは育ちますが、
冬場はどうしても生育がゆっくりになります。

そのため、

  • 冬にご注文をいただいても、お届けまでお待たせしてしまう

  • 収穫量が不安定になりやすい

といった課題があるのですが、
冷凍ナムワバナナであれば、1年中安定してお届けできる 可能性があります。

しかも、バナナは冷凍しても味がほとんど落ちません。

「毎朝のスムージーを無農薬バナナで作りたい」
という方にとっては、これはかなり心強い選択肢になると思います。

編集後記:沖縄の“庭先バナナ”と、これからの楽しみ

今回の取材で、個人的に一番びっくりしたのは、
「沖縄では、普通のお家の庭先にもバナナがなっている」 という光景でした。

畑の中にバナナがあるのはもちろん、
車で走っていると、民家の庭先にもふつうにバナナが実っているんです。

それくらい、沖縄はバナナ栽培に適した土地なんだと、肌で感じました。

そんな環境が日本国内にありながら、
日本で食べられているバナナの 99%が輸入 というのは、
やっぱりもったいないな、と改めて思いました。

今回、勝連さん・上江田さん・田福さん、この3人のバナナ農家さんに直接お会いして、

「沖縄の安心・安全なバナナを、全国の食卓に届けたい」

という気持ちが、僕自身の中でもよりハッキリしました。
農家さんたちの想いと、僕の想いは、完全に一致しているな、と。

近日中に、販売スタートします!

現在、勝連さん・田福さんのバナナは、すでに収穫・発送ができる状態になっています。

あとは、ときわオンラインの商品ページを仕上げるだけ
ただいま急ピッチでページを作成しています。

準備が整いましたら、メルマガやブログで改めてご案内しますので、
ぜひそのときはチェックしていただけると嬉しいです。

「国産・無農薬のナムワバナナ」
「スムージーで真価を発揮するアップルバナナ」

このあたりをキーワードに、わくわくしながら準備を進めています。

本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ときわオンラインのヨシハマでした。
それではまたー。

このサイトは、農家直送のフルーツショップ「ときわオンライン」が運営する、フルーツお役立ちサイトです。

ショップでは、安心安全にこだわった農家さんの『無農薬フルーツ』やスーパーに出回ることのない『新品種のフルーツ』など取り揃えています。ご興味があれば見にきて下さい。

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  • この記事を書いた人

ヨシハマ リョウジ

農家直送フルーツショップ「ときわオンライン」店長
スーパーでは手に入らない『無農薬フルーツ』や『地域オリジナル品種』のフルーツを探し求めて、全国の農家さんに会いにいっています。
夏場は石垣島にある「ときわマンゴー園」で農家として収穫作業。
また、「国産バナナを日本の食卓に広めたい!」という夢があり、石垣島で無農薬バナナを育てています。

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