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種子島で育てる無農薬の安納芋

ときわオンラインのヨシハマです、

ここ最近、1ヶ月ほどずっと種子島の安納芋農家さんを探していて、頭の中は安納芋のことで埋め尽くされていたのですが、

なんと、その安納芋農家さんがついに見つかりました!!嬉しい!!

種子島は安納芋の発祥の地なので、安納芋を育てている農家さんはたくさんいますが、なんでそんなに見つからなかったかというと、

理由は「無農薬」で育てている農家さんを探していたからです。

減農薬で育てている農家さんは、たくさんいます。でも無農薬となると、なかなか見つからなかったんですね。

それが、今回お声がけさせていただいたのは、農薬不使用、除草剤不使用、化学肥料不使用、で育てている農家さん「雨ゆき農園」さんです。

安心安全に意識が高く、自然を大事にする素晴らしい農家さんです。

いきなり、声を掛けさせていただいたにもかかわらず、話を聞いてくれて本当にありがたいです。

病気が発生して種子島が大打撃

実は3年ほど前に当ショップでは、種子島の日高農園さんの安納芋を取り扱っていたんですが、今はやっていないんです。

その理由は、4年前に種子島で「基腐病(モトグサレビョウ)」という病気が発生して、日高農園さんの畑が大きな被害にあったからです。

これは、日高さんだけじゃなくて、種子島の多くの農家さんに大打撃を与えました。

この病気はカビ菌なんですが、すごい厄介な病気で感染力がものすごく強いんです

一つの畑に出てしまうと、あっという間に畑全体に広がってしまって、芋はどんどん腐ってしまって収穫量は激減します。さらに種イモとしても使えません。

日高農園さんは、その影響でその年の収穫量は半分以下・・

日高さんは、「来年も病気が続くのであれば、安納芋を辞めるかもしれない。。」と言っていました。

そして、最悪なことに次の年も病気が出てしまい、またもや収穫量が激減。。

それで、3年前に日高農園さんは安納芋をやめてしまったんです

これは、日高農園さんだけじゃなく、種子島で安納芋を育てている農家さんに大打撃を与え、安納芋をやめてしまう農家さんが多く出てしまったんです

種子島で育てる「無農薬の安納芋」

そんなことがあって、ここ数年当店での安納芋の取り扱いはなかったのですが、僕が「安納芋が大好き!」というのもあって「やっぱり安納芋は取り扱いたい!」と思い、種子島の安納芋農家さんをずっと探していたんです

そこで、今回出会ったのが種子島の「雨ゆき農園」さん。

ホームページを見て「この農家さんは、素晴らしい!」、「絶対に、この農家さんの安納芋を取り扱いたい」と思ってメッセージを送ったところ「いいですよ」と軽く了承していただきました。(やったー!!)

実は、その前に何件かの農家さんに声をかけて断られていたので、飛び上がるほど嬉しかったです!!

冒頭にも言いましたが、雨ゆき農園さんは、「農薬不使用」、「除草剤不使用」、「化学肥料不使用」の農家さんで、完全に自然の力だけで安納芋を育てている農家さんです

コンセプトは「地球に寄り添う農業」とのことです素晴らしいですよね。

それから、園主の山崎さんとお電話させてもらって、栽培のこだわりや無農薬栽培の話をお聞きしていたんですが、気になる「基腐病」のことも聞いてみました。

種子島では、基腐病の影響は現在でも続いていて、周りの畑でも病気が出てしまった。という話はよく聞くそうです

でも、雨ゆき農園さんの畑では、「病気になる芋もあるけど、今のところは広がってはいない。」とのことです

理由を聞くと、「ずっと農薬を使わずに育ててきたので、芋自体に免疫力がついているのかもしれないです。」と言っていました。

僕も多くの無農薬農家さんとお話をしますが、この「免疫力」という話がよく出てきます。

人間と同じで、薬を使うと作物自体の免疫が弱くなって病気になりやすくなる。という話を多くの無農薬農家さんから聞きます。

これは、科学的に証明されているわけじゃないと思いますが、多くの無農薬農家さんが経験してることなので、「それは確実にあるかも、、」と思っています。

種子島産にこだわって探していた理由

最後に、僕が種子島産の安納芋にこだわった理由をお伝えさせてください。

結論から言うと、種子島産の安納芋は美味しいからです

安納芋の発祥の地は「種子島」です

以前は種子島でしか育てることのできない「種子島オリジナル品種」だったのですが、品種登録失効の関係で2014年から種子島以外でも育てることが可能になりました。

ただ、種子島産と他の地域を比べると「味」の違いがあるんですあの甘みと、ネットリ感、しっとり感がやっぱり違います。

なぜ、こんなに違うのでしょうか?

理由としては、安納芋は、「高温」、「多雨」、「多照」を好むと言われているので、種子島の気象条件が最適だったと考えられています。

また、島が平坦なため 海からのミネラル豊富な潮風を受けやすく、安納芋がおいしく育つ土壌になっているそうです

このことは、以前に日高農園さんからも聞いていて、確かに種子島の安納芋は甘味が強く、ネットリ感があってメチャメチャ美味しいんです

これが理由で「安納芋を取り扱うなら、絶対に種子島産がいい」と決めていました。

本当に焼き芋にするだけで、しっとりしたスイートポテトみたいになるので、「食べたことない」という方には、超おすすめしたいですね。

来週には受付スタートできそうです

ということで、いよいよ当店で「種子島の安納芋」が復活します!

現在、急ピッチで商品ページを作っているので来週あたりでは受付を開始できそうです

安納芋好きな方、

さつまいも好きな方、

安心安全を意識されている方、

種子島の「雨ゆき農園」さんの、無農薬安納芋を楽しみにしててください。

個人的にもメチャクチャ楽しみです

それでは、本日は以上です

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ときわオンラインヨシハマでした。

それでは〜、、

 

(11/25 追記)

いよいよ、安納芋がスタートしました!

→雨ゆき農園の無農薬安納芋はこちらです

 

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  • この記事を書いた人

ヨシハマ リョウジ

農家直送フルーツショップ「ときわオンライン」店長
スーパーでは手に入らない『無農薬フルーツ』や『地域オリジナル品種』のフルーツを探し求めて、全国の農家さんに会いにいっています。
夏場は石垣島にある「ときわマンゴー園」で農家として収穫作業。
また、「国産バナナを日本の食卓に広めたい!」という夢があり、石垣島で無農薬バナナを育てています。

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