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偶然の産物、ミニマンゴー

マンゴー手伝い・石垣島

現在、石垣島に来ています。

5月9日に着いて、5月19日まで石垣島なので、ちょうど10日間の石垣島滞在。

長い!!

ってこと、10日間も何をしているのか?というと

マンゴーの「玉吊り作業」をしているんです。

玉吊り作業=お日様に当てる作業

マンゴーの実が大きくなってくると、実の重みで垂れ下がってしまいます。

垂れ下がると、葉っぱの影にマンゴーの実が隠れてしまい、日光が当たらなくなって色付きが悪くなってしまいます。

よく見る、あのリンゴのようなキレイな赤色にならないんです。

そこで、マンゴーの実を一つ一つ紐で吊り上げて、お日様に当ててあげるんですね。

そうすると、マンゴーの実が綺麗な赤色になり、糖度も乗って甘~いマンゴーになるんです!

あの、赤くて美味しそうなマンゴーは、こういった作業を行なっているんですね。

そして、これが、ものすごい大変な作業なんです。

気が遠くなる数・・・

マンゴーの実は気が遠くなるほど、数が多いんですね。

数えたことがない(多すぎて数えきれない・・)ので、わかりませんが、2万個くらいは余裕であるのではないでしょうか。

(もっとあるかもしれない・・)

メチャメチャ多いですよね。

これだけの数を吊り上げると想像すると、大変なのがわかるかと思いますが、

さらに、

ときわマンゴー園は、一般的なマンゴー農家より大変なんです。

大変な理由は「摘果」

なぜかと言うと、

「ミニマンゴー」になるように育てているからです。

一般的なマンゴー農家だと、この玉吊り作業の時に「摘果」を行います。

(摘果とは、実を少なくし、木からの栄養を集中させ大きくしていく作業)

小さい実は、切り落としていくので全てを吊り上げないでいいのですが、

ただ、ときわマンゴー園では「ミニマンゴー」になるように育てているため、摘果は基本的に行いません。

全て吊り上げているんです!

これが、ものすごい時間がかかる・・・

そして、心が折れそうになるのは

吊っている時にマンゴーの実が落ちてしまうことです。

ハウスの中での叫び声

摘果しないと全てミニマンゴーになるわけではなくて、整理落下と言って、木自身が自然に実を落としてしまうんです。

(木が自分の体力を考えて、自然に落とすんですね)

どの実が整理落下するのか、見てもわかりません。

なので、吊っている最中に実が落ちてしまうことがものすごく多いんです。

「ポトッ」

「あーーーーーー!!」

と叫び声が、ハウスの中でよく聞こえます。

僕も、よく叫んでいます(笑)

収穫量は全体の5%

ミニマンゴーは栽培方法が確立されていなくて『偶然の産物』と言われています。

ときわマンゴー園でも、7年ほど試行錯誤しながらやっていますが、

「これでミニマンゴーが育つ!」という方法が確立できていません。

初めの頃に比べると、ミニマンゴーになる量は増えてはいますが、それでも全体の5%くらいしか、収穫できないんですね。

ほんと難しいです・・・

それでも、

今年は例年に比べて多いような気がします。

仮説検証を繰り返してきて、徐々にではありますが収穫量が増えていますね。

今後も試行錯誤を続けていこうと思います。

今年の受付開始は5月21日

今年のマンゴーの予約受付は、5月21日(日)午前9時からです。

これまでは、日付が変わった瞬間の0時から受付スタートでしたが、

「夜の0時だと、眠くて起きていられない・・」

と言う要望が多かったので、今年から午前9時にしました。

しかも、日曜日ということで、お仕事がお休みの方も多いのではないでしょうか。

ときわマンゴー園のマンゴーは、ありがたいことに毎年すごい人気となっています。

受付数時間で予約数量に達して『予約分は完売』ということもよくあります。

(予約時間を見て、パソコンやスマホで待ち受けているお客様がいらっしゃるのか!と思うと、本当に感謝しかないですね)

去年も、完売になった後に「今年の受付はまだですか?」

と言う問い合わせが数件あって「実は完売になったんです・・」というやりとりを何度かしました。

「確実にゲットしたい!」という方は、5月21日午前9時の予約開始をチェックして下さい。

ちなみに、ミニマンゴーは収穫量が少ないため、公式サイトのみの予約受付となります。

それでは、本日は以上となります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは~、、、

→ときわマンゴーはこちら

 

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  • この記事を書いた人

ヨシハマ リョウジ

農家直送フルーツショップ「ときわオンライン」店長
スーパーでは手に入らない『無農薬フルーツ』や『地域オリジナル品種』のフルーツを探し求めて、全国の農家さんに会いにいっています。
夏場は石垣島にある「ときわマンゴー園」で農家として収穫作業。
また、「国産バナナを日本の食卓に広めたい!」という夢があり、石垣島で無農薬バナナを育てています。

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