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バナナの値段はなぜ違う?1本60円と250円の差

2026年11月8日

バナナ 値段 アップルバナナ 国産

こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。

バナナの値段は、スーパーのフィリピン産で1kgあたり約360円、1本にすると50〜60円ほどです。国産の無農薬バナナだと、当ショップのアップルバナナで1kg 2,680円、1本220〜300円ほど(送料込み)になります。

同じバナナで、1本の値段が4〜5倍もちがう。

これ、聞いたらびっくりしますよね(笑)

正直、僕も「バナナ1本に250円」は、高いと思います。

ただ、沖縄のバナナ農家さんの畑を見ていると、「そりゃ、この値段になるわ」とも思ってしまうんです。

先に結論

  • スーパーのバナナは、1kgあたり約360円。1本50〜60円ほどです
  • 安いのは、海外の大きな農園で一年中作り、船でまとめて運ぶ仕組みがあるからです
  • 同じスーパーでも、高地で時間をかけて育てたバナナは高めです
  • 国産バナナが高いのは、作る量がとても少なく、台風・草刈り・送料の負担が大きいからです

今日は、バナナの値段のちがいがどこから来るのかを、順番にお話しします。

それでは、いきましょう!

スーパーのバナナは1本いくら?国産と比べてみました

バナナ 値段 スーパー 売り場

まず、スーパーのバナナの値段から。

国の統計(総務省の小売物価統計調査)を見ると、東京都区部のフィリピン産バナナは、2026年10月で1kgあたり362円でした。

1年前の2025年10月は364円なので、ほとんど変わっていません。

バナナ1本を皮つきで150〜170gとすると、1本50〜60円ほどの計算です。

では、国産バナナはどうでしょうか。

当ショップのアップルバナナ(沖縄・無農薬)と、並べてみました(2026年11月時点)。

バナナ 1kgあたり 1本あたりの目安
スーパーのフィリピン産 約360円 約50〜60円
アップルバナナ 1kg(2,680円) 2,680円 約220〜300円
アップルバナナ 3kg(6,880円) 約2,290円 約200〜250円
アップルバナナ 9kg(14,980円) 約1,660円 約160〜180円

アップルバナナの値段は、送料込みです(田福バナナファームさんの1kgだけ、北海道は別途500円)。

1kgで比べると、差は約7倍。

1本で比べると4〜5倍に縮むのは、アップルバナナのほうが小ぶりで、1kgに9〜12本入るからです。

スーパーのバナナが安い理由

バナナ 農園 輸入バナナ 安い理由

スーパーのバナナが安いのには、ちゃんと理由があります。

1. とんでもない量を、一年中作っている

日本バナナ輸入組合によると、2025年の輸入量は1,059,793トン。

輸入している果物の、約6割がバナナなんだそうです。

そして、輸入の約4分の3がフィリピン産です(2024年)。

バナナは季節に関係なく一年中収穫できるので、大きな農園で作り続けることができます。

2. 青いまま、船でまとめて運んでいる

輸入バナナは、まだ青くて硬いうちに収穫されます。

そこから13〜14℃に保たれた保冷船で日本へ運ばれて、「室(ムロ)」と呼ばれる部屋で3〜4日かけて黄色くなってから、お店に並ぶそうです。

一度にたくさん運べるので、1本あたりの運ぶ費用は小さくなります。

個人的には、海を渡ってくる果物が1本50円台で買えるのは、この仕組みがすごいからだと思っています。

 

参考

【参考】輸入バナナの農薬の話は、こちらで書いています。

→ フィリピンバナナの裏側を知って驚いた!農薬がこんなに。。

同じスーパーでも値段が違うのは、なぜ?

高地栽培バナナ 値段 標高

スーパーのバナナ売り場を見ると、同じ輸入バナナでも値段に差がありますよね。

いちばん大きなちがいは、どこで、どれだけ時間をかけて育てたかです。

たとえばドールの案内によると、ふつうのバナナの育成期間は10か月ほど。

一方、「スウィーティオ」は標高500メートル以上で育てられていて、さらに標高800メートル以上の「スカイランド」は、12か月以上かけて育てるそうです。

標高が高いと、昼と夜の気温差が大きくて、ゆっくり育ちます。

そのぶん手間も時間もかかるので、値段も高めになるんだと思います。

つまり、同じ輸入バナナでも「時間をかけたぶんだけ高くなる」というわけです。

国産バナナが高い理由は4つ

国産バナナ 高い理由 沖縄 農家

ここからが、今日の本題です。

日本バナナ輸入組合によると、日本で食べられているバナナの99.9%以上が輸入品。

国内で作られているのは、わずか18トン(2024年、FAOSTATの数字)とされています。

数字は調べ方によって変わると思いますが、輸入の約106万トンとは、桁がまったくちがいますよね。

なぜこんなに少なくて、なぜ高いのか。

沖縄の農家さんと話していて、僕が感じる理由は4つです。

1. 台風でやられる

国産バナナ 台風 沖縄 畑

バナナは木のように見えますが、実は「草」です。

実をつけると、その重みで、ちょっとした風でも折れやすくなります。

沖縄では昔から、「バナナは博打」と言われてきました。

2026年も台風が多くて、グリーンフロッグファームの勝連さんの畑では、バナナが数十本も折れてしまったそうです。

田福バナナファームさんの畑でも、実をつけて重くなった株が倒れました。

「やっと実って、これから収穫だ」というときが、いちばん危ないんです。

この「全部がお客さんに届くわけではない」という分も、値段に入ってきます。

2. 農薬も除草剤も使わないので、草刈りが続く

国産バナナ 草刈り 除草剤不使用

当ショップのアップルバナナは、2軒とも農薬も除草剤も使っていません。

ということは、草は人と機械で刈るしかありません。

田福さんの話では、畑仕事は「草刈りがすべて」なんだそうです。

草を放っておくと、バナナの栄養を取られてしまいます。

沖縄では、草刈りの大変さでバナナ畑をやめてしまった人もいるそうです。

写真は、田福さんの畑に来た草刈り機。

これが届いたときは大喜びだったそうです(笑)

3. 実がなるまでに時間がかかる

アップルバナナ 収穫 房 重さ

田福さんの畑では、植えてから花がつくまでに約1年かかったそうです。

しかも、バナナは一度実をつけた茎を切って、横から出てくる子株に次を任せる植物です。

田福さんの話では、アップルバナナが1株からとれるのは10〜15kgほど。

1年かけて、1株でその量。

大きな農園のように広い面積があるわけでもないので、どうしても量は限られます。

4. 1箱ずつ、沖縄から宅配便で届ける

国産バナナ 送料 沖縄 箱

輸入バナナは船でまとめて運びますが、国産バナナは沖縄から1箱ずつ宅配便で届けます。

1kgの箱でも、送料はかかります。

箱が大きくなるほど1本あたりが安くなるのは、1kgあたりの送料が小さくなるのも理由のひとつです。

それでも、一度は食べてほしいバナナです

アップルバナナ 皮をむいた もっちり

ここまで「高い理由」をお話ししてきましたが、アップルバナナはそもそも、スーパーのバナナとは品種がちがいます。

もっちり、ねっとりしていて、りんごのような爽やかな酸味があります。

僕は沖縄で農家さんを訪ねて食べたとき、「これは…ちょっと別物のバナナだな」と思いました。

バナナチップを試作しようと田福さんのバナナを4kg取り寄せたときは、「1本だけ味見しよう」と食べ始めて、気づけば残り1kgほどになっていました(笑)

当ショップでは、沖縄の2軒の農家さんのアップルバナナをお届けしています。

南城市・グリーンフロッグファームの勝連さん

勝連さん グリーンフロッグファーム アップルバナナ

勝連さんは、バナナ農家になる前は、カエルやハブの研究者だった方です。

肥料は、草刈りした草と納豆菌・酵母菌・乳酸菌だけ。

初めてお会いしたときの印象は、「仙人のような方」でした(笑)

沖縄市・田福バナナファームの田福さん

田福バナナファーム 田福真志 アップルバナナ

田福真志さんは、僕の高校の同級生です。

僕がずっと「国産バナナを、日本の食卓に広めたい」と言い続けていたのを聞いて、2025年の秋にバナナ農家になりました。

当ショップのアップルバナナには、こんな声をいただいています。

お客様の声

「高価なモノなので早々変えませんが、最後の1本が、なごりおしいほど、とても美味しいです。是非、この栽培法を守り抜いてください!よろしくお願いします。」

「スーパーのバナナもいいけど 国産バナナがほしくて探して見つけました どんなんかな?と思いましたが 可愛らしい!朝食にちょうど良いサイズです 爽やかな甘さで安心していただけます 国産を応援したいのでリピします(^^)」

「見た目は少し小ぶりですが、実がぎゅっと詰まっていて、むっちりとした食感で1本でもしっかり満足できます。甘みが濃くてとても美味しく、一度食べるとスーパーのバナナでは物足りなく感じてしまうほどです。」

→ グリーンフロッグファームのアップルバナナ 1kgはこちら

→ 田福バナナファームのアップルバナナ 1kgはこちら

→ 3kg以上の箱は、バナナの一覧からどうぞ

アップルバナナは、青い状態で届くこともあります。

15℃以上の常温に置いて、黄色くなってから食べてください。

また、1〜2月の真冬は育ちがゆっくりになるので、サイズが小さくなったり、お届けに時間がかかったりします。

 

参考

【参考】アップルバナナの味や特徴は、こちらで詳しく書いています。

→ アップルバナナって何?りんごのような香りの国産もちもちバナナを徹底解説

【参考】田福さんがバナナ農家になるまでの話は、こちらです。

→ 田福バナナファームさん(沖縄)同級生が、バナナ農家になった

【参考】青いバナナの追熟のしかたは、こちらです。

→ 青いバナナはどうする?失敗しない「バナナの追熟方法」と食べごろ

まとめ:バナナの値段の差は、作る量と手間の差

アップルバナナ 手のひら 国産バナナ

今日のお話を、表にまとめますね。

バナナ 値段の目安 値段の理由
スーパーのバナナ 1kg約360円、1本50〜60円ほど 海外の大きな農園で一年中作り、船でまとめて運ぶ
高地で育てたバナナ ふつうのバナナより高め 標高の高いところで、時間をかけて育てる
国産のアップルバナナ 1kg 2,680円、1本220〜300円ほど 量が少なく、台風・草刈り・送料の負担が大きい

個人的には、バナナの値段の差は、作る量と、風や草と付き合う手間の差だと思っています。

毎日食べるバナナと、たまに食べる特別なバナナ。

値段の理由を知ると、スーパーのバナナも、国産バナナも、ちょっと見え方が変わるんじゃないかなと思います。

国産バナナをまだ食べたことがない方は、一度味わってみてください。


本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!

このサイトは、農家直送のフルーツショップ「ときわオンライン」が運営する、フルーツお役立ちサイトです。

ショップでは、安心安全にこだわった農家さんの『無農薬フルーツ』やスーパーに出回ることのない『新品種のフルーツ』など取り揃えています。ご興味があれば見にきて下さい。

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  • この記事を書いた人

ヨシハマ リョウジ

農家直送フルーツショップ「ときわオンライン」店長
スーパーでは手に入らない『無農薬フルーツ』や『地域オリジナル品種』のフルーツを探し求めて、全国の農家さんに会いにいっています。
夏場は石垣島にある「ときわマンゴー園」で農家として収穫作業。
また、「国産バナナを日本の食卓に広めたい!」という夢があり、石垣島で無農薬バナナを育てています。

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