
こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。
バナナの値段は、スーパーのフィリピン産で1kgあたり約360円、1本にすると50〜60円ほどです。国産の無農薬バナナだと、当ショップのアップルバナナで1kg 2,680円、1本220〜300円ほど(送料込み)になります。
同じバナナで、1本の値段が4〜5倍もちがう。
これ、聞いたらびっくりしますよね(笑)
正直、僕も「バナナ1本に250円」は、高いと思います。
ただ、沖縄のバナナ農家さんの畑を見ていると、「そりゃ、この値段になるわ」とも思ってしまうんです。
先に結論
- スーパーのバナナは、1kgあたり約360円。1本50〜60円ほどです
- 安いのは、海外の大きな農園で一年中作り、船でまとめて運ぶ仕組みがあるからです
- 同じスーパーでも、高地で時間をかけて育てたバナナは高めです
- 国産バナナが高いのは、作る量がとても少なく、台風・草刈り・送料の負担が大きいからです
今日は、バナナの値段のちがいがどこから来るのかを、順番にお話しします。
それでは、いきましょう!
スーパーのバナナは1本いくら?国産と比べてみました

まず、スーパーのバナナの値段から。
国の統計(総務省の小売物価統計調査)を見ると、東京都区部のフィリピン産バナナは、2026年10月で1kgあたり362円でした。
1年前の2025年10月は364円なので、ほとんど変わっていません。
バナナ1本を皮つきで150〜170gとすると、1本50〜60円ほどの計算です。
では、国産バナナはどうでしょうか。
当ショップのアップルバナナ(沖縄・無農薬)と、並べてみました(2026年11月時点)。
| バナナ | 1kgあたり | 1本あたりの目安 |
|---|---|---|
| スーパーのフィリピン産 | 約360円 | 約50〜60円 |
| アップルバナナ 1kg(2,680円) | 2,680円 | 約220〜300円 |
| アップルバナナ 3kg(6,880円) | 約2,290円 | 約200〜250円 |
| アップルバナナ 9kg(14,980円) | 約1,660円 | 約160〜180円 |
アップルバナナの値段は、送料込みです(田福バナナファームさんの1kgだけ、北海道は別途500円)。
1kgで比べると、差は約7倍。
1本で比べると4〜5倍に縮むのは、アップルバナナのほうが小ぶりで、1kgに9〜12本入るからです。
スーパーのバナナが安い理由

スーパーのバナナが安いのには、ちゃんと理由があります。
1. とんでもない量を、一年中作っている
日本バナナ輸入組合によると、2025年の輸入量は1,059,793トン。
輸入している果物の、約6割がバナナなんだそうです。
そして、輸入の約4分の3がフィリピン産です(2024年)。
バナナは季節に関係なく一年中収穫できるので、大きな農園で作り続けることができます。
2. 青いまま、船でまとめて運んでいる
輸入バナナは、まだ青くて硬いうちに収穫されます。
そこから13〜14℃に保たれた保冷船で日本へ運ばれて、「室(ムロ)」と呼ばれる部屋で3〜4日かけて黄色くなってから、お店に並ぶそうです。
一度にたくさん運べるので、1本あたりの運ぶ費用は小さくなります。
個人的には、海を渡ってくる果物が1本50円台で買えるのは、この仕組みがすごいからだと思っています。
参考
【参考】輸入バナナの農薬の話は、こちらで書いています。
同じスーパーでも値段が違うのは、なぜ?

スーパーのバナナ売り場を見ると、同じ輸入バナナでも値段に差がありますよね。
いちばん大きなちがいは、どこで、どれだけ時間をかけて育てたかです。
たとえばドールの案内によると、ふつうのバナナの育成期間は10か月ほど。
一方、「スウィーティオ」は標高500メートル以上で育てられていて、さらに標高800メートル以上の「スカイランド」は、12か月以上かけて育てるそうです。
標高が高いと、昼と夜の気温差が大きくて、ゆっくり育ちます。
そのぶん手間も時間もかかるので、値段も高めになるんだと思います。
つまり、同じ輸入バナナでも「時間をかけたぶんだけ高くなる」というわけです。
国産バナナが高い理由は4つ

ここからが、今日の本題です。
日本バナナ輸入組合によると、日本で食べられているバナナの99.9%以上が輸入品。
国内で作られているのは、わずか18トン(2024年、FAOSTATの数字)とされています。
数字は調べ方によって変わると思いますが、輸入の約106万トンとは、桁がまったくちがいますよね。
なぜこんなに少なくて、なぜ高いのか。
沖縄の農家さんと話していて、僕が感じる理由は4つです。
1. 台風でやられる

バナナは木のように見えますが、実は「草」です。
実をつけると、その重みで、ちょっとした風でも折れやすくなります。
沖縄では昔から、「バナナは博打」と言われてきました。
2026年も台風が多くて、グリーンフロッグファームの勝連さんの畑では、バナナが数十本も折れてしまったそうです。
田福バナナファームさんの畑でも、実をつけて重くなった株が倒れました。
「やっと実って、これから収穫だ」というときが、いちばん危ないんです。
この「全部がお客さんに届くわけではない」という分も、値段に入ってきます。
2. 農薬も除草剤も使わないので、草刈りが続く

当ショップのアップルバナナは、2軒とも農薬も除草剤も使っていません。
ということは、草は人と機械で刈るしかありません。
田福さんの話では、畑仕事は「草刈りがすべて」なんだそうです。
草を放っておくと、バナナの栄養を取られてしまいます。
沖縄では、草刈りの大変さでバナナ畑をやめてしまった人もいるそうです。
写真は、田福さんの畑に来た草刈り機。
これが届いたときは大喜びだったそうです(笑)
3. 実がなるまでに時間がかかる

田福さんの畑では、植えてから花がつくまでに約1年かかったそうです。
しかも、バナナは一度実をつけた茎を切って、横から出てくる子株に次を任せる植物です。
田福さんの話では、アップルバナナが1株からとれるのは10〜15kgほど。
1年かけて、1株でその量。
大きな農園のように広い面積があるわけでもないので、どうしても量は限られます。
4. 1箱ずつ、沖縄から宅配便で届ける

輸入バナナは船でまとめて運びますが、国産バナナは沖縄から1箱ずつ宅配便で届けます。
1kgの箱でも、送料はかかります。
箱が大きくなるほど1本あたりが安くなるのは、1kgあたりの送料が小さくなるのも理由のひとつです。
それでも、一度は食べてほしいバナナです
ここまで「高い理由」をお話ししてきましたが、アップルバナナはそもそも、スーパーのバナナとは品種がちがいます。
もっちり、ねっとりしていて、りんごのような爽やかな酸味があります。
僕は沖縄で農家さんを訪ねて食べたとき、「これは…ちょっと別物のバナナだな」と思いました。
バナナチップを試作しようと田福さんのバナナを4kg取り寄せたときは、「1本だけ味見しよう」と食べ始めて、気づけば残り1kgほどになっていました(笑)
当ショップでは、沖縄の2軒の農家さんのアップルバナナをお届けしています。
南城市・グリーンフロッグファームの勝連さん
勝連さんは、バナナ農家になる前は、カエルやハブの研究者だった方です。
肥料は、草刈りした草と納豆菌・酵母菌・乳酸菌だけ。
初めてお会いしたときの印象は、「仙人のような方」でした(笑)
沖縄市・田福バナナファームの田福さん
田福真志さんは、僕の高校の同級生です。
僕がずっと「国産バナナを、日本の食卓に広めたい」と言い続けていたのを聞いて、2025年の秋にバナナ農家になりました。
当ショップのアップルバナナには、こんな声をいただいています。
お客様の声
「高価なモノなので早々変えませんが、最後の1本が、なごりおしいほど、とても美味しいです。是非、この栽培法を守り抜いてください!よろしくお願いします。」
「スーパーのバナナもいいけど 国産バナナがほしくて探して見つけました どんなんかな?と思いましたが 可愛らしい!朝食にちょうど良いサイズです 爽やかな甘さで安心していただけます 国産を応援したいのでリピします(^^)」
「見た目は少し小ぶりですが、実がぎゅっと詰まっていて、むっちりとした食感で1本でもしっかり満足できます。甘みが濃くてとても美味しく、一度食べるとスーパーのバナナでは物足りなく感じてしまうほどです。」
→ グリーンフロッグファームのアップルバナナ 1kgはこちら
アップルバナナは、青い状態で届くこともあります。
15℃以上の常温に置いて、黄色くなってから食べてください。
また、1〜2月の真冬は育ちがゆっくりになるので、サイズが小さくなったり、お届けに時間がかかったりします。
参考
【参考】アップルバナナの味や特徴は、こちらで詳しく書いています。
→ アップルバナナって何?りんごのような香りの国産もちもちバナナを徹底解説
【参考】田福さんがバナナ農家になるまでの話は、こちらです。
→ 田福バナナファームさん(沖縄)同級生が、バナナ農家になった
【参考】青いバナナの追熟のしかたは、こちらです。
まとめ:バナナの値段の差は、作る量と手間の差

今日のお話を、表にまとめますね。
| バナナ | 値段の目安 | 値段の理由 |
|---|---|---|
| スーパーのバナナ | 1kg約360円、1本50〜60円ほど | 海外の大きな農園で一年中作り、船でまとめて運ぶ |
| 高地で育てたバナナ | ふつうのバナナより高め | 標高の高いところで、時間をかけて育てる |
| 国産のアップルバナナ | 1kg 2,680円、1本220〜300円ほど | 量が少なく、台風・草刈り・送料の負担が大きい |
個人的には、バナナの値段の差は、作る量と、風や草と付き合う手間の差だと思っています。
毎日食べるバナナと、たまに食べる特別なバナナ。
値段の理由を知ると、スーパーのバナナも、国産バナナも、ちょっと見え方が変わるんじゃないかなと思います。
国産バナナをまだ食べたことがない方は、一度味わってみてください。
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!
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