
こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。
箱買いしたみかんを開けたら――
「うわっ、カビてる!」
これ、経験ありませんか?
しかも困るのが、周りのみかんをどうするかですよね。
「隣のは食べていいの?」
「箱ごと捨てたほうがいい?」
もったいないけど、不安。
僕はこの質問を、本当によく受けます。
先に結論をお伝えしますね。
カビた実は捨ててください。でも、他のみかんは食べられます。
ただし、やるべきことが3つあります。
それをやらないと、次々に伝染していきます。
今日は、
- カビた実の周りは食べていいのか
- 見つけたら、すぐやるべき3つのこと
- そもそもカビさせない保存方法
- カビと間違えやすい「黒い点」の話
まで、果物屋の目線でお伝えします。
最後の「黒い点」の話は、知らないと食べられるものを捨ててしまうので、ぜひ読んでいってください。
それでは、いきましょう!
カビた実の周りは食べられる?
まず、いちばん知りたいところから。
答え:カビた実は捨てる。触れていない実は食べられます。
みかんに生えるのは、主に青カビ・緑カビです。
白いフワフワから始まって、だんだん青緑色の粉をふいたようになります。
このカビは、カビた実そのものを食べなければ問題ありません。
ただし、判断のポイントがあります。
| 状態 | 判断 |
|---|---|
| カビが生えている実 | 食べない。すぐ処分する |
| カビた実に触れていた実 | 皮を洗って、中身を確認してから |
| 触れた面がやわらかい・変色している | 食べない |
| 少し離れていて、見た目も硬さも正常 | 食べられる |
| 箱全体がカビ臭い | 1個ずつ確認する |
「1個カビたら全部ダメ」ではありません。
でも、「1個カビたら放置すると全部ダメになる」のは本当です。
カビの胞子は、あっという間に隣へ移ります。
だから、見つけたらすぐ動くことが大事なんですね。
カビを見つけたら、すぐやる3つのこと

① カビた実を、袋に入れて処分する
そのまま手で持って運ぶと、胞子が飛び散ります。
袋に入れてから取り出してください。
地味ですが、これが効きます。
② 周りの実を1個ずつ確認する
面倒でも、ここは省かないでください。
触れていた実は、皮に胞子が付いています。
見た目が正常でも、やわらかくなっていないか手で確認を。
押してブヨッとするものは、すでに傷み始めています。
③ 箱を捨てて、通気性のいい場所へ移す
これがいちばん大事です。
カビが出たということは、その環境が湿気ているということ。
段ボールは湿気を溜め込みます。
そのままにしておくと、また同じことが起きます。
カゴやザルに移して、暖房のない玄関や廊下へ。
これで、被害を止められます。
そもそもカビさせない方法

一番いいのは、カビさせないことですよね。
みかんが嫌いな環境は、はっきりしています。
高温多湿。
つまり、暖かくて湿った場所です。
そして、いちばんやってはいけないのがこれ。
暖房のきいた部屋に、箱のまま置いておく。
これが最悪の環境です。
やることは、たった2つ。
- 箱から出す
- 暖房のない玄関や廊下に置く
これだけで、日持ちがまったく変わります。
余裕があれば、新聞紙を挟んで3段までにすると、さらに安心です。
新聞紙が湿気を吸ってくれるんですね。
僕自身も面倒くさがりなので、正直そこまでやらない日もあります。
でも、「箱から出して玄関に置く」だけは必ずやっています。
うちはみかんに限らず、フルーツは基本的に全部玄関です。
※【参考】保存の詳しいやり方は、こちらでまとめています。
カビじゃないのに、捨てられているもの

ここからが、いちばんお伝えしたい話です。
カビと間違われて捨てられているものが、けっこうあります。
黒い斑点、ザラザラした皮
これ、カビではありません。
うちが扱っている和歌山のグリーンジャンクションさんは、
無農薬でみかんを育てている農家さんです。
以前、園主の田村さんにお願いして、
子どもたちを連れてみかん狩りをさせてもらったことがあります。
そのとき驚いたんですが、みかん山がジャングルなんですよ。
除草剤を使わないので、夏に生えた草が枯れて足に絡まる。
奥まで入っていくとイノシシが出そうな雰囲気で、
子どもたちに「奥に行っちゃダメー、イノシシ来るよー」と声をかけたら、
めちゃくちゃ怖がっていました(笑)
そして肝心のみかんですが――
見た目が悪いものが、本当に多いんです。
黒い斑点がブツブツついたもの、皮がザラザラしたもの。
正直、「うわっ、きたな!」と言ってしまうくらい(笑)
でも、これが無農薬の本来の姿なんですね。
農薬を使えば見た目はきれいになりますが、使わなければこうなる。
皮の見た目と、中身の味はまったく別です。
剥いてしまえば、普通においしいみかんですよ。
実は、正反対の問い合わせもいただきます
面白い話があります。
うちには年に何件か、こんな問い合わせが来るんです。
「キレイなみかんが届いたんですが、本当に無農薬ですか?」
・・・逆なんですよ(笑)
これは、農家さんが選果の段階で、見た目の悪いものをきちんと省いているからです。
あのジャングルのようなみかん山から、
見られる状態のものを選び抜いて送ってくれている。
そう考えると、本当にありがたいなと思いました。
一方で、以前は真逆のご意見もいただいていました。
選果の基準がもう少しゆるかった頃は、
「気持ち悪い」「全部捨てました」というお声をいただいたこともあります。
正直、あれはショックでした(涙)
キレイでも汚くても、感じ方は人それぞれ。
だから難しいんですよね。
でも、だからこそ「これはカビじゃないですよ」とお伝えしたいんです。
1月後半になると、皮が乾いて古く見えます

もうひとつ、よく誤解されるのがこれです。
1月の後半になると、みかんの皮は乾燥して古く見えます。
「鮮度が悪い」「収穫して置いてたものを送ったのでは?」
そんなご意見をいただくことがあります。
でも、これは違うんです。
木に実ったままでも、この時期は皮が乾いて見た目が古くなるんですね。
農家さんは収穫したその日に箱詰めして送っています。
それでも、そう見えてしまう。
そして――
1月後半のみかんは、抜群においしいんです。
柑橘は旬の後半になるほど酸味が抜けて、甘みが前に出てきます。
実際、「鮮度は悪く見えたけど、食べたらメチャクチャおいしかった」
というお声を何度もいただいています。
見た目が古い=カビでも傷みでもない。
むしろ、一番甘い時期のサインだと思ってください。
※【参考】黒い点についてもっと詳しく知りたい方は、柿の記事ですが仕組みが似ています。
まとめ:1個カビても、あきらめないでください

今日のお話を、まとめますね。
- カビた実は捨てる。触れていない実は食べられる
- 見つけたら「袋に入れて処分・周りを確認・箱から出す」の3つをすぐやる
- カビの原因は高温多湿。暖房のある部屋に箱のままが最悪
- 予防は「箱から出して、玄関や廊下へ」。これだけで変わる
- 黒い斑点やザラザラした皮はカビではない。無農薬の証拠
- 1月後半に皮が乾いて古く見えるのは、一番甘い時期のサイン
みかんのカビって、見つけるとショックですよね。
でも、1個カビたからといって全部ダメになるわけではありません。
すぐ動けば、残りは十分おいしく食べられます。
そして何より、カビじゃないものを捨てないでほしいんです。
黒い点も、ザラザラした皮も、乾いた見た目も、
農家さんが手をかけて育てた証拠だったりします。
うちのショップでは、和歌山のグリーンジャンクションさんの
無農薬みかんを農家直送でお届けしています。
多少見た目が悪いこともありますが、
それが本来の姿だと思っていただけたら嬉しいです。
味は、自信を持っておすすめできます。
※【参考】箱で買ったみかんを最後まで食べ切るコツはこちら。
→ みかん10kgでも余裕で食べ切れる“保存の裏ワザ”教えます。
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!
このサイトは、農家直送のフルーツショップ「ときわオンライン」が運営する、フルーツお役立ちサイトです。
ショップでは、安心安全にこだわった農家さんの『無農薬フルーツ』やスーパーに出回ることのない『新品種のフルーツ』など取り揃えています。ご興味があれば見にきて下さい。