
こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。
農家さん紹介シリーズ、第8回です。
これまで、福岡の井上農園さん、山梨の秋山農園さん、新潟の西村果樹ガーデンさん、香川の深山のキウイさん、佐渡の吹上農園さん、愛媛のマルナカ農園さん、岐阜のせっきーファームさんを紹介してきました。
今回は、愛媛県西予市三瓶町(みかめちょう)の木下農園さんです。
うちでは、秋の温州みかんから、冬のまどんな、はるか、せとか、春のニューサマーオレンジまで、季節ごとにいろいろな柑橘をお届けしています。
実は木下農園さんは、僕がある「条件」で探して、たどり着いた農家さんなんです。
今日は、
- 木下農園さんがどんな農園なのか
- 「海のそばの段畑」を探して、たどり着いた話
- 減農薬で、防腐剤もワックスも使わないこだわり
- 畑を訪ねて食べた、新品種「紅プリンセス」
- 秋から春までの、柑橘のリレー
まで、お話しします。
それでは、いきましょう!
愛媛県西予市三瓶町、宇和海のそばの柑橘農家さん

まずは基本から。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 農園名 | 木下農園 |
| 場所 | 愛媛県西予市三瓶町 |
| 園主 | 木下徳之さん |
| 畑 | 宇和海から約150m、海からすぐの山の斜面 |
| 育て方 | 減農薬。防腐剤・ワックスは使わない |
| ときわで扱っているもの | 温州みかん、まどんな、はるか、せとか、ニューサマーオレンジ |
木下農園さんがあるのは、愛媛県の西側、宇和海に面した三瓶町です。
畑は、なんと海から150メートルほど。
めちゃくちゃ近いんです。
そして、海からすぐに山になっていて、その斜面で柑橘を育てています。
「海のそばの段畑」を探して、たどり着いた農園

木下農園さんとの出会いは、僕にとっても新しいやり方でした。
きっかけは、ある1つの文章
2024年ごろ、僕は紅まどんなを、無農薬か減農薬で育てている農家さんを探していました。
そのとき、なんとなく見ていたサイトに、こんなことが書かれていたんです。
「柑橘栽培にとって好条件な立地は、西海岸で、海からすぐに山があり、段畑が作れるところ。そして、気流の流れが良い場所」
「本当かな?」と思って、柑橘の名産地と言われる地域を、Googleマップで見てみました。
すると確かに、西側が海に面している産地が多かったんです。
僕がたどり着いた結論
そこから考えて、僕なりにたどり着いた結論がこれです。
「西側もしくは南側に海(または湖・川)があって、海からすぐに山があり、段畑が作れる地域が、柑橘を育てる好条件の環境」
理由を、僕なりにまとめると、
- 海が近いと、空からの日光だけでなく、海からの照り返しの光も浴びられる
- 海からすぐ山になっているので、段畑が作れて、畑全体が日光を浴びやすい
- 西向き・南向きの畑は、日が当たる時間が長い
- 海からのミネラルを含んだ風を受けられる(これは多くの農家さんが言っています)
といったところです。
条件にぴったりだったのが、木下農園さん
そして、この条件で農家さんを探していて、まさにぴったりだったのが木下農園さんでした。
- 西側に宇和海
- 畑は海から約150m
- 海からすぐの山の斜面で栽培
僕の考えを木下さんに伝えて、取り扱いをお願いしたところ、
「ぜひ、お願いします」
と快諾してくださって、めちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。
減農薬で、防腐剤もワックスも使わない

木下農園さんは、安心・安全への意識も高い農家さんです。
- 減農薬で育てる
- 防腐剤を使わない
- ワックスを使わない
スーパーの柑橘の中には、見た目をきれいに保つために、表面にワックスを塗ったものもあります。
木下農園さんの柑橘は、それをしていません。
みかんは、手で皮をむいて、そのまま口に運ぶ果物です。
小さなお子さんがいるご家庭でも、安心して食べてもらえるのは嬉しいですよね。
畑を訪ねて食べた、新品種「紅プリンセス」

2025年の2月、僕は木下農園さんに会いに、愛媛の畑を訪ねました。
そこで、ちょっとした「事件」がありました。
なんと木下さんが、話題の新品種「紅プリンセス」を育てていたんです!
紅プリンセスってどんな柑橘?
紅プリンセスは、
大人気の「紅まどんな」× 甘さ最強クラスの「甘平」
を掛け合わせて生まれた、愛媛県のオリジナル品種です。
品種の名前は「愛媛果試第48号」。
「紅プリンセス」は、JAがつけた商品名です。
愛媛県でしか育てられない品種で、2025年が本格デビューの年でした。
一足早く食べた感想
ひとことで言うと、「紅まどんなに、とても似ている!」
- 果肉は、紅まどんなのようなプルプルの食感
- 甘さは、紅まどんなよりもさらに甘い。甘平の影響も感じる
- 果汁がとても多い。みかんというより、オレンジに近いジューシーさ
- 皮は果肉にピタッとくっついているので、ナイフでカットして食べるのがおすすめ
本当に、めちゃくちゃ美味しかったです。
木下さんによると、正式な旬は3月と言われているけれど、
「もうすでに、おいしく仕上がっている」
とのこと。
一番おいしくなる収穫のタイミングを、農家さんも試行錯誤しながら研究しているんだそうです。
そのあと松山の大きな産直市場にも寄ったんですが、紅プリンセスのポスターがあちこちに貼られていて、愛媛県がかなり力を入れているのを感じました。
参考
【参考】紅プリンセスについては、こちらで詳しく書いています。
その冬の寒波
ちなみにその冬は、強い寒波がありました。
せとかは寒さに弱く、氷点下になると実が凍ってしまうことがあります。
畑でお話ししたときも、木下さんはせとかへの影響をとても心配していました。
自然の中で育てる柑橘は、毎年が勝負なんですね。
秋から春まで、木下農園さんの柑橘リレー

うちでお届けしている木下農園さんの柑橘を、季節ごとに並べてみました(例年の目安です)。
| 時期(お届けの目安) | 柑橘 |
|---|---|
| 11月上旬〜12月下旬 | 温州みかん(家庭用・訳あり) |
| 12月上旬〜12月下旬 | まどんな(訳あり) |
| 1月下旬〜2月下旬 | はるか(訳あり) |
| 2月下旬〜3月中旬 | せとか(訳あり) |
| 4月上旬〜5月中旬 | ニューサマーオレンジ(訳あり) |
秋から春まで、ほぼ半年間、木下農園さんの柑橘が続きます。
「え!なんだこれ!」の、はるか

はるかは、見た目がレモンのように真っ黄色で、いかにも酸っぱそうな柑橘です。
でも、食べてみると酸味がほとんどなくて、驚くほど甘い。
僕も初めて食べたときは、
「え!酸味がなくてメチャメチャ甘い!なんだこれ!」
と驚きました(笑)
僕のいちばんの推し、せとか

そしてせとかは、僕がいちばん推している柑橘です。
甘み、酸味、果汁の多さ、食感、どれをとってもパーフェクト。
初めて食べたときは、
「これを上回る柑橘は、今後出てこないのではないか?」
と思ったほどです。
マイナス点を一つだけ挙げるなら、皮が実にピタッとくっついていて、手でむきにくいことくらい。
ナイフでカットして食べるのがおすすめです。
参考
【参考】はるかとせとかについては、こちらで詳しく書いています。
今年の温州みかん、受付中です
今は、木下農園さんの温州みかんの予約を受け付けています。
家庭用と訳ありの2種類で、それぞれ3kg・5kg・10kgをご用意しています。
お届けは、11月上旬ごろからの予定です。
宇和海のそばの段畑で、減農薬で育ったみかん。
ぜひ一度、食べてみてください。
まとめ:海と段畑が育てる、三瓶町の柑橘

木下農園さんのお話でした。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 愛媛県西予市三瓶町。西側に宇和海 |
| 園主 | 木下徳之さん |
| 畑 | 海から約150mの山の斜面 |
| 育て方 | 減農薬。防腐剤・ワックスは使わない |
| 出会い | 「海のそばの段畑」という条件で探して、たどり着いた |
| 柑橘 | 温州みかん → まどんな → はるか → せとか → ニューサマーオレンジ |
条件を決めて、地図を見て、探してたどり着いた農家さん。
実際に畑に立ってみると、すぐ目の前に宇和海が広がっていました。
あの景色の中で育った柑橘を、今年もたくさんの方に届けられたら嬉しいです。
参考
【参考】これまでに紹介した農家さんの記事は、こちらです。
→ せっきーファームさん(岐阜)500本の柿の木に番号をつける人
→ マルナカ農園さん(愛媛・八幡浜)みかん山のクワガタと中野さん
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!
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