
こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。
さつまいもは、13〜15℃くらいの、暗くて風通しのいい場所で保存するのがいちばんです。冷蔵庫は寒すぎるので入れずに、1本ずつ新聞紙で包んでおけば、常温で1〜2か月ほどもちます(置く場所の温度によって変わります)。
果物屋からすると、正直うらやましいくらいの日持ちです(笑)
果物は、届いてから1〜2週間が勝負、というものが多いですからね。
ただ、さつまいもは寒さにとても弱いので、置き場所をまちがえると、あっという間に傷んでしまいます。
うちのショップでも、種子島の雨ゆき農園さんの安納芋を5kg箱でお届けしているので、
「5kgも届いたら、どうやって保存したらいいの?」
という声をいただくことがあります。
今日は、
- さつまいもの保存に向いている温度と場所
- 常温保存のやり方
- 冷蔵庫に入れていいのはどんなときか
- 冷凍保存のやり方
- 保存期間の目安と、「これは食べられる?」の見分け方
を、果物屋の目線でまとめました。
それでは、いきましょう!
さつまいもの保存は「13〜15℃」がポイント

先に、保存のポイントを整理しておきますね。
先に結論
- いちばん向いているのは 13〜15℃くらいの、暗くて風通しのいい場所
- 10℃を下回る場所が続くと傷みやすいので、冷蔵庫には入れない
- 1本ずつ新聞紙で包んで、段ボールや紙袋に入れる
- 食べきれない分は、焼き芋やふかし芋にしてから冷凍すると長持ち
さつまいもは、もともと中南米の暖かい地域が原産の作物です。
なので、寒さにとても弱いんです。
10℃を下回る場所に置いておくと「低温障害」を起こしやすいと言われていて、
- 中が黒っぽく変色する
- 苦みが出て、味が落ちる
- 腐りやすくなる
といったことが起こるそうです。
かといって、暖かすぎるのもよくありません。
温度が高いと芽が出やすくなったり、傷みやすくなったりします。
横浜市の衛生研究所のページでも、さつまいもの保存には13〜15℃、湿度85%くらいの条件が必要、と紹介されていました。
ちょっとひんやりして、乾燥しすぎていない場所。
これが、さつまいもにとっての快適な場所なんですね。
常温保存のやり方(いちばんの基本)

さつまいもの保存は、常温保存が基本です。
常温保存のやり方
- 洗わずに、土がついたままにしておく
- 1本ずつ新聞紙で包む
- 段ボールや紙袋に入れる(ビニール袋で密閉しない)
- 暗くて風通しのいい、13〜15℃くらいの場所に置く
洗わない・ビニールに入れない
さつまいもは、水に弱いです。
洗って濡れたまま置いておくと、そこから傷みやすくなります。
洗うのは、食べる直前で大丈夫です。
ビニール袋に入れて口をしばってしまうと、中が蒸れてしまうので、これもNG。
新聞紙は「乾燥」と「冷え」から守ってくれる
新聞紙で包むのは、乾燥しすぎを防いで、急な冷えからも守ってくれるからです。
写真は、雨ゆき農園さんから届く安納芋の箱。
こんなふうに、新聞紙を敷いた段ボールに入って届きます。
届いたら、箱を開けて傷んでいるものがないか確認して、そのまま新聞紙でくるんで箱ごと保存するのがラクですよ。
冬は「置き場所」に気をつける
いちばん気をつけたいのが、冬の置き場所です。
以前、僕はメルマガで「玄関がおすすめ」と書いたことがあるんですが、真冬の寒い地域だと、玄関は冷えすぎることがあります。
逆に、暖房の効いたリビングは暖かすぎます。
おすすめは、
- 暖房を使っていない部屋
- 床から少し離した、棚の上や台の上
- 窓際や、外気が入りやすい場所を避けたところ
です。
一度、置く場所に温度計を置いて、10℃を下回っていないか見てみると安心です。
実は、うちでも以前、寒い地域のお客さんのところで、届いた安納芋に傷みが出てしまったことがありました。
雨ゆき農園さんによると、経験上は「氷点下を下回らなければ、まず大丈夫」とのことですが、冬の寒さには気をつけておいて損はないと思います。
冷蔵庫に入れていいのは、どんなとき?

さつまいもは、基本的に冷蔵庫には入れません。
冷蔵室は3〜6℃くらい、野菜室でも3〜8℃くらいと言われていて、さつまいもには寒すぎるんです。
ただ、例外が2つあります。
① 切ったさつまいも
使いかけで切ってしまったさつまいもは、切り口から傷みやすいです。
- 切り口をラップでぴったり包む
- 野菜室に入れる
- 2〜3日を目安に、早めに使い切る
切り口が黒っぽくなっていることがありますが、これはさつまいもに含まれるポリフェノールが空気にふれて変色したもので、多くの場合は食べても問題ないそうです。
② 真夏で、部屋が暑すぎるとき
夏場、部屋が30℃近くになるような場合は、常温だと傷みや芽が出やすくなります。
そんなときは、新聞紙で包んで袋に入れ、野菜室で短めに保存するという方法もあるようです。
ただ、うちの安納芋は12月中旬からのお届けなので、このパターンはあまり気にしなくて大丈夫だと思います(笑)
冷凍保存なら、焼き芋にしてからがおすすめ

「5kgはさすがに、1〜2か月で食べきれない」
という方は、冷凍保存がおすすめです。
冷凍のやり方は、2つあります。
① 加熱してから冷凍(おすすめ)
焼き芋・ふかし芋・マッシュにしてから冷凍する方法です。
加熱してから冷凍するやり方
- 焼き芋やふかし芋にして、しっかり冷ます
- 1本ずつ(または食べる分ずつ)ラップで包む
- 冷凍用の保存袋に入れて、空気を抜いて冷凍
- 食べるときは、電子レンジで温めるか、自然解凍
個人的には、これがいちばんラクだと思っています。
食べたいときにレンジでチンするだけですからね。
マッシュにして冷凍しておけば、スイートポテトやポタージュにもすぐ使えます。
うちのお客さんからも、こんな声をいただいています。
この季節ストーブの上でアルミホイルを巻いて焼き芋にしています。食べきれないときは冷凍保存にしていますが、すぐに解凍して食べてしまいます。焼きたてが一番おいしいですが、パイ生地に入れてイモパイも絶品です。
ストーブの上で焼き芋、いいですよね(笑)
② 生のまま冷凍
生のまま冷凍するなら、
- 皮ごと使いやすい大きさに切る
- 水にさらしてアクを抜く
- 水気をしっかりふき取る
- 冷凍用の保存袋に入れて冷凍
凍ったまま、煮物・味噌汁・天ぷらなどに使えます。
ただ、生のまま冷凍すると、食感が少し変わることもあります。
焼き芋で食べたい方は、①の「加熱してから冷凍」のほうが満足度は高いと思います。
参考
【参考】安納芋がねっとり甘くなる焼き芋の作り方は、こちらです。
→ 家でできる絶品焼き芋!安納芋がねっとり甘くなる作り方のコツは「低温調理」にあり
【参考】レンジで加熱するときに、甘くするコツはこちらです。
さつまいもの保存期間の目安

保存方法ごとの目安を、表にまとめました。
| 保存方法 | 保存期間の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 常温(丸ごと) | 1〜2か月ほど | 新聞紙で包んで、13〜15℃くらいの場所に |
| 冷蔵(切ったもの) | 2〜3日 | 切り口をラップで包んで野菜室に |
| 冷凍(加熱したもの) | 1か月ほど | 1本ずつラップして、保存袋に |
| 冷凍(生のまま) | 1か月ほど | 切って水にさらし、水気をふいてから |
どれも、置く場所の温度や、芋の状態によって変わります。
とくに常温は、寒すぎたり暑すぎたりすると、もっと早く傷むこともあります。
「ちょっとでも気になったら、早めに食べる」くらいの気持ちでいると安心ですね。
これって食べられる?見分け方

保存しているあいだに、「これ、大丈夫かな?」と思うこともありますよね。
よくあるものをまとめておきます。
芽が出てきた
さつまいもの芽には、じゃがいもの芽のような毒はないと言われています。
芽を取り除けば、基本的に食べられます。
ただ、芽が伸びると、そのぶん芋の栄養や甘さが芽に使われてしまうので、芽が出てきたら早めに食べるのがおすすめです。
切ったら、白い液が出てきた
これは「ヤラピン」という、さつまいもに含まれる成分です。
傷んでいるわけではないので、安心して食べて大丈夫です。
中が黒っぽい・苦い・ぶよぶよしている
- 切ったら中が黒っぽく変色していて、苦みやいやなにおいがある
- 押すとぶよぶよしている
- カビが生えている、汁が出ている
こういうときは、傷んでいるか、低温障害を起こしている可能性があります。
一部だけなら、その部分を大きめに取り除いて、残りの状態を確認してください。
全体に広がっているときは、無理に食べないほうがいいと思います。
うちの安納芋(雨ゆき農園・種子島)
うちのショップでは、種子島の雨ゆき農園さんが、農薬・除草剤・化学肥料を使わずに育てた安納芋をお届けしています。
雨ゆき農園さんは、選別のときと箱詰めのときの2回、傷みがないかを確認してくれている農家さんです。
さらに、輸送中の傷みを見越して、5kg箱でも少し多めに入れてくれているんです。
お客さんからも、こんな声をいただいています。
本当に美味しいお芋です。先月も今月も続けて注文しました。痛みもなく、トースターで焼くのに丁度良い大きさです。
とても甘く美味しいお芋です。安納こがねは甘みはあっさりと感じますが、充分甘くしっとりとしています。(中略)お芋の痛みや虫食いも無く、丁寧に選別されて梱包していることが伺えます。
今年は植え付けが予定より少なく、収穫量が少なめになりそうとのことで、受付数を例年より絞っています。
発送は12月中旬ごろからです。
参考
【参考】安納芋の特徴や旬、名前の由来は、こちらでまとめています。
【参考】焼き芋以外の食べ方は、こちらのレシピもどうぞ。
まとめ:さつまいもは「寒すぎない場所」で長持ち
今日のお話を、まとめますね。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 向いている場所 | 13〜15℃くらいの、暗くて風通しのいい場所 |
| 常温保存 | 洗わずに、1本ずつ新聞紙で包んで段ボールへ。1〜2か月ほど |
| 冷蔵庫 | 基本は入れない。切ったものだけ、ラップして野菜室で2〜3日 |
| 冷凍保存 | 焼き芋やふかし芋にしてからがおすすめ。1か月ほど |
| 冬の注意 | 寒い玄関や窓際は避ける。10℃を下回らない場所に |
| 芽・白い液 | 芽は取れば食べられる。白い液は「ヤラピン」で問題なし |
さつまいもは、置き場所さえまちがえなければ、果物よりずっと長く楽しめる食べものです。
5kg届いても、焦らなくて大丈夫。
ゆっくり、焼き芋の冬を楽しんでくださいね。
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!
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