
キウイの旬はいつ?国産と輸入で真逆な理由
こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。
「キウイって、旬があるんですか?」
これ、けっこう聞かれます。
無理もないと思うんです。
スーパーに行けば、一年中キウイが並んでいる。
夏も冬も、いつ行ってもある。
だから「季節のない果物」だと思われている方が多いんですよね。
でも――
キウイにも、ちゃんと旬があります。
しかも、国産と輸入で時期が真逆なんです。
だから一年中並ぶ。
そういうカラクリなんですね。
今日は、
- 国産キウイの旬(収穫と食べ頃はズレます)
- 輸入キウイの時期
- 国産の産地ランキング(1位は30年以上変わっていません)
- 品種別の旬カレンダー
- いちばん美味しい時期はいつなのか
まで、果物屋の目線でお伝えします。
スーパーのキウイ売り場の見え方が、変わると思いますよ。
それでは、いきましょう!
結論:国産は12〜4月、輸入は5〜12月

先に答えを書いておきます。
| 種類 | 出回る時期 |
|---|---|
| 国産キウイ | 12月ごろ〜4月ごろ |
| 輸入キウイ(ニュージーランド産) | 5月ごろ〜12月ごろ |
見事に、きれいに分かれています。
そして国産の中でも、
いちばん美味しい旬は2〜3月とされています。
つまり――
冬から春にかけてが、国産キウイの本番。
みかんが終わりかけるころに、キウイがちょうど良くなってくる。
うちのようなフルーツ屋にとって、
キウイは冬から春の端境期を支えてくれる存在なんですよね。
国産キウイは、収穫と食べ頃がズレます

ここが、キウイの面白いところです。
収穫の時期と、食べ頃の時期が違うんです。
国産キウイの収穫は、だいたい10月〜12月。
秋のうちに、まだカチカチの状態で採ってしまいます。
なぜかというと、キウイは追熟型の果物だからです。
木になったままでは完熟せず、収穫してから甘くなっていく。
完熟させてから採ると、輸送中に潰れてしまうんですね。
だから農家さんは、硬いうちに収穫して、貯蔵する。
そこから追熟させて、食べ頃になったものから順に出荷していく。
結果、
収穫は秋(10〜12月)→ 食べ頃は冬〜春(12〜4月)
というズレが生まれます。
「秋に採れるのに、旬は冬」
ちょっとややこしいですが、そういう果物なんです。
※【参考】追熟の詳しいやり方はこちらにまとめています。
輸入キウイ(ニュージーランド産)の時期
スーパーで見かけるキウイの多くは、ニュージーランド産です。
ゼスプリのシールが貼ってあるあれですね。
出回る時期は、だいたい5月〜12月ごろ。
理由は単純で、ニュージーランドは南半球にあるからです。
日本と季節が正反対なんですね。
向こうの秋(=日本の春)に収穫して、
そこから日本に運ばれてくる。
つまり――
日本の国産キウイが切れる時期に、ちょうど入ってくる。
| 月 | 主に並んでいるもの |
|---|---|
| 1〜4月 | 国産 |
| 5〜6月 | 輸入に切り替わる時期 |
| 7〜11月 | 輸入が中心 |
| 12月 | 輸入と国産が並ぶ |
このリレーがあるから、キウイは一年中買える。
「季節がない」のではなく、
季節の違う2つの産地が、交代で供給しているということなんですね。
国産キウイの産地ランキング

では、国産キウイはどこで作られているのか。
農林水産省の統計(令和4年産)では、こうなっています。
| 順位 | 都道府県 | 収穫量 | 全国シェア |
|---|---|---|---|
| 1位 | 愛媛県 | 4,790t | 20.9% |
| 2位 | 福岡県 | 3,990t | 17.4% |
| 3位 | 和歌山県 | 3,350t | 14.6% |
| 4位 | 神奈川県 | 1,140t | 5.0% |
| 5位 | 群馬県 | 828t | 3.6% |
| 6位 | 静岡県 | 805t | 3.5% |
| 7位 | 山梨県 | 778t | 3.4% |
| 8位 | 栃木県 | 734t | 3.2% |
| 9位 | 佐賀県 | 725t | 3.2% |
| 10位 | 大分県 | 592t | 2.6% |
全国の収穫量は22,900t。
上位3県だけで、半分以上を占めています。
そして1位の愛媛県は、30年以上ずっと全国トップです。
みかんのイメージが強い愛媛ですが、キウイでも日本一なんですね。
キウイはもともと温暖な気候を好む果物なので、
みかんの産地と重なるのは自然な流れだと思います。
うちが取引している和歌山のグリーンジャンクションさんも、
柑橘と一緒にキウイを育てておられます。
ちなみに、香川県は生産量では上位に入りませんが、
キウイのオリジナル品種の数は日本一(10品種)という、まったく別の強みを持っています。
※【参考】香川の独自品種については、こちらで詳しく書いています。
品種別の旬カレンダー

品種によっても、時期がけっこう違います。
主なものをまとめておきます。
| 品種 | 産地 | 食べ頃の時期 |
|---|---|---|
| レインボーレッド | 静岡・福岡など | 10月ごろ |
| さぬきゴールド | 香川 | 11月〜12月上旬 |
| さぬきキウイっこ | 香川 | 11月上旬〜12月下旬 |
| 香緑(こうりょく) | 香川 | 11月〜1月 |
| 讃緑(さんりょく) | 香川 | 12月〜2月 |
| ヘイワード(国産) | 愛媛・福岡・和歌山など | 12月〜4月 |
| ゼスプリ・ルビーレッド | ニュージーランド | 4月〜5月 |
| ゼスプリ(グリーン・サンゴールド) | ニュージーランド | 5月〜12月 |
赤肉種がいちばん早く、緑のヘイワードがいちばん遅い。
こうして並べると、けっこうきれいに順番が並んでいます。
秋のうちは赤や黄色、冬から春にかけて緑、という流れですね。
なぜスーパーには一年中あるのか

ここまでの話をまとめると、答えははっきりします。
理由は3つです。
① 南半球と北半球のリレー
さきほどお話しした通りですね。
ニュージーランド産と国産が、半年ずつ交代している。
② キウイは貯蔵がきく
これも大きいです。
キウイは低温にすると追熟が止まるので、
冷蔵庫で数ヶ月単位の保存ができるんですね。
秋に収穫したものを、低温で眠らせておいて、少しずつ出荷する。
だから収穫が終わったあとも、長く出回るわけです。
③ 品種が多い
赤、黄、緑と品種が分かれていて、それぞれ時期が違う。
これも、途切れない理由のひとつです。
つまり「一年中ある」のは、
キウイという果物の性質と、産地の組み合わせの結果なんですね。
いちばん美味しい時期のキウイを選ぶには

「旬に食べたい」という方に、選び方をお伝えします。
● 国産を狙うなら、2〜3月
国産キウイのいちばんの食べ頃は、2月から3月とされています。
秋に収穫したものが、じっくり追熟して味が乗ってくる時期ですね。
● 産地表示を見る
これがいちばん確実です。
「ニュージーランド産」と書いてあれば輸入、
「愛媛県産」「和歌山県産」などなら国産です。
冬に国産を探すなら、産直やオンラインショップのほうが見つかりやすいと思います。
● 硬さで判断しない
店頭のキウイは、たいてい硬い状態で並んでいます。
これは新しい・古いの話ではなく、そういう売り方なんですね。
硬いものを買って、家で追熟させるのが正解です。
むしろ、店頭でやわらかくなっているものは、
追熟が進みすぎている可能性があります。
● 形と重さを見る
同じ大きさなら、ずっしり重いほうを選んでください。
いびつな形のものは避けたほうが無難です。
まとめ:冬から春が、国産キウイの本番です

今日のお話を、まとめますね。
- 国産キウイの旬は12〜4月。いちばん美味しいのは2〜3月
- 輸入(ニュージーランド産)は5〜12月。日本と季節が逆だから
- 国産は収穫が10〜12月、食べ頃が12〜4月とズレる。追熟型だから
- 産地1位は愛媛県(シェア20.9%)。30年以上トップを守っている
- 2位福岡、3位和歌山。上位3県で全国の半分以上
- 品種によって旬が違う。赤が早く、緑のヘイワードが最後
- 一年中並ぶのは、南北のリレー・貯蔵性・品種の多さの合わせ技
- 店頭では硬いのが正常。買ってから追熟させる
キウイって、旬がわかりにくい果物の代表だと思うんです。
一年中あるし、いつ食べても同じような味がする。
でも、国産の2〜3月のキウイを食べると、
「あ、こんなに違うのか」となる方が多いんですよね。
旬を知っていると、果物はもっと面白くなります。
うちのショップでは、キウイは11月から4月まで途切れずに続く、数少ない品目です。
11月に香川・深山のキウイさんのさぬきキウイっこ、
12月から香緑・讃緑、
年明けからは和歌山・グリーンジャンクションさんの無農薬キウイ。
こうやってリレーしていきます。
以前、お客様からこんなレビューをいただいたことがあります。
「無農薬の国産キウイは大変貴重。待ったかいがありました。酸味も甘みもバランス良くてとっても美味でした」
旬の国産キウイ、機会があればぜひ試してみてください。
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!
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