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無農薬みかんはなぜ育つ?木の「免疫」の話

2026年10月4日

無農薬みかん 和歌山・グリーンジャンクションで収穫したみかん

こんにちは。ときわオンラインのヨシハマです。

毎年大人気の、和歌山県紀の川市・グリーンジャンクションさんの無農薬みかん。

今年も受付が始まりました。

「農薬を使わずに、本当にみかんが育つの?」と思う方もいるかもしれません。

この記事では、園主の田村さんから聞いた「無農薬を始めたきっかけ」や、木が自分で強くなっていく「免疫」の話をご紹介します。

農薬も、除草剤も、化学肥料も使わないみかん

無農薬みかん 和歌山県紀の川市のみかん畑からの景色

グリーンジャンクションさんは、当ショップでは本当におなじみの農家さんです。

田村さんは、農薬や除草剤、化学肥料などを使わずに、フルーツを育てています。

みかんのほかにも、梅や桃、柿なども育てていますが、その中でも一番人気なのが、この無農薬みかんなんですね。

田村さんが無農薬でみかんを育てて、もう15年以上。

当ショップとも、もう10年近いお付き合いになります。

※【参考】田村さんには、以前インタビューさせていただきました。

→ 無農薬みかん農家『グリーンジャンクション』インタビュー

無農薬を始めたきっかけは「お金がなかったから」

無農薬みかん 木になる温州みかん

田村さんが、なぜ無農薬を始めたのか。

これを話し出すとめちゃくちゃ長くなるんですが、、

田村さんに聞いたきっかけは、なんと「農薬を買うお金がなかったから」なんです(笑)

正直な人だなあと思って、思わず笑ってしまいました。

田村さんの人柄がよくわかる答えですよね。

農薬を買うお金はない、でもみかんは育てたい。

「農薬なしでも、いけるんじゃない?」と思って始めたのがきっかけなんだそうです。

2年目、3年目に木が弱る「無農薬あるある」

無農薬みかん みかんの木を見上げる田村さん

これは無農薬の「あるある」なんですが、農薬を使わずに育て始めると、1年目は意外と実がなってくれることが多いそうなんです。

ところが2年目になると、木が弱ってきて収穫が減ったり、病気になってしまったりする。

3年目も、同じようなことが起こるそうです。

だいたいここで「やっぱりダメか」となって、無農薬をやめてしまう方や、農業そのものをやめてしまう方がすごく多いんだとか。

でも、3年目、4年目になってくると、木が元気を取り戻していくそうなんです。

田村さんが言うには、1年目はまだそれまでの農薬の効き目が残っていて、木が守られている状態なんじゃないか、とのこと。

それが2年目、3年目になると、環境の変化についていけずに、元気がなくなってしまう。

でもその間も、木は見た目にはわからないところで、新しい環境に慣れようと戦っているそうなんです。

そして3年目くらいから、少しずつ環境に適応して、農薬がなくても自分で病気や害虫に負けない力をつけていく。

木そのものが、どんどん進化していくんですね。

そうして4年目、5年目になると、かなり安定してくるそうです。

田村さんも、まさにこの道を通ってきて、今では無農薬にして15年以上になります。

木にも「免疫」がある

無農薬みかん 木の免疫 元気なみかんの木

この話、田村さんだけじゃないんです。

当ショップには無農薬で育てられた商品がたくさんありますが、果物でも野菜でも、無農薬の農家さんはみなさん同じことを言うんですね。

「植物が、自分の持っている免疫を高めることで、農薬に頼らない体になる」と。

人間に例えると、わかりやすいかもしれません。

ずっと家の中にこもって、運動もしない温室育ちだと、なんとなく体が弱そうなイメージがありますよね。

でも、外に出て、部活もして、しっかり体を動かしている人は、病気にも強かったりするじゃないですか。

木もそれと一緒で、甘やかすとどんどんひ弱になっていくそうなんです。

「汚いみかんだね」と言われた頃と、今

無農薬みかん 収穫かごいっぱいのみかん

とはいえ、無農薬で育てているので、殺虫剤などを使っている農家さんと比べると、見た目は少し汚くなると思います。

見た目のきれいさでいえば、やっぱり農薬を使っているみかんのほうがきれいなんじゃないかなと思います。

田村さんが無農薬を始めたころは、本当に汚いみかんができてしまったそうで、農家さんの直売所に持っていったら、買おうとしていたおばちゃんに「汚いみかんだね、これ」と言われたんだとか。

しかも、本当に汚いものを見るような言い方だったそうで(笑)

田村さんは笑いながら話してくれましたが、、

実は僕も以前、息子たちを連れて、田村さんにお願いしてみかん狩りをさせてもらったことがあります。

そのとき、小さな粒のようなものがびっしりついたみかんを、たくさん見ました。

1ミリくらいの、キウイの種やアリくらいの大きさのもので、虫だったのかもしれません。

正直「うわっ、汚っ!」と思って、触りたくないくらいでした(笑)

収穫したみかんの中にも、そういうみかんがたくさん混ざっていたんです。

もちろん、こういうみかんは、田村さんが選果の段階でしっかり外してくれています。

明らかに汚いものは、お届けする前に省いているので、今はとてもきれいなみかんをお届けできるようになっています。

むしろ「無農薬のみかんで、こんなにきれいなの?」「本当に無農薬なんですか?」というレビューが入るくらいです。

「汚いみかんが届くんじゃないの?」という心配は、しなくても大丈夫かなと思います。

青さが残るみかんも、おいしい

無農薬みかん 10月 青さが残るみかん

グリーンジャンクションさんの無農薬みかんは、10月中旬ごろから発送が始まります。

始まったばかりの10月中旬から11月に入るくらいまでは、少し青さが残っているみかんになると思います。

でも、それはそれで、めちゃめちゃ美味しいんです。

みかんって、9月下旬のものと、年が明けた1月中旬ごろのものでは、味が全然違うんですよね。

緑が残っていると「酸っぱいんじゃないの?」というイメージがあるかもしれませんが、全然そんなことないんです。

僕は結構好きです。

見た目ほど酸っぱくないですし、結構甘い。

酸味もきつくなくて、年明けのみかんと比べると、さっぱりして美味しいんですよね。

これはこれで、この時期しか食べられない味です。

グリーンジャンクションの無農薬みかん

季節ごとのみかんの味の変化も、ぜひ楽しんでみてください。

→ グリーンジャンクションの無農薬みかんはこちら

※【参考】温州みかんの品種については、こちらでまとめています。

→ 温州みかんとは?品種一覧と選び方を果物屋が解説

まとめ

無農薬みかん 箱いっぱいのグリーンジャンクションのみかん

今日は、無農薬みかんが育つまでのお話をご紹介しました。

  • 無農薬を始めたきっかけは「農薬を買うお金がなかったから」
  • 無農薬にすると、2年目・3年目に木が弱ることが多い
  • 3〜5年かけて、木が自分で「免疫」をつけて安定していく
  • 見た目は選果して、きれいなものをお届けしている
  • 青さが残る時期のみかんも、さっぱりして美味しい
  • 和歌山・グリーンジャンクションの無農薬みかんは10月中旬ごろから発送

本日は以上です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ときわオンラインのヨシハマでした。

それでは〜!

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  • この記事を書いた人

ヨシハマ リョウジ

農家直送フルーツショップ「ときわオンライン」店長
スーパーでは手に入らない『無農薬フルーツ』や『地域オリジナル品種』のフルーツを探し求めて、全国の農家さんに会いにいっています。
夏場は石垣島にある「ときわマンゴー園」で農家として収穫作業。
また、「国産バナナを日本の食卓に広めたい!」という夢があり、石垣島で無農薬バナナを育てています。

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