農家さん紹介

無農薬みかん農家『グリーンジャンクション』インタビュー

無農薬みかん農家「グリーンジャンクション」さんにお話をお聞きしました。

和歌山県紀の川市にある「グリーンジャンクション」さんを紹介します。

 

グリーンジャンクションさんは、10年以上無農薬で果樹を栽培していて

 

「みかん」「柿」「梅」「レモン」「桃」など、多くの果樹を育てています。

 

グリーンジャンクションさんのみかんは、当ショップでも非常に人気があるので、

 

「無農薬みかんは、お正月に食べていたよ」

 

という方も多いと思います。

 

今回、グリーンジャンクションの農園主、田村さんにお話をお伺いしました。

 

無農薬栽培を始めた、きっかけは「お金がなかったから」!?

ベタな質問ですが、 無農薬栽培を始めたきっかけはなんですか?


と質問したところ

とんでもない答えが返って来ました。

農薬を買うお金がなかったからですよ!

そんなことで、無農薬にしたんですか!!


びっくりしました。

田村さんは高校生の頃に、ずっと農家さんでバイトをしていたそうです。
(それも珍しいですよね。根っから農業が好きだったんですね)

高校を卒業してから、すぐ師匠のところで修行して、19歳とか、20歳には独立して農家になりました。

でも、農家って初めは農業資材やら、肥料やら、農薬やらで何かとお金がかかるんです。

20歳そこそこで、お金のなかった田村さんは

「お金をかけずに、どうにか栽培できないか・・・」

と考え、

「とりあえず、無農薬で玉ねぎを作ってみよう」

と思い立ちました。

それが、なんと、うまくいったんですね。

その時に「無農薬でもできるやん!」と確信したそうです。

そうこうしている時に、自分のおじいさんから「みかん畑を管理してくれないか?」という話をもらい

お金のない田村さんは、玉ねぎと同じく無農薬で栽培を始めました。

ところが、みかんは玉ねぎと違ってうまくいかなかったんです。

見た目は汚いし、形は悪いし、収穫量が安定しない。

実ったみかんの見た目は汚いし、形は悪いし、収穫量が安定しない。
(味はそこそこ)

それでも「無農薬」という付加価値がある。

と思って市場に持っていくと

「汚いみかん」ということで、B品(訳あり)扱いされて、メチャクチャな安い価格をつけられたそうです。

その当時は「無農薬」で安心安全といっても、”汚いみかん”は誰も買ってくれなかったんですね。

田村さんは笑顔で話をしてくれましたが、

当時のことを想像すると、丹精込めて育てたみかんに低評価をつけられて、

精神的にも相当辛かったと思います・・・

迎えた2年目、さらなる試練が待っていました。

そして、期待に胸を膨らませた2年目ですが、

さらなる試練が待ち構えていました。

みかんの木が弱ってしまって、収穫量が激減してしまったんです。

見るからに、木の体力がなくなっていて、元気がない。

これは枯れてしまうかも・・・

思ったそうです。

収穫できないと、収入もなくなるわけですから、

「このまま、無農薬での栽培を続けていいのだろうか?」

「農薬を使って、収穫量を増やした方がいいのではないか?」

と葛藤したそうです。

悩んだ結果、田村さんが出した答えは

「いや、環境が変わって木がびっくりしているだけかも、、」

「もう少し続けてみよう」

というものでした。

そうして続けたところ、3年目には少し回復し、4年目には依然と変わらない収穫量に戻りました。

面白いのは、木自体の免疫が強くなったのか、以前より、葉っぱの厚みが出て、みかんの皮も厚くなったそうです。

これは、木が自分で「生きよう」「強くなろう」と思って変化に対応した結果なんだろうと。お話をしてくれました。

その後も、無農薬での栽培を続け、今では「はっさく」や「梅」「柿」「レモン」も無農薬栽培で育てることに成功しています。

販売面でも、汚いみかんでも買ってくれるお客さんが少しずつ増えていき、

そして、

当ショップとの出会いがあり「無農薬」を求めている方に、インターネットでダイレクトにお届けできるようになりました。

インタビューの様子は当ショップのYoutubeチャンネルにアップしていますので、

ご興味があれば見てみて下さい。

それでは、本日は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは~、、、

この記事は動画でも紹介しています。

 

→グリンーンジャンクションの「無農薬みかん」はこちらで購入できます。

 

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→グリーンジャンクションWEBサイト

 

  • この記事を書いた人

ヨシハマ リョウジ

農家直送フルーツショップ「ときわオンライン」店長
スーパーでは手に入らない『無農薬フルーツ』や『地域オリジナル品種』のフルーツを探し求めて、全国の農家さんに会いにいっています。
夏場は石垣島にある「ときわマンゴー園」で農家として収穫作業。
また、「国産バナナを日本の食卓に広めたい!」という夢があり、石垣島で無農薬バナナを育てています。

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