
こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。
今日はちょっと正直な話をしようと思います。
「柑橘の大トロ」なんて呼ばれるせとかですが、実は僕、一度めちゃくちゃまずいせとかにあたった経験があるんです。
中はスカスカ、水分はどこかに消えてパッサパサ。
そして苦い。
「え、これせとか?本当に?」って疑いたくなるほどでした。
「柑橘の大トロって、これのこと??」って(笑)。
その経験がきっかけで農家さんに「なんでこんなことになるんですか?」と聞いてみたら、とても興味深いことを教えてもらいました。
今回はせとかがまずくなる原因を農家さんから聞いた経験とリサーチを踏まえて、しっかり深掘りしていきたいと思います。
「せとかを買ったけどまずかった…」という方にも、「これから買うけど失敗したくない!」という方にも、役に立てるはずです。
ぜひ最後まで読んでみてください!
せとかがまずくなる原因①「寒波による凍結」、これが一番衝撃的だった

僕が農家さんに「なんでこんなにパッサパサで苦くなるんですか?」と聞いたとき、
農家さんはこう答えてくれました。
「生育中に寒気が来て、せとかが一旦凍ってしまうことがあるんです。で、それが解凍された時に、もう美味しくなくなってしまうんですよ。」
これを聞いたとき、目から鱗でした。
せとかって、柑橘なのに凍ることがあるんですね。
なぜ凍ると「まずい」になるのか?仕組みを解説
せとかの果肉はたくさんの「砂じょう(さじょう)」と呼ばれる果汁を蓄えた小さな袋の集まりでできています。
冬場に気温が急激に下がって、果実が凍傷を受けると、この砂じょうの薄い膜が破れてしまうんです。
膜が破れると、果汁がそこから漏れ出てしまって…そう、あのパッサパサのスカスカ状態になるんです。
そして同時に、せとかの皮の部分に含まれている「ナリンギン」という苦味成分が果肉に染み出てきます。
ナリンギン自体は柑橘類には普通に含まれる成分なのですが、凍傷などのストレスを受けると果肉への浸透が起きやすくなるとされています。
これが「苦くてパサパサなせとか」の正体だったんですね。
なるほど、農家さんの言っていたことは、こういう仕組みだったのか、と腑に落ちました。
せとかがまずくなる原因②「す上がり」〜収穫・貯蔵の問題〜

もう一つ、「す上がり」という現象があります。
これは果実が木に長く実りすぎたり、収穫後の貯蔵期間が長くなったりすることで、果実の中の水分が徐々に失われていく現象です。
スーパーや通販でなんとなく購入して、食べてみたら「なんかスカスカだな…」というケースは、このす上がりが原因であることがよくあります。
特に乾燥した環境での長期保存は、す上がりを加速させます。
せとかの旬は2月〜4月頃なのですが、旬終わりの4月以降に出回っているものや、長期保存されたものは、す上がりが進んでいる可能性があります。
「買ってから1週間以上経って食べた」という場合も、ご注意を。
せとかがまずくなる原因③「収穫が早すぎる」〜酸味が強いケース〜

せとかは甘くて美味しいフルーツですが、収穫タイミングが早すぎると「酸っぱい」と感じる場合があります。
これはせとかが悪くなっているわけではなく、まだ熟しきっていない状態なんです。
特に2月の上旬〜中旬に出回る早出しのものには、酸味が強い傾向があります。
この場合は「まずい」というより「早熟」なので、追熟させることで甘みを引き出すことが可能です。
常温で数日間置いておくと、甘みが増して美味しくなりますよ。
「まずいせとか」を避けるための選び方・5つのポイント

では、実際に購入する際にまずいせとかを避けるにはどうすればいいか。
僕が農家さんから聞いた話とリサーチをもとに、5つのポイントにまとめました!
ポイント①「ずっしり重い」ものを選ぶ
同じサイズのせとかが並んでいたら、手に持ってみて重いほうを選んでください。
重みがあるということ=果汁がたっぷり詰まっているということ。
逆に軽すぎるものはす上がりが進んでいる可能性があります。
ポイント②「扁平(ひらべったい)形」のものを選ぶ
せとかは丸いものよりも、上下に平たい扁平な形のものの方が甘い傾向があります。
腰高(縦に長い形)のものよりも、横広がりのものをチョイスしてみてください。
ポイント③「皮にハリとツヤがある」ものを選ぶ
皮がなめらかでツヤツヤしていて、弾力を感じるものが◎。
逆に皮がヨレていたり、ブカブカした感じのものはす上がりが進んでいるサインであることが多いです。
ポイント④「ヘタが青い・フレッシュ」なものを選ぶ
ヘタの切り口が青みを帯びているものは、新鮮な証拠です。
ヘタが枯れて茶色くなっているものは収穫から時間が経っている可能性があります。
ポイント⑤「旬真っ只中(3月前後)」のものを選ぶ
せとかが最も美味しいのは3月前後と言われています。
2月上旬の早出しは酸味が残りやすく、4月以降はす上がりのリスクが高まります。
「絶対に美味しいものを食べたい!」という方は、3月の旬ド真ん中を狙うのが最善策です。
※【参考】せとかを美味しく食べるための切り方・食べ方についてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
→ せとかをフォークで食べる!農家直伝の切り方・食べ方ガイド
それでもまずいせとかにあたってしまったら
「ポイントを気をつけていたのに、それでもまずかった…」
そういうこともあります。
自然の産物ですから、どうしても個体差は出てきます。
そんな時の対処法をいくつかご紹介します。
砂糖や練乳をかけて食べる
酸味が多い場合は、砂糖をかけると甘みが増して食べやすくなります。
ジュースやスムージーにする
パサつきが気になる場合でも、他のフルーツと合わせてミキサーにかけると美味しくいただけます。
マーマレードやジャムにする
加工してしまえば、苦みもコクに変わって美味しく活用できますよ。
まとめ:せとかがまずくなる原因は「寒波・鮮度・収穫時期」にあった
今回の記事をまとめると…
- 寒波による凍結 → 果汁が失われスカスカ・ナリンギンが染み出て苦くなる
- す上がり(長期保存や過熟) → 果実の水分が失われてパサパサになる
- 早取り → 酸味が強く甘みが出ていない状態
こういった原因でせとかはまずくなります。
僕が農家さんから教えてもらった「寒波で一旦凍ってしまう」という話は、今でも印象に残っています。
果物って、樹上で生きているんだなぁ、と改めて感じましたね。
そして選ぶときは
「ずっしり重い・扁平・皮にハリとツヤ・ヘタが青い・3月前後」
この5つを意識してみてください。
美味しいせとかに出会える確率がグッと上がりますよ!
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!
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