フルーツ旬の時期 (レビュー・紹介)

弓削瓢柑(ゆげひょうかん)って、おいしかったんだ!

先日、愛媛県西予市で行われていた、

みかん(柑橘)の食べ比べイベント

「mikkai」に参加してきました。

先日、媛小春を食べて衝撃を受けた。と言う記事を書いたんですが、

愛媛県八幡浜市で育てている農家さん(丸山農園)さんが見つかったので、

会いにいく予定をしていたんです。

そのタイミングで、

食べ比べのイベントがある。

と聞いて、「これは、参加したい!」と思って、行ってきました。

 

会場にびっくり!!

食べ比べの会場に到着して、まずその会場にびっくりしたので、まず、その話をさせて下さい。

会場は「宇和米博物館」という会場だったのですが、

廃校になった小学校をそのまま使っていて、中の教室をイベントスペースとして、貸し出しているんですね。

木造の小学校なので、木の温もりが感じられる、レトロないい雰囲気の会場なんです。

「そうか、その学校の雰囲気に驚いたのか!」

と思われたと思いますが、確かにそれも驚きましたが、そうではありません。

何に驚いたのかというと、

その小学校の廊下の長さです!!

日本一廊下が長い小学校ってことで、

その長さは、なんと

109メートル!!!

すごくないですか?

廊下の端に立つと、向こう側が米粒です。

実は、この小学校は以前は別の場所にあったそうですが、

日本一廊下が長いということもあって『建物自体を残したい。』

という要望も多かったので、そのまま引っ越してきたそうです。

素晴らしい!残してくれた方は本当にいい仕事をしたと思います。

この建物は残す価値があると思います!

そして、面白いのが

その廊下を使って、雑巾掛けのレースが行われているんです。

歴代の記録も残されていて、歴代1位の記録は、なんと18秒!!

109メートルを雑巾掛けで18秒ですよ!!メチャクチャ早くないですか!?

(ちなみにレースは500円で参加できます)

そんな、びっくりする会場でみかんの食べ比べ「mekkai」が開かれました

みかんの品種、15品種の食べ比べ!

会場の教室に入っていくと、お皿の上には切られたみかん(柑橘)が用意されています。

ざっとみて、

「せとか」「せとみ」「河内晩柑」「黄金柑」「湘南ゴールド」「ゆげひょうかん」「ブラッドオレンジ」、、、、メッチャある〜!!!

15品種はありました。

(楽しみ〜!!)

名前は聞いたことあるけど、食べたことのない品種や、そもそも初めて聞く品種もあります。

「農6?」「ひょうかん?」「なるとオレンジ?」

そうこうしているうちに、イベントは始まり、食べ比べがスタート!

「せとか、やっぱり甘いなー!」

「今頃のデコポンはやっぱりおいしいなー」

「河内晩柑の果汁がすごい!」

と、思いながら、どんどん食べていきました。

でも、

途中から食べすぎて、味がわからなくなってきました。

そして、

初めの方に食べた味を思い出せないほど、インパクトがある品種が多いんです。

でも、一つ言えるのは

『これは微妙だなぁ・・・』

っていう品種はひとつもないってこと。

甘くておいしい。

酸っぱくておいしい。

独特の風味がおいしい。

など、

それぞれに個性があって、おいしいんです。

15品種の中でも
インパクトのある「ゆげひょうかん」

ただ、見た目のインパクトがあって、印象的!

という部分で言うと

「ゆげひょうかん」がインパクトがありました。

色は黄色で、柑橘にはなかなかない、縦長の卵のような見た目なんです。

黄色いので「酸味がある系の柑橘なのかな?」と予想していたんですが、

食べると、予想を裏切る「甘さ」があるんです。

メッチャ甘いんです!

河内晩柑を、もう少し甘くした感じ。

そして、

果汁が多くて、ジューシー!

剥いた時にボタボタする系で、口の中で噛んだ瞬間にジュースのように果汁が溢れ出てきます。

さらに、

後味がいいんです。

ワタの部分に若干の苦味があり、その苦味が最後にふわっと感じられます。

グレープフルーツって、若干の苦味を感じるじゃないですか。

グレープフルーツの苦味に似ていて、どっちかっていうと大人の味です。

なんで、こんなにおいしいのに知名度が低いの?

この「ゆげひょうかん」なんで、こんなにおいしいのに、名前が上がってこないんでしょう?

おそらく、ですが、

ほとんど栽培されていないんでしょうね。

僕は、いろんな柑橘をリサーチして調べていますが、初めて聞いた品種です。

栽培が難しくて、農家さんが嫌がるのかな?

と、思ってネットで軽く調べてみたんですが、比較的に栽培はしやすいと書いていました。

なんで、こんなに知名度が低いんでしょう?

おそらくですが、

知名度が低すぎて、農家さんにも知られていないんじゃないかと思います。

実際に今回のイベントには、みかん農家さんも何人か参加されていたんですが、

「ゆげひょうかん?何それ?」

と言う反応でした。

やっぱり、知られていないんだなぁ。と言う印象です。

取り扱いたい品種

栽培量が少ないと言っても、これだけインパクトのある柑橘ありますし、

当ショップ「ときわオンライン」でも取り扱いたいと思いました。

今後、農家さんを探していこうと思います。

もし、

この記事を読んでいる方に

「ゆげひょうかん」を育てている。という農家さんがいらっしゃれば、

コメントやメッセージをいただければ、嬉しいです。

すごく、お話をお聞きしたいです。

(まぁ、いないだろうなぁ笑)

スーパーには、ほとんど並ぶことはない品種だと思いますが、

ご興味がある方は是非一度食べてみて下さい。

「ゆげひょうかん」おすすめの品種です。

 

動画では、切り方なども解説しています

食べ比べイベント「mikkai」の様子や、切り方紹介をしています。

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  • この記事を書いた人

ヨシハマ リョウジ

農家直送フルーツショップ「ときわオンライン」店長
スーパーでは手に入らない『無農薬フルーツ』や『地域オリジナル品種』のフルーツを探し求めて、全国の農家さんに会いにいっています。
夏場は石垣島にある「ときわマンゴー園」で農家として収穫作業。
また、「国産バナナを日本の食卓に広めたい!」という夢があり、石垣島で無農薬バナナを育てています。

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