皮まで絶品「レモンのコンフィ」の作り方

「レモンのコンフィ」という料理をご存知ですか?
「なにそれ?聞いたことない!」
「なんか、響きがオシャレ!」
という方がほとんどではないでしょうか?
コンフィ(confit)とは、フランス語で食材を風味よく保存するための調理法のこと。
日本では、レモンを砂糖やシロップでじっくりと煮込んで、皮まで柔らかくした**「レモンの砂糖煮」**を指すことが多いです。
「名前は聞いたことあるけど、難しそう…」
「ジャムとは何が違うの?」
そう思われるかもしれませんが、実は材料も少なく、作り方はとってもシンプル。
何より、これを一つ作っておくだけで、いつものトーン、そしてお家で作るパウンドケーキや鶏肉料理が、一気に「お店の味」に変わります。
今回は、皮の苦味を抑え、宝石のようにキラキラ輝く「レモンのコンフィ」のレシピをご紹介します。
はちみつ漬けとは違う?コンフィの魅力
前回ご紹介した「はちみつ漬け」は生のレモンを使いますが、コンフィは**「火を通す」**のが最大の特徴です。
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食感の違い: 皮がとろりと柔らかくなり、ゼリーのような食感になります。
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味の違い: 加熱することで酸味がまろやかになり、凝縮された濃厚な甘みと香りが楽しめます。
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見た目の違い: 皮が透き通って、光にかざすとキラキラと輝きます。
この「皮の美味しさ」こそがコンフィの主役。 だからこそ、使うレモンは**「皮が美味しくて、綺麗なもの」**を選ぶことが成功への第一歩です。
プロ級の仕上がり!レモンのコンフィのレシピ
一般的なレシピでは「苦味を取るために3回茹でこぼす」といった工程がありますが、当店のレモンならその手間も最小限で美味しく仕上がります。
材料
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レモン: 2個(約200g〜250g)
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グラニュー糖: レモンの重さと同じ量(1:1)
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水: レモンがひたひたに浸かるくらい
まずは下準備:レモンを綺麗に洗いましょう

無農薬レモンなら「軽い水洗いだけ」でOKですが、スーパーの輸入レモンを使う場合は、以下のように表面の汚れを落としておきましょう。
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塩もみ:粗塩を適量つけ、皮の表面を強めにこすり洗いして汚れを浮かせます。
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重曹につけ置き:ボウルに水を張り、食品用重曹を小さじ1入れて1分ほど浸します。
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沸騰湯をかけ流す:最後に沸騰したお湯にサッとくぐらせ、冷水で締めればワックスも落ちてスッキリ!
※詳しい手順や、なぜこの方法が良いのか?については、ぜひ以下の記事も参考にしてください。
作り方
①レモンをスライスする
3mm〜5mm幅の輪切りにします。
※種は苦味のもとになるので、丁寧に取り除いてください。

②砂糖と水で煮込む
鍋にレモン、グラニュー糖、水を入れ、弱火にかけます。
最初は触らず、砂糖が溶けるのを待ちます。

③じっくりコトコト煮詰める
落とし蓋(クッキングシートでOK)をして、弱火で30分〜40分ほど煮込みます。
水分が減り、シロップにとろみがつき、レモンの皮が透き通ってきたら完成の合図です。

④瓶に入れて保存
煮沸消毒した瓶に入れ、冷蔵庫で保存します。
(保存期間の目安:冷蔵庫で約1ヶ月、冷凍で約3ヶ月)

混ぜるだけじゃない!コンフィのおしゃれな使い方
作ったコンフィは、そのまま食べるだけでなく、料理のアクセントとして大活躍します。
1. 焼き菓子に混ぜ込む(パウンドケーキ・マフィン)
これが一番のおすすめ!
コンフィを刻んでパウンドケーキやマフィンの生地に混ぜ込んで焼いてみてください。
生のレモン汁を入れるよりも、**「噛んだ瞬間にジュワッと広がるレモンの香り」**が楽しめ、焼き上がりのしっとり感も段違いです。
2. お肉料理のソースに
意外かもしれませんが、甘いコンフィは豚肉や鶏肉、鴨肉などの脂と相性抜群です。
ソテーしたお肉に、刻んだコンフィと醤油、黒胡椒を少し合わせたソースをかけてみてください。
高級レストランのような、甘酸っぱく爽やかなメインディッシュになります。
3. オランエット風(チョコがけ)
コンフィの水気を少し切って、溶かしたチョコレートを半分だけコーティング。
これだけで、デパ地下で売っているような高級スイーツ「オランエット(レモン版)」の出来上がりです。
バレンタインやギフトにも最適!
最後に
コンフィ作りで最もテンションが上がる瞬間、それは**「煮上がったレモンが透き通って輝くとき」**です。
コンフィは皮が透明になるため、皮の表面にある傷や黒ずみが、生の状態よりも目立ってしまいます。
だからこそ、**「もともとの肌が綺麗なレモン」**を使うと、仕上がりの美しさが格段に変わります。
当店がお届けする、和歌山県・グリーンジャンクションさんのレモンは、農薬はもちろん、ワックスや防腐剤を一切使わず育てた安心安全なレモンですが、非常に見た目が綺麗なんです。
その理由はすべて「ハウス栽培」だから!
雨風や枝擦れから守られて育ったレモンは、表面がつるんとしていて傷がほとんどありません。
そのレモンで作ったコンフィは、まさに**「食べる宝石」**。
瓶詰めしてキッチンに並べておくだけで、インテリアのように美しい。
そんな特別なレモンコンフィ作りを、ぜひ当店のレモンで体験してみてください。
(※はちみつ漬けの記事も書いています。よかったらこちらもどうぞ) レモンのはちみつ漬けは「皮ごと」が一番おいしい レモンのはちみつ漬けは、紅茶に入れたり、炭酸で割ったり、そのまま食べてもおいしい万能レシピです。 でも、作る前にこんな疑問を持つ方も多いはず。 皮ごと使 ... 続きを見る
参考【完全ガイド】レモンのはちみつ漬けの作り方|無農薬レモンなら皮ごと安心
本日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ときわオンラインのヨシハマでした
それではー、、、
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