みなさん、こんにちは!店長ヨシハマです。
今日は「パール柑(パールかん)」についてお話ししようと思います。
「パール柑って名前は聞いたことあるけど、どんな柑橘なの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。
この記事を読んでいただければ、パール柑の特徴や味わい、食べ方から値段まで、まるごと理解していただけるはずです。
では早速、パール柑の魅力を見ていきましょう!
パール柑とは?
パール柑は、文旦の血を引く柑橘のひとつで、熊本県天草地方の温暖な地域で育てられています。
名前の由来は諸説ありますが、「果肉が真珠のように美しい」「天草のパールライン周辺で育てられた」などから「パール柑」と呼ばれるようになったと言われています。
大きめのサイズとやさしい酸味が人気のポイント。見た目は文旦に似ていますが、果肉の色がやや淡くて上品な印象があります。
どんな味?(酸味・甘味・香り・食感 など)
一言でいえば「さっぱりとした甘みと上品な酸味」が特徴です。
皮が厚い柑橘は「酸っぱそう…」というイメージがありますが、パール柑は適度な酸味とほんのり甘みのバランスが絶妙。
香りは爽やかで、食感は果肉のツブツブ(さじょう)ががしっかりしていて、プチプチの歯応えが楽しめます。
酸味が強すぎず、食べやすいのが人気の理由ですね。
- 酸味: やや控えめ
- 甘味: ほんのり甘い
- 香り: 柑橘ならではの爽やかな香り
- 外皮: 厚め(柔らかいので簡単に手で剥けます)
- 内皮(じょうのう): 程よく厚みがある、そのままでも食べられますが、剥いて食べるとなお美味しい
- 食感: 果肉がしっかりしていて、プチプチ感が楽しい
どうやって食べるの?(切り方や、剥き方)
パール柑は外皮が厚いので、そのまま手で剥くと意外と時間がかかります。
そこでおすすめの方法は下記の2パターンです。
- 包丁で外皮をそぎ落とすように剥く
- 上下(ヘタ側とおしり側)を少し切り落として、安定させます。
- 包丁で白いワタ部分がなくなるように、ぐるっと外皮をそぎ落とします。
- 房ごとに手で割って、内皮が気になる方は剥いて食べると食べやすいです。
- 文旦のように剥く
- まずヘタ部分に切れ目を入れ、そこから指を入れて外皮を少しずつ剥がしていきます。
- 剥き始めはコツがいりますが、慣れてしまえば意外とスムーズに剥けます。
- 食べ方は同じく房ごとに分け、じょうのうを剥いていただくとより食べやすいです。
「白いワタが多いのがもったいない…」と感じる方もいるかもしれません。ワタの部分は苦味が少なく、砂糖をまぶして甘く煮るなどのアレンジにも使えますよ。
旬の時期は?いつごろ収穫されるの?
パール柑の収穫時期は1月頃から3月頃にかけてがメインです。
気候条件によっては若干前後しますが、寒い時期に収穫されるため、冬~初春にかけて楽しめる柑橘ですね。
ただし、追熟を経てから出荷されることもあり、スーパーや直売所などでは3月〜4月あたりまで見かける場合もあります。
どこで育てられているの?(栽培地域・収穫地域)
パール柑の産地は熊本県天草地域
天草地域ではパール柑が盛んに栽培されていて、最近では産地独自のブランド化を進めているところもあります
どんな品種?(交配・掛け合わせ・歴史など)
パール柑のルーツは文旦の一種とされています。
文旦の仲間は長い歴史があり、土佐文旦や晩白柚(ばんぺいゆ)など大きなサイズの柑橘が多いですが、パール柑はそれらよりも一回り小さめで扱いやすいという特徴があります。
ただし、一般的には「文旦の一品種」という見方が強く、独自の交配種というよりは、文旦をもとにした地方ブランド柑橘という立ち位置です。
料理に使えるの?(パール柑を使ったレシピ紹介)
パール柑はそのまま剥いて食べるのがもちろん王道ですが、ちょっとしたアレンジレシピも楽しめます。
- パール柑サラダ
1房ずつほぐしたパール柑を、レタスやルッコラ、アボカドなどと一緒にサラダにするだけで、一気に爽やかなテイストが加わります。
ドレッシングはオリーブオイル+塩コショウだけでも十分美味しいです。 - パール柑のマーマレード
外皮は厚いですが、きれいに洗って薄く刻めばマーマレードづくりに使えます。
砂糖、少量の水、そしてパール柑の皮・果肉を煮詰めれば、爽やかな香りのマーマレードが完成。
ヨーグルトにかけたり、パンに塗ったり、幅広く使えて便利です。 - パール柑のゼリー
果汁をしぼってゼラチンや寒天で固めれば、さっぱりとした自家製ゼリーに。
暑い時期でも、柑橘の酸味が爽やかなデザートになります。
どのくらいの値段で買えるの?
天草地域のブランドとなっており、生産量も少ないことから希少なため価格はやや高くなっています。
時期や、その年の流通量、サイズによって価格が大きく変わりますが、良品質や大玉サイズになると1個400円を超える場合もあります。
ネット通販や産地直送のサイトでは、まとめ買い(箱買い)で1玉あたりの価格が安くなることが多いです。
これからパール柑の認知度や人気が上がれば、需要に応じて価格が上下する可能性があります。
パール柑と文旦の違い
「文旦とパール柑って何が違うの?」と思う方も多いのではないでしょうか?
個人的に印象になってしまいますが、違いをまとめました。
結論を先に言うと、「文旦の一種」と言われることもあり、形も味も非常に似ています。
- サイズ感
- 個体によってサイズもバラバラなので、はっきりはしていませんが、文旦に比べるとパール柑の方がやや小ぶりの印象です。
- 味わい・香り
- 味は文旦と非常に似ていますが、パール柑の方が酸味と甘みのバランスがよりまろやかと感じる方が多いです。
- 香りもパール柑の方がやや甘めの印象。
- 皮の厚さ・ワタ
- 文旦もパール柑も厚めの皮ですが、パール柑は文旦ほどゴツい感じはありません。
- 剥くときはどちらも包丁を使った方が楽に剥けます。
まとめ
最後に、パール柑の特徴をざっと振り返ってみましょう。
これだけ見ればわかる | 評価 (★は5段階) | 備考 |
---|---|---|
甘味 | ★★☆☆☆ | 控えめながらもほんのり甘い |
酸味 | ★★☆☆☆ | ほどよい酸味 |
タネ | ある場合も | 文旦系なので多少はあり |
香り | ★★★☆☆ | 爽やかでフレッシュ |
果汁 | ★★★★☆ | 適度にジューシー |
外皮 | 厚い | 包丁で剥くのがおすすめ |
剥きやすさ | ★★★★☆ | 慣れれば剥きやすい |
薄皮(じょうのう) | やや厚め | そのままでも食べられますが「口に残るのが苦手」と言うな方は 剥いて食べることをおすすめします |
収穫時期 | 1~3月頃 | 地域によって前後 |
価格帯 | やや高い | 状態やサイズによって幅がある |
パール柑は、文旦系の柑橘としては比較的食べやすい大きさと酸味のマイルドさが魅力です。
冬から春にかけて収穫されるので、寒い時期でも爽やかな柑橘を味わいたい方にはぴったり。
皮が厚いので剥くのはちょっと手間ですが、果肉はプチプチでみずみずしく、上品な味わいが楽しめるので、興味があれば是非一度べてみて下さい。
また、「果肉が真珠のように美しい」と言うことで「パール柑」と言われていることもあり写真映えします。食べるだけじゃなく、写真と撮ってSNSに投稿するなどして楽しんでください。
最後にお知らせです。
当ショップときわオンラインでは、熊本県天草地域の「淀川農園」さんのパール柑を取り扱っています。
安心安全を考え、農薬や除草剤や、ワックス、防腐剤などを一切使わずに育てたパール柑です。
ご興味があれば、是非一度等ショップに見にきて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜、、
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