フルーツショップ「ときわオンライン」の店長日記。旬のフルーツ、カット方法、保存方法、などフルーツ情報を書いています

果物語(くだものがたり)

レッドキウイとは?ルビーレッドとレインボーレッドの違い

2026年10月13日

こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。

キウイを半分に切ったら、真ん中が赤い。

最近は、そんな「レッドキウイ」を見かけるようになりましたよね。

「赤いキウイって、どんな味?」

「ルビーレッドとレインボーレッドって、何が違うの?」

と気になっている方も多いと思います。

先にお伝えしておくと、うちのショップでは、レッドキウイは扱っていません。

それでも、キウイを扱う果物屋として、「こんなキウイもあるんですよ」というのは、ぜひ知ってもらいたいなと思って、調べてまとめてみました。

今日は、

  • レッドキウイってどんなキウイ?
  • ルビーレッドとレインボーレッドの違い
  • ゼスプリ・ルビーレッド(ニュージーランド)
  • レインボーレッド(静岡生まれ)
  • 国産のレッドキウイは、どこで作られている?
  • 赤いキウイの食べ方

を紹介します。

それでは、いきましょう!


レッドキウイってどんなキウイ?

レッドキウイは、種のまわりの果肉が赤く色づくキウイです。

キウイは、果肉の色で大きく3つに分けられます。

  • グリーン(緑)… スーパーでおなじみのヘイワードなど
  • ゴールド(黄色)… サンゴールドなど
  • レッド(種のまわりが赤)… ルビーレッド、レインボーレッドなど

赤い色のもとは、アントシアニンという色素だそうです。

味は、どちらも甘さが強いのが特徴です。

ただ、作られている量が少なく、出回る時期も短いので、なかなか出会えないキウイでもあります。

 

参考

【参考】緑・ゴールド・レッドのちがいと、国産のキウイの品種は、こちらでまとめています。

→ キウイの種類まとめ|緑・ゴールド・レッドの違い


ルビーレッドとレインボーレッドの違い

レッドキウイの代表は、この2つです。

項目 ルビーレッド レインボーレッド
生まれ ニュージーランド(ゼスプリ) 静岡県(中国から来たキウイから選抜)
出回る時期 春(3月下旬〜5月ごろ) 秋(9月下旬〜10月ごろ)
赤いところ 果肉の広い範囲が赤い 種のまわりが、輪のように赤い
大きさ 小ぶり 60〜90gほどの小ぶり
味 ベリーのような甘さ 酸味が少なく、とても甘い

ざっくり言うと、春に見かける赤いキウイはルビーレッド、秋ならレインボーレッドの可能性が高いです。

出回る時期が、ちょうど半年ずれているんですね。


ゼスプリ・ルビーレッド(ニュージーランド)

ルビーレッドは、キウイでおなじみのゼスプリが手がけている、ニュージーランド産のレッドキウイです。

ゼスプリによると、20年以上の歳月をかけて開発された品種なんだとか。

小ぶりで、栽培が難しい、希少なキウイだそうです。

日本では2020年から販売が始まり、2021年は「ゼスプリ レッド」という名前で、期間限定で売られていました。

今は「ルビーレッド」の名前で、毎年春だけお店に並びます。

2026年は、3月末ごろ〜5月末ごろの季節限定で販売すると発表されていました。

味は、ゼスプリいわく「ベリーのような甘さ」。

キウイなのにベリー、というのが面白いですよね。

ルビーレッドの栄養

ゼスプリの発表では、ルビーレッドには

  • ビタミンC:可食部100gあたり189mg
  • 赤い色のもとのアントシアニン

が含まれているそうです。

1個で、1日に必要なビタミンCがとれる、とも紹介されていました。

ちなみに、日本の食品成分表では、ビタミンCは緑のキウイが71mg、ゴールドキウイが140mg(どちらも100gあたり)。

測った条件はちがいますが、ルビーレッドも、ビタミンCがかなり多いキウイと言えそうです。

(赤いキウイは、日本の食品成分表にはまだ載っていません)

 

参考

【参考】緑のキウイとゴールドキウイの栄養のちがいは、こちらで比べています。

→ キウイの栄養がすごい!緑とゴールドを比較しました


レインボーレッド(静岡生まれ)

国産のレッドキウイといえば、レインボーレッドです。

1989年に、中国から日本キウイフルーツ協会に持ち込まれた苗木の中から、静岡県の小林利夫さんが選び出して育てたキウイだそうです。

「レインボーレッド」という名前は商標として登録されていて、苗木では「紅妃(こうひ)」という名前でも出回っています。

長崎県や静岡県の試験によると、こんな特徴があるそうです。

  • 果肉:外側がやや緑、中が黄色、種のまわりが赤
  • 大きさ:60〜90gほど(緑のヘイワードより、かなり小さい)
  • 糖度:追熟したあとで18〜20度ほど
  • 酸味:ヘイワードの半分以下
  • 皮:毛がほとんどない
  • 収穫:9月下旬〜10月ごろ。ヘイワードより20日ほど早い

長崎県の試験では、追熟したあとの糖度が、ヘイワードより4〜5度も高かったそうです。

小さいけれど、甘さはしっかり。

外側から緑・黄・赤と色が重なっていて、まさに「レインボー(虹)」ですね。

日持ちは、あまりしない

レインボーレッドは、長崎県の資料で「貯蔵性は低い」とされています。

収穫が早い品種で、追熟もしやすいそうなので、見かけたら早めに食べるのがおすすめです。

家で育てるなら、雄の木もいっしょに

キウイは、雄の木と雌の木が別々の果物です。

レインボーレッド(紅妃)は、花の咲く時期が早いので、同じころに咲く雄の木(「早雄」など)をいっしょに植えるか、花粉を用意しておく必要があるそうです。

 

参考

【参考】キウイの雄の木と雌の木のふしぎな関係は、こちらで書いています。

→ キウイの新品種はどう生まれる?木と花のふしぎな関係


国産のレッドキウイは、どこで作られている?

農林水産省の調査(令和5年産)を見てみると、レインボーレッドの栽培面積は、全国で約21haでした。

緑のヘイワード(約965ha)の、45分の1ほどです。

県 レインボーレッドの栽培面積
埼玉県 5.9ha
福岡県 5.0ha
静岡県 4.2ha
山梨県 2.2ha
神奈川県・愛媛県 各1.5ha
大分県 1.0ha
全国 21.3ha

※農林水産省「特産果樹生産動態等調査」(令和5年産)より

生まれ故郷の静岡県より、埼玉県や福岡県のほうが多いのは、ちょっと意外ですよね。

スーパーで国産のレッドキウイをあまり見かけないのは、そもそも作られている量が、とても少ないからなんですね。


赤いキウイの食べ方

せっかくの赤いキウイ。

赤い色を楽しむなら、横に輪切りがおすすめです。

断面に、赤い輪がきれいに出ますよ。

  • 輪切りにして、そのまま
  • 小ぶりなので、半分に切ってスプーンですくう
  • ヨーグルトやデザートにのせて、彩りに

まずは、そのままの甘さを味わってみてください。

 

参考

【参考】キウイの切り方・剥き方は、こちらで紹介しています。

→ キウイの切り方と剥き方!皮ごと食べられる?


甘いキウイが好きな方へ。香川の深山のキウイさんから

写真は、深山のキウイさんの畑で、鈴なりに実るキウイです。

ここまで読んで、「甘いキウイ、食べてみたいな」と思った方へ。

うちのショップでは、香川県の深山のキウイさんが育てた、香川県生まれのキウイをお届けしています。

さぬきキウイっこ(11月上旬ごろ〜)

鶏の卵くらいの小さなキウイで、糖度は17〜20度ほど。

実はさぬきキウイっこも、レインボーレッドと同じ中国系のキウイの血を引いているんです(シマサルナシ × 中国系のキウイ)。

僕が初めて食べたときは、「こんな甘いキウイがあったのか!」と、本当に驚きました。

赤くはないですが、「小さくて、とにかく甘い」キウイを探している方には、ぜひ食べてもらいたいです。

→ 深山のキウイさんの「さぬきキウイっこ」はこちら

香緑(こうりょく)・讃緑(さんりょく)(12月上旬ごろ〜)

緑の果肉の、香川県生まれのキウイです。

讃緑は、香緑に中国系のキウイを掛け合わせて生まれた品種で、糖度は17〜18度ほどあるそうです。

→ 深山のキウイさんの「香緑」はこちら

→ 深山のキウイさんの「讃緑」はこちら

 

参考

【参考】深山のキウイさんのことは、こちらで紹介しています。

→ 深山のキウイさん(香川)屋号は、ふたりの名前でした

【参考】香川県生まれの黄色いキウイ「さぬきゴールド」も、こちらで紹介しています(うちのショップでは扱っていません)。

→ さぬきゴールドとは?香川生まれの甘い黄色いキウイ


まとめ:春はルビーレッド、秋はレインボーレッド

ポイント 内容
レッドキウイ 種のまわりが赤いキウイ。赤い色はアントシアニン
ルビーレッド ニュージーランド産(ゼスプリ)。春(3月下旬〜5月ごろ)だけ
レインボーレッド 静岡生まれの国産。秋(9月下旬〜10月ごろ)。紅妃(こうひ)とも
味 どちらも甘さが強い
国産の量 全国で約21ha。緑のヘイワードの45分の1ほど

レッドキウイは、見かけたらラッキーなキウイです。

春と秋、お店で赤いキウイを見つけたら、ぜひ一度食べてみてくださいね。

本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!

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