こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。
キウイを半分に切ったら、真ん中が赤い。
最近は、そんな「レッドキウイ」を見かけるようになりましたよね。
「赤いキウイって、どんな味?」
「ルビーレッドとレインボーレッドって、何が違うの?」
と気になっている方も多いと思います。
先にお伝えしておくと、うちのショップでは、レッドキウイは扱っていません。
それでも、キウイを扱う果物屋として、「こんなキウイもあるんですよ」というのは、ぜひ知ってもらいたいなと思って、調べてまとめてみました。
今日は、
- レッドキウイってどんなキウイ?
- ルビーレッドとレインボーレッドの違い
- ゼスプリ・ルビーレッド(ニュージーランド)
- レインボーレッド(静岡生まれ)
- 国産のレッドキウイは、どこで作られている?
- 赤いキウイの食べ方
を紹介します。
それでは、いきましょう!
レッドキウイってどんなキウイ?
レッドキウイは、種のまわりの果肉が赤く色づくキウイです。
キウイは、果肉の色で大きく3つに分けられます。
- グリーン(緑)… スーパーでおなじみのヘイワードなど
- ゴールド(黄色)… サンゴールドなど
- レッド(種のまわりが赤)… ルビーレッド、レインボーレッドなど
赤い色のもとは、アントシアニンという色素だそうです。
味は、どちらも甘さが強いのが特徴です。
ただ、作られている量が少なく、出回る時期も短いので、なかなか出会えないキウイでもあります。
参考
【参考】緑・ゴールド・レッドのちがいと、国産のキウイの品種は、こちらでまとめています。
ルビーレッドとレインボーレッドの違い
レッドキウイの代表は、この2つです。
| 項目 | ルビーレッド | レインボーレッド |
|---|---|---|
| 生まれ | ニュージーランド(ゼスプリ) | 静岡県(中国から来たキウイから選抜) |
| 出回る時期 | 春(3月下旬〜5月ごろ) | 秋(9月下旬〜10月ごろ) |
| 赤いところ | 果肉の広い範囲が赤い | 種のまわりが、輪のように赤い |
| 大きさ | 小ぶり | 60〜90gほどの小ぶり |
| 味 | ベリーのような甘さ | 酸味が少なく、とても甘い |
ざっくり言うと、春に見かける赤いキウイはルビーレッド、秋ならレインボーレッドの可能性が高いです。
出回る時期が、ちょうど半年ずれているんですね。
ゼスプリ・ルビーレッド(ニュージーランド)
ルビーレッドは、キウイでおなじみのゼスプリが手がけている、ニュージーランド産のレッドキウイです。
ゼスプリによると、20年以上の歳月をかけて開発された品種なんだとか。
小ぶりで、栽培が難しい、希少なキウイだそうです。
日本では2020年から販売が始まり、2021年は「ゼスプリ レッド」という名前で、期間限定で売られていました。
今は「ルビーレッド」の名前で、毎年春だけお店に並びます。
2026年は、3月末ごろ〜5月末ごろの季節限定で販売すると発表されていました。
味は、ゼスプリいわく「ベリーのような甘さ」。
キウイなのにベリー、というのが面白いですよね。
ルビーレッドの栄養
ゼスプリの発表では、ルビーレッドには
- ビタミンC:可食部100gあたり189mg
- 赤い色のもとのアントシアニン
が含まれているそうです。
1個で、1日に必要なビタミンCがとれる、とも紹介されていました。
ちなみに、日本の食品成分表では、ビタミンCは緑のキウイが71mg、ゴールドキウイが140mg(どちらも100gあたり)。
測った条件はちがいますが、ルビーレッドも、ビタミンCがかなり多いキウイと言えそうです。
(赤いキウイは、日本の食品成分表にはまだ載っていません)
参考
【参考】緑のキウイとゴールドキウイの栄養のちがいは、こちらで比べています。
レインボーレッド(静岡生まれ)
国産のレッドキウイといえば、レインボーレッドです。
1989年に、中国から日本キウイフルーツ協会に持ち込まれた苗木の中から、静岡県の小林利夫さんが選び出して育てたキウイだそうです。
「レインボーレッド」という名前は商標として登録されていて、苗木では「紅妃(こうひ)」という名前でも出回っています。
長崎県や静岡県の試験によると、こんな特徴があるそうです。
- 果肉:外側がやや緑、中が黄色、種のまわりが赤
- 大きさ:60〜90gほど(緑のヘイワードより、かなり小さい)
- 糖度:追熟したあとで18〜20度ほど
- 酸味:ヘイワードの半分以下
- 皮:毛がほとんどない
- 収穫:9月下旬〜10月ごろ。ヘイワードより20日ほど早い
長崎県の試験では、追熟したあとの糖度が、ヘイワードより4〜5度も高かったそうです。
小さいけれど、甘さはしっかり。
外側から緑・黄・赤と色が重なっていて、まさに「レインボー(虹)」ですね。
日持ちは、あまりしない
レインボーレッドは、長崎県の資料で「貯蔵性は低い」とされています。
収穫が早い品種で、追熟もしやすいそうなので、見かけたら早めに食べるのがおすすめです。
家で育てるなら、雄の木もいっしょに
キウイは、雄の木と雌の木が別々の果物です。
レインボーレッド(紅妃)は、花の咲く時期が早いので、同じころに咲く雄の木(「早雄」など)をいっしょに植えるか、花粉を用意しておく必要があるそうです。
参考
【参考】キウイの雄の木と雌の木のふしぎな関係は、こちらで書いています。
国産のレッドキウイは、どこで作られている?
農林水産省の調査(令和5年産)を見てみると、レインボーレッドの栽培面積は、全国で約21haでした。
緑のヘイワード(約965ha)の、45分の1ほどです。
| 県 | レインボーレッドの栽培面積 |
|---|---|
| 埼玉県 | 5.9ha |
| 福岡県 | 5.0ha |
| 静岡県 | 4.2ha |
| 山梨県 | 2.2ha |
| 神奈川県・愛媛県 | 各1.5ha |
| 大分県 | 1.0ha |
| 全国 | 21.3ha |
※農林水産省「特産果樹生産動態等調査」(令和5年産)より
生まれ故郷の静岡県より、埼玉県や福岡県のほうが多いのは、ちょっと意外ですよね。
スーパーで国産のレッドキウイをあまり見かけないのは、そもそも作られている量が、とても少ないからなんですね。
赤いキウイの食べ方
せっかくの赤いキウイ。
赤い色を楽しむなら、横に輪切りがおすすめです。
断面に、赤い輪がきれいに出ますよ。
- 輪切りにして、そのまま
- 小ぶりなので、半分に切ってスプーンですくう
- ヨーグルトやデザートにのせて、彩りに
まずは、そのままの甘さを味わってみてください。
参考
【参考】キウイの切り方・剥き方は、こちらで紹介しています。
甘いキウイが好きな方へ。香川の深山のキウイさんから
写真は、深山のキウイさんの畑で、鈴なりに実るキウイです。
ここまで読んで、「甘いキウイ、食べてみたいな」と思った方へ。
うちのショップでは、香川県の深山のキウイさんが育てた、香川県生まれのキウイをお届けしています。
さぬきキウイっこ(11月上旬ごろ〜)
鶏の卵くらいの小さなキウイで、糖度は17〜20度ほど。
実はさぬきキウイっこも、レインボーレッドと同じ中国系のキウイの血を引いているんです(シマサルナシ × 中国系のキウイ)。
僕が初めて食べたときは、「こんな甘いキウイがあったのか!」と、本当に驚きました。
赤くはないですが、「小さくて、とにかく甘い」キウイを探している方には、ぜひ食べてもらいたいです。
香緑(こうりょく)・讃緑(さんりょく)(12月上旬ごろ〜)
緑の果肉の、香川県生まれのキウイです。
讃緑は、香緑に中国系のキウイを掛け合わせて生まれた品種で、糖度は17〜18度ほどあるそうです。
参考
【参考】深山のキウイさんのことは、こちらで紹介しています。
【参考】香川県生まれの黄色いキウイ「さぬきゴールド」も、こちらで紹介しています(うちのショップでは扱っていません)。
まとめ:春はルビーレッド、秋はレインボーレッド
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| レッドキウイ | 種のまわりが赤いキウイ。赤い色はアントシアニン |
| ルビーレッド | ニュージーランド産(ゼスプリ)。春(3月下旬〜5月ごろ)だけ |
| レインボーレッド | 静岡生まれの国産。秋(9月下旬〜10月ごろ)。紅妃(こうひ)とも |
| 味 | どちらも甘さが強い |
| 国産の量 | 全国で約21ha。緑のヘイワードの45分の1ほど |
レッドキウイは、見かけたらラッキーなキウイです。
春と秋、お店で赤いキウイを見つけたら、ぜひ一度食べてみてくださいね。
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!
このサイトは、農家直送のフルーツショップ「ときわオンライン」が運営する、フルーツお役立ちサイトです。
ショップでは、安心安全にこだわった農家さんの『無農薬フルーツ』やスーパーに出回ることのない『新品種のフルーツ』など取り揃えています。ご興味があれば見にきて下さい。