キウイが硬い!追熟で甘くする方法と食べ頃
こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。
買ってきたキウイを切ってみたら――
カチカチで、酸っぱい。
「まだ早かったか・・・」
そうやってがっかりした経験、ありませんか?
うちにも、この時期になると必ず問い合わせが来ます。
「届いたキウイが硬いんですが、大丈夫でしょうか?」
大丈夫です。まったく問題ありません。
というのも――
キウイは、硬い状態で出荷されるのが当たり前の果物だからです。
むしろ、やわらかい状態で届くほうが問題なんですね。
キウイは、買ってから自分で食べ頃にする果物なんです。
今日は、
- なぜキウイは硬い状態で売られているのか
- 追熟のやり方(りんごを使うと早いです)
- 食べ頃の見分け方(切らずに分かります)
- 追熟を止めたいときの保存方法
- やってはいけないこと
まで、果物屋の目線でお伝えします。
読み終わる頃には、キウイで失敗しなくなりますよ。
動画で見たい方は、こちらもどうぞ。
それでは、いきましょう!
なぜキウイは硬いまま売られているのか
まず、ここからお話しさせてください。
キウイは「追熟型」の果物です。
木になったままでは完熟せず、収穫してから時間をかけて甘くなっていく。
洋梨やバナナ、アボカドと同じ仲間ですね。
だから農家さんは、硬いうちに収穫します。
もし完熟させてから出荷したら、輸送中に潰れてしまうんですね。
つまり――
硬いキウイが届くのは、正常です。
「早く採りすぎたのでは?」と心配になりますが、そうではありません。
あなたの家で仕上げてもらう前提で届いているんです。
これを知っているかどうかで、キウイの満足度はまったく変わります。
※【参考】同じ追熟型のフルーツでは、柿や洋梨も有名です。仕組みは共通しています。
追熟のやり方【3つの方法】
では、実際にどうやって甘くするか。
方法は3つあります。
| 方法 | かかる日数 | 手軽さ | ひとこと |
|---|---|---|---|
| そのまま常温に置く | 1〜2週間 | ◎ | 置いておくだけ。時間はかかる |
| りんごと一緒に袋へ | 3〜5日 | ◎ | いちばんおすすめ |
| バナナと一緒に袋へ | 3〜5日 | ○ | りんごの代用に |
方法1:常温に置くだけ
いちばん簡単です。
キウイを常温(20℃前後)の場所に置いておくだけ。
冷蔵庫はダメですよ。冷やすと追熟が止まります。
ただし、これだと1〜2週間かかります。
方法2:りんごと一緒に袋へ ← おすすめ
こちらが本命です。
りんご1個と、キウイを一緒にポリ袋に入れて口を閉じる。
これだけで、3〜5日まで一気に縮まります。
なぜ早くなるのか。
りんごが出すエチレンガスという物質が、追熟を促すからです。
袋に閉じ込めることでガスがこもり、キウイが一気に熟していく。
りんご1個で、キウイ5〜6個くらいまで対応できます。
秋冬はりんごが手に入りやすい季節なので、相性がいいんですよ。
ただ、ここでひとつ大事な注意点があります。
りんごなら何でもいい、というわけではないんです。
いちばん出回っている「ふじ」は、エチレンガスの発生量が少ない品種なんですね。
ふじが日本でこれだけ流通しているのは、まさにそこが理由でもあります。
ガスが少ないぶん自分自身も傷みにくく、長く貯蔵できるからです。
つまり、追熟のパートナーとしては力不足ということになります。
袋に入れるなら、つがる・ジョナゴールド・王林あたりを選んでください。
このへんはエチレンをよく出してくれます。
| りんごの品種 | 追熟のパートナーとして |
|---|---|
| つがる | ◎ 発生量が多い |
| ジョナゴールド | ○ ふじより多い |
| 王林 | ○ ふじより多い |
| ふじ | △ 発生量が少なく、向かない |
「りんごと入れたのに全然やわらかくならない」
そういうときは、ふじを使っていたという可能性が高いです。
方法3:バナナでも代用できます
りんごがなければ、バナナでもOKです。
バナナもエチレンガスを出すので、同じ効果が期待できます。
熟しかけのバナナのほうが、ガスの量が多くて効果的です。
食べ頃の見分け方【切らずに分かります】
追熟させたはいいけれど、いつ食べればいいのか。
キウイは切ってみないと分からない、と思われがちですが、
切らずに判断できます。
ポイントは「軸のまわりを押す」ことです。
| 押したときの感触 | 状態 |
|---|---|
| カチカチで沈まない | まだ早い。追熟を続ける |
| 少し弾力を感じる | 食べ頃 |
| ぶよぶよ、指が沈む | 熟しすぎ。早めに食べる |
大事なのは、押す場所です。
キウイの軸(ヘタ)があった側の、くぼんだあたりを、
親指の腹でそっと押してみてください。
真ん中を強く押すと傷むので、やさしくいきましょう。
「耳たぶくらい」が目安です
感触の表現でよく使われるのが、これ。
耳たぶくらいのやわらかさ。
押したときに、わずかに沈んで戻る感じですね。
これがベストのタイミングです。
もうひとつの目安が香り。
食べ頃が近づくと、ヘタのあたりから甘い香りがしてきます。
「押して少し沈む」+「甘く香る」
この2つがそろえば、間違いありません。
追熟を止めたいときは冷蔵庫へ
食べ頃になったのに、すぐ食べられない。
そんなときは、冷蔵庫に移してください。
低温にすると追熟がほぼ止まるので、そこから1〜2週間もちます。
つまり、キウイはこう管理するのが正解です。
まだ硬い → 常温で追熟
食べ頃になった → 冷蔵庫で保管
この使い分けを覚えておくと、
たくさん届いても慌てずに済みます。
箱で買ったときは、
「今週食べる分だけ常温、残りは冷蔵庫」
という分け方をすると、追熟のタイミングをずらせますよ。
やってはいけないこと
最後に、失敗しやすいポイントを3つ。
● 硬いまま冷蔵庫に入れっぱなし
これがいちばん多い失敗です。
冷蔵庫では追熟が進みません。
「いつまでたっても硬い」というのは、たいていこれが原因です。
買ってきて、そのまま野菜室に入れていませんか?
硬いうちは、常温です。
● 追熟しすぎて発酵させる
袋に入れて忘れると、数日で一気に進みます。
ぶよぶよを通り越して、アルコールっぽい匂いがしてきたら食べ頃を過ぎています。
りんごと一緒にした場合は、3日目から毎日チェックしてください。
● 傷んだ実を一緒に入れる
袋の中に傷んだキウイが1つあると、そこから他にも移ります。
袋に入れる前に、傷や柔らかすぎる実がないか確認しましょう。
補足:舌がピリピリするのはなぜ?
キウイを食べていて、
「舌がピリピリする」「口の中が痛くなる」
そんな経験はありませんか?
これ、アクチニジンというタンパク質分解酵素が原因です。
キウイに含まれる酵素で、タンパク質を分解する働きがあります。
肉を柔らかくする効果があるので料理には便利なんですが、
舌の粘膜(タンパク質)にも作用するので、
敏感な方はピリピリと感じてしまうんですね。
対策としては、
- しっかり追熟させる(未熟なほど刺激が強い)
- ヨーグルトや牛乳と一緒に食べる(乳製品のタンパク質が先に反応してくれる)
このあたりが有効です。
ちなみに、うちが扱っている香川のさぬきキウイっこという品種は、
このアクチニジンがほとんど含まれていません。
だから舌が痛くなりにくい。
「キウイの味は好きだけど、舌が痛くなるのが苦手」
という方には、かなり刺さる品種だと思います。
まとめ:硬いのは正常です
今日のお話を、まとめますね。
- キウイは追熟型。硬い状態で届くのが正常です
- 常温なら1〜2週間、りんごと一緒に袋なら3〜5日で食べ頃に
- りんごのエチレンガスが追熟を早める。バナナでも代用可
- 食べ頃は「軸のまわりを押して少し沈む」+「甘い香り」
- やわらかさの目安は耳たぶくらい
- 食べ頃になったら冷蔵庫へ。そこから1〜2週間もつ
- 硬いまま冷蔵庫に入れると、いつまでも硬いままです
キウイって、買ってからが本番の果物なんですね。
スーパーで「硬いハズレを買った」と思っていた方も多いと思いますが、
ハズレではなく、まだ途中だったというだけなんです。
そう思うと、ちょっと面白い果物じゃないですか。
自分で仕上げる楽しみがある。
うちのショップでは、香川の深山のキウイさんが育てたさぬきキウイっこや、
和歌山・グリーンジャンクションさんの無農薬キウイを、農家直送でお届けしています。
11月から順番にシーズンが始まりますので、ぜひ楽しみにしていてください。
※【参考】キウイは腸活にも優秀なフルーツです。ヨーグルトとの相性がいい理由はこちら。
→ 腸活するならこのフルーツ!ヨーグルトだけじゃダメ?最強の相棒とは
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!
このサイトは、農家直送のフルーツショップ「ときわオンライン」が運営する、フルーツお役立ちサイトです。
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