こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。
「柿っていつが一番おいしいの?」
秋になると、必ずいただく質問です。
答えは簡単で、10月から11月。
・・・で終わらせてもいいんですが、それだとかなり損をします。
というのも、柿はひとくくりに語れない果物なんですね。
品種によって、食べ頃が2ヶ月以上ずれます。
9月に出てくる柿もあれば、年が明けてから本領を発揮する柿もある。
さらに、同じ「10月の柿」でも味の方向がまったく違うんです。
サクサクした柿が好きな人が、とろとろの柿を買ってがっかりする。
その逆もある。
もったいないですよね。
そこで今日は、うちが取引している農家さんの実際の出荷時期をもとに、
- 柿のシーズンは本当はいつからいつまでなのか
- 品種ごとの食べ頃カレンダー
- どこで採れているのか
- 美味しい柿の選び方
まで、果物屋の現場目線でお伝えします。
「今どれを買えばいいか」が分かる記事にしました。
それでは、いきましょう!
結論:旬は10〜11月。でもシーズンは8月から1月まで
まず、大枠から。
柿の旬は10月〜11月です。
この2ヶ月に、いちばん多くの品種が出そろい、値段もこなれて、味も乗ります。
迷ったらこの時期。間違いありません。
ただ、シーズン自体はもっと長いんです。
- 8月中旬〜9月:ハウス物や極早生。「もう柿?」という時期
- 9月下旬〜10月上旬:刀根早生などの早生種が本格化
- 10月〜11月:最盛期。品種が出そろう
- 11月〜12月:富有柿など晩生種が主役に
- 12月〜1月:冷蔵ものが登場。年明けまで楽しめる
約半年あります。
「柿は秋のもの」というイメージより、ずいぶん長いですよね。
そして大事なのは、
この半年、ずっと同じ柿が並んでいるわけではないということ。
リレーのように、品種がバトンを渡していきます。
品種別・食べ頃カレンダー
ここからが本題です。
うちが取引している農家さんの、実際の出荷時期を並べました。
一般的な「柿の旬は10〜11月」より、ずっと具体的なはずです。
| 品種 | 産地・農家 | 出荷の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ハロウィン柿 | 岐阜 せっきーファーム | 10月中旬〜下旬 | 名前の通りハロウィン向け |
| 紀ノ川柿 | 和歌山 グリーンジャンクション | 10月上旬〜12月中旬 | 木の上で渋抜き・黒い果肉 |
| 秋王 | 福岡 井上農園 | 10月中旬〜11月中旬 | 種なしで食べやすい |
| 八珍柿 | 新潟 吹上農園 | 10月中旬〜下旬 | 佐渡の種なし柿 |
| 太秋柿 | 和歌山 グリーンジャンクション | 10月下旬〜11月下旬 | サクサク食感が売り |
| 富有柿 | 岐阜 せっきーファーム | 11月上旬〜12月上旬 | 甘柿の王道 |
| 冷蔵秋王 | 福岡 井上農園 | 11月下旬〜1月中旬 | 年明けまで楽しめる |
| あんぽ柿 | 山梨 秋山農園 | 10月上旬〜11月下旬 | 干し柿。とろける食感 |
こうして並べると、柿の世界の広さが伝わるでしょうか。
10月中旬あたりが、いちばん選択肢が多い時期です。
逆に12月以降は品種が絞られてきて、冷蔵秋王が最後まで残るという流れになります。
「お正月に柿を出したい」という場合は、この冷蔵ものが頼りになりますね。
食感で選ぶという考え方
カレンダーを見て、こう思いませんでしたか。
「で、結局どれを選べばいいの?」
僕のおすすめは、時期ではなく食感で選ぶことです。
柿は大きく2つのタイプに分かれます。
● サクサク・パリパリ系
太秋柿が代表格。
りんごに近い歯ざわりで、みずみずしい。
このタイプは、硬いうちに食べるのが正解です。柔らかくしてはいけません。
● とろとろ・ねっとり系
富有柿や紀ノ川柿など。
濃厚な甘さで、追熟させるとスプーンですくえるくらいになります。
このタイプは、柔らかくなってからが本番。
どちらが上ということはなく、完全に好みの問題です。
ただ、ここを知らずに買うと事故が起きます。
「せっかくの太秋柿を、柔らかくなるまで待って台無しにした」
これ、本当によくある話なんですよ。
※【参考】届いた柿が硬いときの対処法は、こちらで詳しく解説しています。
→ 柿の追熟のやり方!硬い柿を2〜3日でトロトロに
産地はどこ?和歌山が日本一
ついでに、産地の話も。
柿の生産量・栽培面積とも、日本一は和歌山県です。
そのあとに奈良県、福岡県が続きます。
紀ノ川柿や太秋柿を作っているグリーンジャンクションさんも、まさに和歌山。
柿どころのど真ん中ですね。
面白いのは、産地によって得意な品種が違うことです。
- 和歌山・奈良 → 渋柿系(平核無、刀根早生)が多い
- 岐阜・福岡 → 甘柿(富有柿、次郎柿、秋王)が強い
うちが岐阜のせっきーファームさんから富有柿を、福岡の井上農園さんから秋王を仕入れているのも、そういう背景があります。
適地適作というやつですね。
美味しい柿の選び方
最後に、実践的な話を。
売り場やネットで柿を選ぶとき、僕が見ているポイントです。
① ヘタが果実に密着している
ヘタが浮いていたり、隙間が空いているものは避けます。
そこから傷みやすいですし、水分が抜けている場合もあります。
② ヘタが4枚そろって、緑がかっている
ヘタは柿の「元気さ」のバロメーターです。
カラカラに枯れているものより、しっかりしているほうが新鮮。
③ 全体が均一に色づいている
まだらより、全体がきれいに色づいているほうが、日当たりよく育った証拠です。
④ ずっしり重い
同じ大きさなら、重いほうが水分が多く、味も濃い傾向があります。
⑤ 表面にツヤがある
ツヤがなくなってきたものは、時間が経っています。
・・・とはいえ、正直に言うと。
産地直送で買うのが、いちばん確実です(笑)
スーパーの柿は、流通の都合でどうしても早採りになりがちなんですね。
農家さんが木の上でギリギリまで熟させた柿は、別物です。
まとめ:10月中旬が、いちばん楽しい
今日のお話を、まとめますね。
- 柿の旬は10月〜11月。ただしシーズンは8月中旬〜1月と長い
- 品種ごとに食べ頃が2ヶ月以上ずれる。リレーのようにバトンが渡る
- 10月中旬がいちばん選択肢が多く、楽しい時期
- 12月以降は冷蔵秋王が最後まで残り、年明けまで楽しめる
- 時期より「サクサク系かとろとろ系か」で選ぶのが失敗しないコツ
- 産地は和歌山が日本一。次いで奈良、福岡
- 選ぶときはヘタの密着・色づき・重さ・ツヤを見る
柿って、みかんやりんごに比べると
「なんとなく買っている」果物だと思うんです。
でも品種を知って、時期を知って選ぶと、
びっくりするくらい満足度が変わります。
今年の秋は、ぜひ品種を意識して選んでみてください。
うちのショップでは、上のカレンダーに載っている柿を、そのときいちばん美味しい農家さんから直送でお届けしています。
10月に入ったら、順番にリレーが始まります。
※【参考】柿の品種そのものについては、こちらの記事でも紹介しています。
→ 柿のおすすめ種類6選!ランキング6でまとめました
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!
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