フルーツショップ「ときわオンライン」の店長日記。旬のフルーツ、カット方法、保存方法、などフルーツ情報を書いています

果物語(くだものがたり)

マイハートとは?ハート形のぶどうの味・値段・産地を解説

こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。

突然ですが、皆さん。

粒が「ハートの形」をしたぶどうがあるって、知っていますか?

「え、ハート? 加工してるんでしょ?」

いえいえ、正真正銘、木になった状態からハート形なんです。

その名も――

マイハート

名前まで完璧にハートです(笑)

実はこのマイハート、僕は長野の道の駅で実物に出会って、実際に買って食べたことがあるんです。

初めて見たときの感想は、

「・・・ほんとにハートだ!!」

でした(笑)

今日は、そんなハート形のぶどう・マイハートについて、

  • どんな味がするのか
  • なぜハート形になるのか
  • 誰がどうやって作ったのか
  • 値段はどのくらいか
  • どこで買えるのか

まで、果物屋のヨシハマが徹底解説します。

読み終わる頃には、誰かに贈りたくなっているはずですよ。

それでは、いきましょう!

マイハートってどんなぶどう?

まず、プロフィールから。

マイハートは、ひとことで言えば「ハート形の粒がなる、赤紫の大粒ぶどう」です。

  • :粒の先端がキュッとくびれた、きれいなハート形
  • :赤紫色の美しい果皮
  • 大きさ:1粒15〜20gの大粒(巨峰クラス!)
  • 甘さ:糖度20度前後と非常に甘い
  • 食べやすさ:皮が薄く、皮ごと食べられる

注目してほしいのは、「見た目がかわいい」だけの品種ではないこと。

糖度20度・皮ごとOK・大粒と、中身も実力派なんです。

見た目のインパクトで手に取って、味で二度びっくりする。

そんな、エンターテインメント性の高いぶどうなんですね。

僕は長野の道の駅で「本物のハート」に出会いました

ここで、僕の実体験を少し。

以前、長野に行ったとき、道の駅でいろんな品種のぶどうを買い込んで、「ぶどう食べ比べ」をやったことがあるんです。

そのラインナップの中にいたのが、このマイハートでした。

売り場で見つけた瞬間、

「なんだこのぶどう!? ハートじゃん!」

と、即カゴへ(笑)

手に取ってじっくり見ると、粒の一つひとつが、本当にハートの形。

上がぷっくり2つの山になっていて、先端がキュッと尖っている。

「絵に描いたようなハート」が、房にぎっしり付いているんです。

これはもう、テンション上がりますよ。

ちなみに、このときの食べ比べの様子は動画にもしているので、マイハートの実物の姿を見たい方はこちらをどうぞ。

▼この記事は動画でも見れます(長野ぶどう食べ比べ)

https://www.youtube.com/watch?v=Ux_kOxFIRPA

なぜハート形になるの?型にはめてるわけじゃありません

「どうやってハートにしてるの?」

これ、一番聞かれる質問だと思います。

以前、僕は「四角いスイカ」の記事で、型に入れて育てて四角くするという話を書きました。

「マイハートもそれでしょ?」

と思いますよね。

違うんです。

マイハートは、生まれつきハート形。

型も使わなければ、加工もしていません。

この品種はもともと、粒の先端がくびれて育つ性質を持っていて、自然にハートの形になるんです。

つまり、遺伝子レベルでハート(笑)

一粒一粒、木の上で勝手にハートが実っていく光景を想像すると、なんだかロマンチックだと思いませんか?

※【参考】「型にはめて作る」四角いスイカの話はこちら。ハートとの違いが面白いですよ。
四角いスイカって美味しいの?果物屋が「謎だらけの四角スイカ」を本気で調べてみた

誕生の物語:生みの親は「山梨の伝説の育種家」

マイハートは、どこで生まれたのか。

答えは、ぶどう王国・山梨県笛吹市

生みの親は、志村葡萄研究所の志村富男(しむら とみお)さんです。

この志村さん、ぶどう業界では「新品種を次々と生み出す伝説の育種家」として知られている方なんです。

実は、以前の記事で紹介した赤系大粒ぶどうの「ゴルビー(悟紅玉)」も、志村さんが生んだ品種。

国でも県でもなく、個人の情熱が名品種を生み出し続けている——

山梨には、そういう「民間育種の系譜」があるんですね。

そしてマイハートのかけ合わせは、

シャインマスカット × ウインク

父・シャインマスカットから甘さと皮ごと食べられる手軽さを、

母・ウインク(赤紫の欧州系ぶどう)から美しい色と、あの独特の粒の形を受け継ぎました。

誕生は2013年ごろ

そう、マイハートもまた、サンシャインレッドやクイーンルージュと同じ、

「シャインマスカットの子ども世代」なんです。

シャインの子どもたちの中でも、「形」で勝負に出たのがマイハート。

個性の出し方が、天才的ですよね(笑)

味と食感は?「見た目だけじゃない」実力派

さて、肝心の味です。

マイハートの味を整理すると、こうなります。

  • 糖度20度前後——シャインマスカット級の強い甘さ
  • 皮が薄く、皮ごとパリッと——渋みが少なく食べやすい
  • 果肉はしまった食感——大粒で食べごたえあり
  • 上品な香り——シャイン譲りの爽やかさ

僕が食べ比べたときの印象も、「かわいいだけかと思ったら、ちゃんと甘い!」でした。

ハート形の見た目から「話題性重視のぶどうでしょ」と思われがちですが、

味は正統派の高級ぶどうです。

シャインマスカットの血を引いているので、甘さの質が上品なんですよね。

見た目で選んで、味で好きになる。

二段構えの魅力があります。

産地・時期・価格は?

産地

マイハートの故郷は山梨県

現在も山梨が中心的な産地で、長野など他のぶどう産地でも少しずつ栽培されています。

ただし、栽培している農家さんはまだ少なく、流通量が非常に限られた希少品種です。

スーパーの棚に普通に並ぶことは、ほとんどありません。

時期

収穫は9月下旬〜10月ごろの晩生(おくて)タイプ。

ぶどうシーズンの後半に登場する、「秋の締めくくり担当」です。

価格

流通量が少ない希少品種のため、お値段はやや高め。

  • 1房:2,000〜4,000円前後が目安
  • 贈答用の化粧箱入りなら数千円〜それ以上になることも

産地の直売所や道の駅で出会えれば、もう少し手頃に買えることもあります。

僕が長野の道の駅で買えたのは、今思えばかなりラッキーだったんですね。

どこで買える?出会えたら「即買い」推奨です

マイハートを手に入れる方法は、主に3つ。

● 産地の直売所・道の駅
山梨・長野方面へ行くなら、秋の直売所は要チェック。
出会えたら即買いをおすすめします(笑)

● ネット通販(産直サイトなど)
シーズン中は産直サイトで出品されることがあります。
ただし数量限定で、売り切れも早いです。

● 百貨店・高級フルーツ店
贈答用として、ごくまれに並ぶことがあります。

正直、「探して、やっと出会えるぶどう」です。

でも、その希少性こそがマイハートの魅力。

ハート形×希少×美味しいという三拍子で、記念日や大切な人への贈り物に選んだら、間違いなく喜ばれると思いますよ。

「私のハート(マイハート)を、あなたに」

・・・なんて、名前からしてギフト向きですからね(笑)

まとめ:マイハートのすべて

今日のお話を、まとめますね。

  • マイハートは粒がハート形の赤紫ぶどう。加工ではなく生まれつき
  • 1粒15〜20gの大粒・糖度20度前後・皮ごと食べられる実力派
  • 生みの親は山梨の育種家・志村富男さん(ゴルビーと同じ)
  • 交配は「シャインマスカット×ウインク」。2013年ごろ誕生
  • 産地は山梨中心。収穫は9月下旬〜10月の晩生
  • 流通量が少ない希少品種。1房2,000〜4,000円前後が目安
  • 直売所・道の駅・産直通販で出会えたら即買い推奨

見て楽しい、食べて美味しい、贈って喜ばれる。

マイハートは、ぶどうの新しい楽しみ方を教えてくれる品種です。

秋に山梨や長野へ出かける予定のある方は、ぜひ直売所でハートを探してみてくださいね。

ちなみに、うちのショップではマイハートの取り扱いはないのですが、

山梨・南アルプス市の秋山農園さん・隆昇園さんをはじめ、シャインマスカット・巨峰・ピオーネ・甲斐路・サンシャインレッドなど、農家直送のぶどうを各種取り揃えています。

「ハートは見つからなかったけど、美味しいぶどうは食べたい!」

という方は、ぜひこちらをどうぞ(笑)

ときわオンラインのぶどう一覧はこちらからご覧いただけます

※【参考】志村さんが生んだもうひとつの傑作「ゴルビー(悟紅玉)」の話は、こちらの記事で紹介しています。
ぶどうとマスカットの違いって何?「赤いぶどう」はどっちなのか、果物屋が真剣に考えてみた

本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!

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