フルーツショップ「ときわオンライン」の店長日記。旬のフルーツ、カット方法、保存方法、などフルーツ情報を書いています

果物語(くだものがたり)

パイナップル好き必見!国産パイナップルは5月以降がおすすめ。『開花処理』の話

はい、どうも!ときわオンラインのヨシハマです!

皆さん、ゴールデンウィークは満喫されましたか?だんだん日差しも強くなってきて、「あー、今年も夏が来るなぁ!」ってワクワクしてる人も多いんじゃないでしょうか?

夏といえばやっぱり南国フルーツ!特にパイナップルには目がなくて、毎年この時期が待ち遠しいんですよ。

でもね、ふと「国産のパイナップルって、いつが一番美味しいの?」とか、「スーパーでよく見る外国産のパイナップルと、何が違うんだろう?」って思ったことありませんか?

実は、パイナップルって、農家さんがある程度、収穫時期をコントロールできるフルーツなんです。そのカギとなるのが、「開花処理」っていう、ちょっと聞きなれない作業。今日はこの「開花処理」と、それがパイナップルの美味しさにどう関わってくるのか、熱く語らせてもらいます!

えっ、花を咲かせるタイミングを操れる!?パイナップル農家の秘密「開花処理」とは?

そうなんです、驚くかもしれませんが、パイナップルの花って、農家さんの「よし、この時期に収穫するぞ!」っていう計画に合わせて、意図的に咲かせることができるんですよ。その時に使われるのが、「エチレンガス」。

これね、リンゴとかバナナが追熟する時に出すガスと似たようなもんで、植物ホルモンの一種なんです。 これをパイナップルの株にかけると、だいたい200日~220日くらいで、あの美味しいパイナップルが収穫できるってわけです。

だから、市場には2月とか3月といった、ちょっと「え、もう!?」って思うような早い時期からパイナップルが並び始めることもあるんです。

「じゃあ、早く食べられる方がお得じゃん!」…でも、ちょっと待って!美味しさの秘密はここから!

「早く食べられるなら、それに越したことないじゃない?」って思いませんか?

でもね、ここに国産パイナップルの「本当の美味しさ」を知るための、大事なポイントが隠されてるんです。

僕、石垣島出身なので、子どもの頃からパイナップルはもう、おやつの定番みたいなもんでした。でね、2月とか3月に出始めのパイナップルを食べると、「うーん、なんか酸っぱいなぁ…いつもの甘いやつと違うなぁ…」って感じることが多かったんですよ。

それもそのはず、植物って、やっぱり太陽の光をサンサンと浴びて、一生懸命「光合成」して、それでやっと糖度をグーーンと上げていくわけじゃないですか。 だから、どうしても冬の間に無理やり花を咲かせて、春先に急いで収穫したパイナップルっていうのは、太陽の光を浴びる時間が絶対的に足りなくて、酸味がちょっと強めに出ちゃうことが多いんですよね。

台風との知恵比べ!沖縄の農家さんの苦労と、美味しさへの葛藤

「じゃあ、なんでわざわざそんな早く収穫するの?自然に任せて、じっくり太陽を浴びさせてあげれば?」

そう思いますよね?僕もそう思います。でもね、これには沖縄の、特に石垣島みたいな離島の農家さんならではの、本当に切実な理由があるんです。

それが…そう、「台風」です。

石垣島なんて、もう台風の通り道みたいなもんですから、毎年ヒヤヒヤもんなんですよ。特に6月、7月、8月なんて、いつ大型のが来てもおかしくない。

パイナップルって、苗を植えてから収穫できるまで、さっき言った開花処理をしても約2年、自然に花が咲くのを待つ「自然開花」だと、なんと3年もかかるんです。 考えてもみてください。2年も3年も、我が子みたいに手塩にかけて育ててきたパイナップルたちが、一晩の台風で全部パー…なんてことになったら、農家さん、もう立ち直れないですよね。

だから、少しでも台風の被害を避けるために、開花処理をして、収穫時期を少しでも前倒しにしてる農家さんが多いっていうのが現状なんです。

結局、いつのパイナップルが一番「うまい!」のか?

もう、ここまで読んでくれた賢明な皆さんなら、答えは分かりますよね?

そう!やっぱりパイナップルは、太陽の光をこれでもかってくらい浴びて育った、6月、7月、8月頃に収穫されるものが、糖度も高くて、酸味とのバランスも絶妙で、文句なしに一番美味しいんです!

僕がいつもお世話になっている、石垣島の「セイモリファーム」のセイモリさんも、「やっぱり自然の力でじっくり育ったパイナップルは、甘さが全然違うよ!」って言ってました。

そして、最近の国産パイナップルって、品種改良がものすごく進んでるんですよ!昔ながらのスナックパインやハワイ種も、もちろん最高に美味しいんですけど、ここ数年でデビューした「ホワイトココ」とか、「ゴールドバレル」、「サンドルチェ」みたいな、度肝を抜かれるくらい甘くて個性的な新品種が、もう、わんさか出てきてるんです! これはね、本当に食べなきゃ損ですよ!

ときわオンラインの「パイナップル愛」と、お客様への約束

僕たち、ときわオンラインは、やっぱり「一番美味しいものを、一番美味しい時期に、最高の状態でお届けしたい!」っていう想いが、もう、めちゃくちゃ強いんです。

だから、セイモリファームのセイモリさんとも、「今年の出来はどうですか?」「味は乗ってきましたか?」って、しつこいくらい(笑)連絡を取り合って、本当に納得のいく品質のパイナップルだけを選んで、皆さんにお届けするようにしています。

実際、去年¥のセイモリファームさんのピーチパインも、4月頃には畑でキレイに色づいてきて、「おっ、もうそろそろ収穫かな?」って僕もワクワクしてたんですけど、セイモリさんが味見して、「うーん、まだちょっと酸味が残ってるなぁ…。これじゃ、お客さんに出すわけにはいかないな」って。それで、じーっくり待って、結局5月の上旬から中旬頃の発送になったんです。

こういう、農家さんの「味への妥協を許さない姿勢」があるからこそ、僕も「これは間違いない!」って自信を持って、皆さんにおすすめできるんですよね。

今年のセイモリファーム、注目のラインナップはこれだ!

今年のセイモリファームさんのパイナップル、ラインナップをちょっとだけ紹介すると…

  • ピーチパイン:もうね、箱を開けた瞬間から桃みたいな甘い香りが部屋中に広がって、幸せな気分になれます!
  • スナックパイン(ボゴール種):これはもう、エンタメ!手でポコポコちぎって食べられるし、とにかく甘い!BBQとかに持っていったら、人気者間違いなし!
  • ハワイ種(島パイン):地元石垣島で昔から愛されてる定番パイン。滴るくらいの果汁と、昔ながらのしっかりした甘さがたまりません!

そしてそして!今年、ときわオンライン初登場の新品種も控えてますよ

  • ゴールドバレル:なんと開発に20年以上!その歳月が物語る、衝撃的な「激甘」パイン!
  • ホワイトココ:これは僕の個人的イチオシ!食べた瞬間に「え、これパイン!?」ってなる、ココナッツのような…いや、それ以上の芳醇な香りが口いっぱいに広がります!
  • サンドルチェ;平均糖度が19度以上、果肉も硬くてかみごたえのある。新感覚パイン

他にもね、まだまだ紹介しきれないくらい、魅力的なパイナップルがこれからどんどん出てきます!

最後に…本物のパイナップルの味を知ってほしい!

スーパーで一年中見かける、あの酸っぱい外国産のパイナップルしか食べたことがないっていう人には、ぜひ一度、この国産の、しかも「完熟」のパイナップルの本当の美味しさを体験してみてほしいんです。「え、パイナップルって、こんなに甘くてジューシーなの!?」って、きっと世界が変わるはずですよ。

「ときわオンラインのパイナップル、ちょっと食べてみたくなったぞ!」って方は、ぜひぜひ、うちのショップページを覗いてみてくださいね!

本日は以上です。

最後までアツく語ってしまいましたが、読んでくれてありがとうございました!

ときわオンラインのヨシハマでした!

それではー、、

⇨セイモリファームのパイナップルはこちら

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