こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。
梨は、皮・芯・種を取りのぞいた熟した果肉を、小さく切って少しだけなら、犬にあげても大丈夫です。食べすぎるとお腹がゆるくなることがあるので、量には気をつけてくださいね。
みずみずしくて、シャリッとした食感の梨。
梨をむいていると、ワンちゃんが「ちょうだい」とそばに寄ってくること、ありませんか?
「梨って、犬にあげても大丈夫なのかな?」
犬を飼っている方なら、一度は気になったことがあるんじゃないでしょうか。
今日は、
- 犬に梨をあげても大丈夫か
- あげる前に取りのぞくもの
- 1日にあげていい量の目安
- 気をつけたいワンちゃん
を、獣医師が監修した情報などをもとにまとめました。
それでは、いきましょう!
犬に梨をあげても大丈夫?
先に答えをお伝えします。
先に結論
- 梨は、熟した果肉を少しだけなら犬にあげても大丈夫
- 皮・芯・種は取りのぞく
- 小さく切って、はじめはひと口から
- 食べすぎると、お腹がゆるくなることがある
アメリカの獣医系の情報や、日本の獣医師が監修した情報を見ても、「芯と種を取りのぞいた果肉を、適量なら与えてよい」という見方で、だいたい一致しています。
皮は、「よく洗えば大丈夫」という海外の情報もありますが、日本の獣医師監修の情報ではむくようにとされていたので、むいてあげるのが無難だと思います。
ぶどうやレーズンのように、犬にあげてはいけない果物ではないということですね。
梨には、どんな栄養がある?
梨(日本なし)100gあたりの主な栄養は、こんな感じです。
| 栄養 | 量(100gあたり) |
|---|---|
| カロリー | 38kcal |
| 水分 | 88.0g |
| 食物繊維 | 0.9g |
| カリウム | 140mg |
| 糖アルコール(主にソルビトール) | 1.5g |
※文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より
梨は、約9割が水分。
カロリーも低めの果物です。
そして、梨にはソルビトールという糖アルコールが、りんごの約2倍含まれています。
このソルビトールが、あとでお話しする「食べすぎ注意」に関係してきます。
あげる前に、皮・芯・種は取りのぞく
梨をあげるときは、果肉だけにしてあげましょう。
| 取りのぞくもの | 理由 |
|---|---|
| 皮 | 消化しにくい。農薬が残っていることもあるので、むくのが無難 |
| 芯 | かたくて、のどや腸に詰まるおそれがある |
| 種 | 青酸配糖体(アミグダリン)という成分が含まれているとされる |
梨の種には、りんごの種と同じように、体の中で青酸を出す成分(青酸配糖体)が含まれているとされています。
海外の研究では、梨の種に含まれる量は、りんごの種の半分以下だったそうです。
数粒をうっかり食べてしまっても、すぐに大ごとになるわけではないと思いますが、種と芯はまとめて取りのぞいてからあげるのが安心です。
写真は、新潟の西村果樹ガーデンさんの梨です。
まん中の芯と種のところは、切り取ってからあげてくださいね。
小さく切ってあげる
梨は、シャリッとかたい果物です。
大きなかたまりを丸のみすると、のどに詰まらせるおそれがあります。
小型犬なら細かく刻む、すりつぶすなど、ワンちゃんの大きさに合わせて小さくしてあげましょう。
あげているあいだは、そばで見ていてあげると安心です。
1日にあげていい量の目安
いちばん気になる、量の話です。
はじめはひと口から
はじめてあげるときは、ひと口〜ひと切れくらいから。
そのあと、うんちの様子や体調に変わりがないかを見てあげてください。
おやつは「1日のカロリーの1割まで」
犬のおやつは、1日に食べるカロリーの1割(10%)までにするのが、よく言われる目安です(世界小動物獣医師会=WSAVAの飼い主向け資料より)。
ちなみに、環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」では「20%以内」が目安とされています。
この記事では、少なめの1割で計算してみました。
1日のカロリーは、環境省のガイドラインの計算式で、避妊・去勢をした成犬の場合です。
| 犬の体重 | 1日のカロリーの目安 | その1割 | 梨にすると |
|---|---|---|---|
| 5kg | 約352kcal | 約35kcal | 1/3個ちょっと(約90g) |
| 10kg | 約592kcal | 約59kcal | 半分ちょっと(約155g) |
| 20kg | 約1,072kcal | 約107kcal | 1個ちょっと(約280g) |
※梨1個約300g(皮と芯を除いた食べられる部分は約255g・約97kcal)で計算。g数は、食べられる部分の量です。これは「おやつ全部を合わせた上限」です。
※1日のカロリーは、運動量や年齢、体型などで変わります。
ただ、これはあくまで計算上の上限です。
梨はソルビトールや水分が多いので、実際には数切れくらいにしておくのが安心だと思います。
ほかのおやつもあげているなら、そのぶん少なくしてくださいね。
環境省のガイドラインでも、おやつをあげたら、そのぶんフードを減らすように書かれていました。
気をつけたいワンちゃん
食べすぎると、お腹がゆるくなることも
梨は、ソルビトールや食物繊維を含んでいます。
ソルビトールは体に吸収されにくい糖アルコールで、たくさんとるとお腹がゆるくなることがあるそうです。
なので、梨をたくさん食べると、下痢や軟便になることがある、と言われています。
もし、たくさん食べてしまったり、芯や種を食べてしまったりして、吐く・下痢をする・ぐったりしているなどのようすがあれば、動物病院に相談してください。
そのときは、「いつ、どの部分を、どれくらい食べたか」を伝えると、判断してもらいやすいと思います。
先に獣医さんに相談したいワンちゃん
| こんなワンちゃん | 理由 |
|---|---|
| 腎臓病で、食事の制限がある | 梨にはカリウムが含まれている |
| 糖尿病・肥満で、糖分を控えている | 梨には糖分がある |
| お腹が弱い | ソルビトールや食物繊維で、お腹がゆるくなることがある |
| 持病がある・薬を飲んでいる | 食べていいものが決められていることがある |
持病があるワンちゃんは、あげる前に獣医さんに相談してくださいね。
梨の缶詰・ジュースは避ける
梨の缶詰はシロップ漬けで、カロリーは生の梨の約2倍。
ジュースも糖分が多いので、犬にはあげないほうが安心です。
あげるなら、生の梨の果肉にしましょう。
ちなみに、ラ・フランスなどの洋梨も、同じように皮・芯・種を取りのぞいて少しだけなら与えてよい、とされています。
ほかの果物は大丈夫?
犬に果物をあげるときは、果物ごとに気をつけることが違います。
とくに、ぶどう・レーズンは犬にあげてはいけない果物として知られています。
ほかの果物については、こちらでまとめています。
参考
【参考】柿をあげるときの注意点は、こちらです。
【参考】みかんは、薄皮(袋)もむいてあげるのがポイントです。
【参考】キウイは、犬だけでなく猫についてもまとめています。
まとめ:梨は「皮と芯をとって、小さく少しだけ」
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| あげていい? | 熟した果肉を少しだけならOK |
| 取りのぞくもの | 皮・芯・種 |
| あげ方 | 小さく切る。はじめはひと口から |
| 量 | おやつは1日のカロリーの1割まで。実際は数切れくらいに |
| 避けるもの | 梨の缶詰・ジュース |
| 相談したいワンちゃん | 腎臓病・糖尿病・肥満・お腹が弱い・持病がある |
| 食べすぎたら | お腹がゆるくなることも。吐く・ぐったりなら動物病院へ |
梨は、ワンちゃんと一緒に楽しめる果物です。
ルールを守って、少しだけ分けてあげてくださいね。
もちろん、人間用の梨は、思う存分どうぞ(笑)
うちのショップでは、新潟の西村果樹ガーデンさんの梨や、三重の工藤果樹園さんの大きなあたご梨をお届けしています。
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!
このサイトは、農家直送のフルーツショップ「ときわオンライン」が運営する、フルーツお役立ちサイトです。
ショップでは、安心安全にこだわった農家さんの『無農薬フルーツ』やスーパーに出回ることのない『新品種のフルーツ』など取り揃えています。ご興味があれば見にきて下さい。