こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。
農家さん紹介シリーズ、第6回です。
これまで、福岡の井上農園さん、山梨の秋山農園さん、新潟の西村果樹ガーデンさん、香川の深山のキウイさん、佐渡の吹上農園さんを紹介してきました。
今回は、愛媛県八幡浜市のマルナカ農園さんです。
うちに、とてもたくさんの品種の柑橘を届けてくださっている農園です。
みかんにはじまり、紅まどんな、せとか、甘平、不知火、河内晩柑……。
秋から夏まで、ほぼ1年中、何かしらの柑橘を届けてくれています。
そして園主の中野さんには、仕事だけでなく、僕の家族まで本当にお世話になっているんです。
今日は、
- マルナカ農園さんがどんな農園なのか
- 夏の八幡浜と、みかん山のクワガタ
- 中野さんの「現場の言葉」
- 標高の高い畑と、自然との付き合い
- 山奥の河内晩柑の話
- お客さんからいただいたレビュー
まで、お話しします。
それでは、いきましょう!
愛媛・八幡浜の柑橘農家さんです
まずは基本から。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 農園名 | マルナカ農園 |
| 場所 | 愛媛県八幡浜市 |
| 園主 | 中野さん |
| 育てているもの | 温州みかん(極早生〜)、紅まどんな、せとか、甘平、不知火、河内晩柑など |
| 畑の特徴 | 標高が高く、気温が低め |
マルナカ農園さんがあるのは、愛媛県の西側、海に面した八幡浜市です。
中野さんと、スタッフの皆さんで、たくさんの品種の柑橘を育てています。
畑は標高が高いところにあって、一般的な農園より気温が低いんだそうです。
一度、冬の寒波のときには、
「気温が下がって、水道管が破裂した!」
と聞いて、まるで雪国の話みたいだと驚いたことがあります。
夏の八幡浜と、みかん山のクワガタ
マルナカ農園さんとのエピソードで、まず思い浮かぶのが夏の八幡浜です。
僕は家族で、夏に何度か八幡浜にお邪魔しています。
名目は、「今シーズンの打ち合わせ」。
……というのは半分ウソで、いや、8割はウソかもしれません(笑)
ほとんど旅行です。
マルナカ農園のスタッフの皆さんと、山でそうめん流しをしたり、ニジマス釣りをしたり。
息子たちも、「また釣りがしたい!」と楽しみにしていました。
虫カゴ付きのクワガタ
ある夏、中野さんがこんなことを言いながら、何かを持ってきてくれました。
「早朝に、みかん山を見に行ったらクワガタがいたから捕まえてきたよー」
息子たちへの、クワガタのプレゼントです。
しかも、虫カゴ付き(笑)
どれだけ優しいんだ、と思いました。
息子たちはテンションが上がりまくりで、帰りの車の中でもずっと観察していました。
大阪に帰ってからも、大きな虫カゴにエサ台や止まり木を置いて、クワガタの家を作っていたくらいです。
ちなみに中野さんによると、愛媛のみかん山では、クワガタを見る機会がほとんどなくなってしまったんだそうです。
中野さんいわく、除草剤や農薬の使用が原因とのこと。
マルナカ農園さんでは必要以上の農薬は使っていないので、虫にとっても住みやすいのかもしれません。
3年続けて見に行った、八幡浜の花火
八幡浜に行った夏、たまたま花火大会をやっていたことがありました。
「こんなに近くで、ゆったり見られるの?すごい!」
と感動して、それから3年続けて、夏に八幡浜の花火を見に行きました。
中野さんとご飯を食べたり、花火を見たり、魚釣りに連れて行ってもらったり。
いつの間にか、我が家の夏の恒例行事になっていました。
それから、中野さんは人をつなげてくれる人でもあります。
一緒に夜ご飯を食べながら、ある産地の話をしていたら、ちょうど知り合いになったばかりの農家さんがいると言って、
「ヨシハマさんに紹介しますよ」
話が出た2日後には、一緒にその農家さんの畑まで連れて行ってくれたこともありました。
中野さんの「現場の言葉」
中野さんと話していると、現場にいる人ならではの言葉がポンポン出てきます。
「デコポンは腐りかけが一番うまい」
中野さんがよく言うのが、この言葉です。
「デコポンは腐りかけ(4月頃)が一番うまい」
さすがに極端だと思うかもしれませんが(笑)、これが本当に美味しいんです。
デコポンは、デコの部分から傷んでいくんですが、皮が厚いので、中身はまったく問題ありません。
旬の終わりかけのデコポンは、酸味もしっかりあるけど、それを上回る甘みがあって、その2つが絡み合って、めちゃくちゃ美味しい。
正直、僕も中野さんと同感で、この時期のデコポンは、どの柑橘よりも好きかもしれません。
「今年の極早生は甘くて、早生みかんみたい」
極早生みかんの収穫が始まった年に、中野さんがこう言っていたこともあります。
「今年の極早生は甘くて、早生みかんみたい」
極早生みかんは、「青くて酸っぱい」というイメージを持たれがちなみかんです。
でも中野さんの言葉どおり、最近の極早生みかんは、甘さが先にきて、そのあとに酸味を感じる、そんなみかんなんです。
※【参考】極早生みかんについては、こちらで詳しく書いています。
標高の高い畑と、自然との付き合い
自然のものを育てている以上、うまくいかない年もあります。
マルナカ農園さんとも、そんな年を何度も一緒に乗り越えてきました。
| いつ | 何があったか |
|---|---|
| 台風の年 | 収穫を控えた極早生みかんが、数百個落ちた |
| 寒波の冬 | 気温が下がって水道管が破裂。せとかなどが心配な冬に |
| 紅まどんなの年 | 収穫前に実が割れてしまうものが多く出た |
紅まどんなの実が割れたときには、中野さんがこう話していました。
「こんなことは初めて、甘平はよく割れる品種だけど、紅まどんなも割れるとは……まわりの農家さんも困っています……」
今年の2月、中野さんからの電話
そして今年の2月。
中野さんから、1本の電話がありました。
この年の甘平は記録的な豊作で、市場に一気に並んだことで、値段が大きく下がってしまったんだそうです。
「大切に育てた甘平を、なんとか美味しく食べてくれる人に届けたい」
近くの農家さんたちのそんな声を聞いて、うちでも急いで販売の準備をして、お客さんに呼びかけました。
※【参考】そのときのことは、こちらの記事に書いています。
→ 【助けて下さい】農家さんから涙の電話。今年の甘平が行き場を失っています。
山奥の河内晩柑は「悪く言えば放置」
マルナカ農園さんの柑橘で、僕の家族がいちばん「ハマった」のが、夏の柑橘河内晩柑(かわちばんかん)かもしれません。
数年前、石垣島の実家(ときわマンゴー園)に送ったところ、両親がすっかりハマってしまって。
7月のマンゴーの収穫の時期には、母が毎日1個ずつ畑に持って行って、休憩のときに父と2人で食べているそうです。
「河内晩柑があると、夏は元気が出るさ〜!」
と言っていました(笑)
中野さんの河内晩柑の畑
2024年の夏に八幡浜へ行ったとき、帰りに中野さんから、河内晩柑をダンボールいっぱいいただきました。
これがまた果汁があふれ出て、美味しすぎて、大阪までの車の中で10個は食べてしまいました(笑)
そのとき聞いて驚いたのが、中野さんの河内晩柑の畑の話です。
河内晩柑の畑は、とんでもなく山奥にあるんだそうです。
肥料や農薬を担いで、草木をかき分けて入っていくのは、かなりの重労働。
なので、3年前から肥料もまいていないし、薬剤の散布もしていないとのこと。
「悪く言えば、放置している」
と、中野さんは笑っていました(笑)
それでもちゃんと育つなら、わざわざ農薬を使う必要はないですよね。
「これからも、このまま育ててください」とお願いしたら、その方向でやっていくと言ってくださいました。
見た目は、虫食いや傷があって、正直きれいではありません。
でも、厚い皮をむけば、中身はピカピカ。
果汁たっぷりの、みずみずしい河内晩柑です。
※【参考】河内晩柑については、こちらで詳しく書いています。
お客さんからいただいた、マルナカ農園さんのみかんのレビュー
最後に、マルナカ農園さんのみかんを買ってくださったお客さんの声を紹介します。
以前お届けしていた「小玉みかん」のレビューです。
マルナカ農園の小玉みかん(愛媛県八幡浜市)
「この商品の5Kgを数日前に購入し、とっても美味しかったので10Kgを注文しました。前回同様どこが訳ありなのか分かりません。小粒で食べ易く1つも傷んでいませんでした。たっぷりあるので、新鮮なうちにおすそ分けして喜んでもらいました。次回この商品がある事を願っています。」
「今年3回目の購入です。小さいみかんが大好きな姉に送ってますが、こんなに濃厚で甘くて美味しいみかんは、ここでしか購入できないと痛感しています。人に差し上げても、とても喜ばれます。」
「とても甘くて美味しかったです!3歳の息子が、薄皮で甘いみかんしか食べない為、探していました。もっと食べるって言いながら、美味しく食べてくれたので、とても良かったです!また注文します(^^)ありがとうございました!」
「今までは2月にスーパー等で買うみかんは味が薄く美味しさを感じていませんでしたが、マルナカ農園のみかんはとても美味しかったです。甘くてみかんの味が濃かったです。お手紙が入っていて、この時期のみかんは甘くて美味しいが、痛みが早いと説明がありましたが、全くその通りのようです。市販のものは痛みが早いので流通しないのかもしれませんね。来年もリピート確定ですね。もったいないですが早めに頂きます。」
そして今年から、マルナカ農園さんの訳ありみかんに、この小玉サイズ(3S)のみかんも入るようになりました。
小玉みかんは、皮が薄くて、味がぎゅっと濃いのが特徴です。
訳ありみかんのお届けは、11月上旬ごろからの予定です。
今の時期は、極早生みかんもお届けしています。
まとめ:みかん山にクワガタがいる、八幡浜の柑橘農園
マルナカ農園さんのお話でした。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 愛媛県八幡浜市 |
| 園主 | 中野さん |
| どんな農園? | みかん、紅まどんな、せとか、甘平、河内晩柑など、たくさんの柑橘を育てる |
| 畑 | 標高が高く、気温が低め |
| 中野さんの言葉 | 「デコポンは腐りかけが一番うまい」 |
| エピソード | 虫カゴ付きのクワガタ、3年続けた八幡浜の花火 |
| 河内晩柑 | 山奥の畑で、肥料も薬剤もまかずに育てている |
マルナカ農園さんは、僕にとって、
取引先というより、家族ぐるみでお世話になっている農家さんです。
中野さんたちが育てたみかんを、今年もたくさんの方に届けられたら嬉しいです。
※【参考】これまでに紹介した農家さんの記事は、こちらです。
→ 秋山農園さん(山梨)消えゆく甲斐路と、生まれたての赤いぶどう
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!
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