フルーツショップ「ときわオンライン」の店長日記。旬のフルーツ、カット方法、保存方法、などフルーツ情報を書いています

果物語(くだものがたり)

皮ごと漬けるだけ!魔法の調味料【塩レモン】の作り方

熟成で旨味アップ!料理が劇的に美味しくなる使い方5選

数年前に大ブームを巻き起こし、今やキッチンの定番となった「塩レモン」。

「名前は知ってるけど、実際どうやって使うの?」
「作ってみたけど、使い切れずに冷蔵庫に眠っている…」

そんな方もいらっしゃるかもしれません。

実は塩レモンは、単なる「レモン味の塩」ではありません。
塩に漬けて時間をかけて熟成させることで、レモンの角が取れてまろやかになり、旨味と香りが引き出された**“発酵に近い熟成調味料”**へと変化します。

これさえあれば、いつものお肉やお魚を焼くだけで、まるでレストランのような味に。
今回は、農家直伝の失敗しない「塩レモン」の作り方と、明日から使える美味しい活用法5選をご紹介します。


塩レモンって何がいいの?【効果・メリット】

塩レモンは、カットしたレモンを塩に漬け込み、1週間〜1ヶ月ほど常温で熟成させた調味料です。

肉や魚が柔らかくなる

レモンの酸と塩の力で、タンパク質がほぐれやすくなり、
お肉はふっくら、魚はしっとり仕上がります。

臭みを消してくれる

魚介類やお肉の独特な臭みを、
レモンの爽やかな香りがやさしく包み込みます。

減塩につながる

酸味と旨味があるため、
少ない塩分でも味がしっかり決まり、減塩にも◎。


失敗しない!塩レモンの作り方【黄金比レシピ】

作り方はとても簡単ですが、ポイントは塩の分量です。

材料

  • レモン:2〜3個(約300g)

  • 粗塩:レモンの重さの10〜15%
    (例:レモン300g → 塩30〜45g)

  • 清潔なガラス瓶

※10%はまろやか、15%は保存性アップ。
初めての方は10〜15%がおすすめです。


作り方

  • レモンを切る
     よく洗い、水気を拭き取ってからカットします。
     いちょう切りや乱切りなど使いやすい大きさでOK。
     ※種は苦味の原因になるので取り除きます。

  • 塩と交互に瓶へ
     消毒した瓶に
     「塩 → レモン → 塩 → レモン」と重ね、
     一番上が塩になるようにします。

  • 常温で熟成させる
     直射日光を避けた場所に置きます。

 ・最初の数日:1日1回瓶を振る
 ・1週間後:皮が柔らかくなり、とろみが出たら完成

完成後は冷蔵庫で保存してください。
保存目安:冷蔵で約3ヶ月〜半年(塩分量・保存状態により前後します)


これだけは覚えたい!塩レモンの使い方5選

① 鶏肉の塩レモン焼き

鶏もも肉に塩レモンを揉み込んで10分。
焼くだけで、驚くほどジューシーに。

② 塩レモンドレッシング

オリーブオイル+刻んだ塩レモン+黒胡椒。
サラダやカルパッチョに相性抜群。

③ 塩レモンうどん・パスタ

オリーブオイルと和えるだけ。
食欲がない日にもおすすめです。

④ 焼き魚の下味に

塩の代わりに塩レモンを薄く塗るだけ。
臭みが消え、香りが引き立ちます。

⑤ 塩レモンスカッシュ

炭酸水+塩レモン小さじ1。
甘くない大人のレモンスカッシュに。
汗をかいた後のリフレッシュにも◎。


皮ごと漬けるなら【レモン選びが重要】

塩レモンは皮が主役の調味料。
香りや旨味は、ほとんど皮から生まれます。

スーパーのレモンを使う場合は、
ワックスや農薬を落とすためにしっかり洗うのがおすすめです。

参考
【レモンの洗い方】気になる農薬・ワックスを落とす3つの方法と「洗わなくていい」裏技

皮ごと食べたい!農薬大丈夫?農薬・ワックスを落とす3つの方法と「洗わなくていい」裏技 レモンサワーやはちみつ漬け、お菓子作りなど、レモンを「皮ごと」使いたいシーンはたくさんありますよね。 でも、スーパ ...

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「洗うのが面倒」
「皮の苦味が気になる」

そんな方は、国産の無農薬レモンで作るのも一つの方法。

当店「ときわオンライン」では、
皮まで安心して使える和歌山県産・無農薬レモンを取り扱っています。

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