フルーツショップ「ときわオンライン」の店長日記。旬のフルーツ、カット方法、保存方法、などフルーツ情報を書いています

果物語(くだものがたり)

レモンでポン酢は作れる?調べると、実はレモンこそ本家だった話

こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。

ポン酢と言われて、皆さんは何の柑橘を思い浮かべますか?

ゆず、ですよね。

あとは、すだち、かぼす。

なんとなく「和の柑橘で作るもの」というイメージがありませんか?

僕もずっとそう思っていました。

でも、ふと思ったんです。

「レモンでポン酢って、作れないのかな?」

だってレモンも、しっかり酸っぱいですよね。

酸味という意味では、ゆずにもかぼすにも負けていない。

そこで調べてみたんですが――

結論から言うと、作れます。

しかも、「ポン酢」という言葉の語源をたどっていくと、むしろレモンの方が本家に近いかもしれない、という驚きの事実にたどり着きました。

え、どういうこと?

・・・気になりますよね(笑)

今日は、レモンポン酢が作れる理由と、実際の作り方(黄金比つき)、そしてゆずポン酢との味の違いまで、たっぷりお伝えします。

読み終わる頃には、たぶんレモンを買いに行きたくなっているはずですよ。

それでは、いきましょう!

【衝撃】ポン酢の「ポン」は、実は日本語じゃなかった

まず、この話からさせてください。

「ポン酢」の「ポン」って、何だと思いますか?

ポンカン?
ポンと弾ける音?

僕は正直、なんとなく「ポンカンあたりから来てるのかな」くらいに思っていました(笑)

ところが、まったく違いました。

ポン酢の「ポン」は、オランダ語だったんです。

オランダ語の「pons(ポンス)」という言葉が語源。

そして、その意味が――

「柑橘の果汁」

そう、ポン酢とは、そもそも「柑橘の果汁を使った調味料」という意味なんですね。

つまり、

「ゆずじゃないとポン酢じゃない」なんてルールは、どこにもないわけです。

柑橘の果汁であれば、それはもうポン酢。

レモンで作っても、堂々たるポン酢なんです。

さらに驚き。元祖「ポンス」にはレモンが使われていた

もう少し掘ってみると、さらに面白い話が出てきました。

オランダで言う「pons(ポンス)」とは、もともとお酒の名前だったんです。

ブランデーやラム酒に、柑橘の果汁と砂糖を混ぜたもの。

いわゆる「パンチ(ポンチ)」というカクテルですね。

(ちなみに語源をさらにさかのぼると、ヒンディー語で「5」を意味する言葉に由来し、5つの材料を混ぜた飲み物のことだった、とも言われています)

そして、この「ポンス」に使われていた柑橘の果汁――

レモン汁だったんです。

つまり、こういうことになります。

  • ポン酢の語源は、オランダのお酒「ポンス」
  • そのポンスに使われていたのは、レモン
  • それが日本に伝わり、「酢」の字が当てられて「ポン酢」に

・・・どうですか?

「レモンでポン酢なんて邪道じゃない?」どころか、

むしろレモンこそ、ポン酢のルーツに近い柑橘だった

というわけなんです。

これを知ったとき、僕はちょっと感動しました(笑)

なるほどね、と。

レモンポン酢って、どんな味?ゆずとの違い

さて、語源の話で盛り上がりましたが、肝心なのは味ですよね。

レモンで作ると、どんなポン酢になるのか。

柑橘ごとの個性を、ざっくり整理してみます。

柑橘 味・香りの特徴 ポン酢にすると
ゆず 香りが華やか。皮に独特の香り成分。ほろ苦さもある 和の王道。上品で香り高い
かぼす 酸味がまろやか。角が少ない やさしい味わい。魚に合う
すだち 香りが強く、酸味は穏やか 香りを楽しむ。焼き魚に
レモン 酸味がシャープ。爽やかで万能 キリッと爽やか。洋にも和にも合う

ポイントは、レモンの「万能さ」です。

ゆずポン酢が「和の上品さ」だとすれば、レモンポン酢は「爽やかで、守備範囲が広い」

酸味がまっすぐでキレがあるので、

  • 鍋はもちろん
  • サラダのドレッシング代わり
  • 焼いた肉やチキンソテーにかける
  • 餃子のタレに
  • カルパッチョに

と、和洋を問わずガンガン使えるんです。

しかもレモンは、一年中スーパーで手に入るという強みもあります。

ゆずやすだちは旬が限られていますが、レモンなら「作りたい」と思ったその日に作れる。

これ、地味に大きなメリットですよね。

レモンポン酢の作り方【基本の黄金比】

お待たせしました。作り方です。

材料はこちら。

<材料>

  • 醤油 … 150ml
  • レモン果汁 … 120ml(レモン約3個分)
  • みりん … 40ml
  • … 30ml
  • 昆布 … 5cm角を2枚
  • かつお節 … 12g

<作り方>

1. みりんを煮切る
みりんを小鍋に入れて火にかけ、ひと煮立ちさせてアルコールを飛ばします。
(ここを省くと、みりんのアルコール臭が残ります)
そのあと、しっかり冷ましてください。

2. 全部まぜて、容器に入れる
冷めたみりんに、醤油・レモン果汁・酢を加え、昆布とかつお節を入れます。

3. 冷蔵庫で寝かせる
ここが一番のポイント。

最低でも一晩、できれば2〜3日寝かせます。

4. こして完成
昆布とかつお節をこしたら、出来上がりです。

覚えやすい「簡単バージョン」

「分量を覚えるのが面倒!」という方は、

醤油:レモン果汁 = 1:1

これだけ覚えておけばOKです。

あとは、みりんを少し(甘みとまろやかさ用)、昆布とかつお節を放り込んでおけば、それっぽいものができます(笑)

自家製の良さは、自分好みに調整できること

「酸っぱいのが好き」ならレモンを増やす。
「まろやかにしたい」ならみりんを増やす。

そんな自由さも楽しんでみてください。

美味しく作るための3つのコツ

作るうえで、押さえておきたいポイントを3つ。

コツ1:作りたてより「2〜3日後」が美味しい

これ、本当に大事です。

作った直後は、レモンの酸味がツンと立っていて、正直「ちょっと尖ってるな」と感じます。

でも冷蔵庫で数日寝かせると、酸味の角が取れて、醤油とだしがなじんで、グッとまろやかで深い味になるんです。

「すぐ使わず、待つ」

これがレモンポン酢を美味しくする最大のコツです。

コツ2:レモンは「皮ごと使える」ものを選ぶ

レモンの皮を少しすりおろして加えると、香りが一気に華やかになります。

ただし、これは皮まで安心して使えるレモンに限った話です。

輸入レモンの多くは、長い輸送に耐えるため防カビ剤(ポストハーベスト農薬)が使われていることがあります。

皮を使うなら、国産、できれば無農薬のレモンを選んでください。

※【参考】レモンの皮を使うときの洗い方については、こちらの記事で詳しく書いています。
【レモンの洗い方】気になる農薬・ワックスを落とす3つの方法と「洗わなくていい」裏技

コツ3:保存は冷蔵庫で、2〜3週間を目安に

自家製ポン酢には保存料が入っていません。

清潔な容器に入れて冷蔵保存し、2〜3週間で使い切るのがおすすめです。

・・・とはいえ、美味しくてどんどん使ってしまうので、だいたい2週間持たずになくなります(笑)

レモンポン酢のおすすめの使い方

せっかく作ったら、いろいろ使ってほしいので、僕のお気に入りを紹介しますね。

● 鍋(もちろん王道)
レモンの爽やかさで、脂っこい鍋もさっぱり。
特に豚しゃぶとの相性が抜群です。

● 唐揚げにかける
唐揚げにレモン、って定番ですよね。
それがポン酢になったと思ってください。最強です。

● チキンソテー・ステーキのソースに
焼いた肉に、じゅわっとかける。
洋風の料理にも違和感なく合うのが、レモンポン酢の強みです。

● サラダのドレッシングとして
オリーブオイルと1:1で混ぜれば、それだけで和風ドレッシングの完成。

● カルパッチョ・冷しゃぶ
夏場にぴったり。
食欲がないときでも、するっと食べられます。

● 餃子のタレ
ラー油を少し垂らして。
これ、一度やるとやめられません(笑)

まとめ

今日のお話を、まとめますね。

  • レモンでポン酢は作れる
  • ポン酢の「ポン」はオランダ語「pons」=柑橘の果汁のこと
  • 元祖ポンスにはレモン汁が使われていた=レモンはむしろ本家筋
  • 味はゆずより爽やかでシャープ。和洋問わず使える万能タイプ
  • 黄金比は「醤油150:レモン果汁120:みりん40:酢30」+昆布・かつお節
  • みりんは煮切る。作ったら2〜3日寝かせると格段に美味しくなる
  • 皮も使うなら、国産・無農薬のレモンを選ぶ

「ポン酢=ゆず」という思い込み、けっこう覆されたんじゃないでしょうか。

僕自身、語源を知ったときに「なるほど、レモンで作っていいんだ」と、妙にスッキリした気持ちになりました(笑)

自家製ポン酢って、一度作ると市販品に戻れなくなるくらい美味しいので、ぜひ試してみてください。

そして、もし皮まで丸ごと使いたいという方は、安心して使えるレモンを選んでくださいね。

うちのショップでは、和歌山の農家さん「グリーンジャンクション」が育てた無農薬レモンを取り扱っています。

防カビ剤も、ワックスも不使用。

皮までしっかり使えるので、香り高いレモンポン酢を作りたい方には、ぴったりだと思いますよ。

和歌山県産 グリーンジャンクションの無農薬レモンはこちら

※【参考】レモンで作る自家製調味料といえば、こちらもおすすめです。合わせてどうぞ。
皮まで使えるレモン麹の作り方|無農薬レモンで始める丁寧な暮らし

本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!

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