フルーツショップ「ときわオンライン」の店長日記。旬のフルーツ、カット方法、保存方法、などフルーツ情報を書いています

果物語(くだものがたり)

【真相】輸入バナナの農薬事情!船上で消毒してるって本当?南米と東南アジアの違いも解説

こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。

毎日の朝食やおやつに大活躍のバナナ。

手軽に食べられて美味しいですよね。

でも、毎日食べるものだからこそ「農薬」のことって気になりませんか?

「バナナは船の上で消毒液をかけられている」なんて噂、聞いたことある方も多いと思います。

僕も昔は「え!そんなことしてるの!?」と驚いた記憶があります(笑)

でも、実際のところはどうなのでしょうか?

実は僕も本当のところは分からなくて、今回かなり深く調べてみたんです。

なので今日は、そんなバナナの農薬事情について、船上消毒の真相や、東南アジアと南米での生産地の違いなど、僕が調べた内容を共有したいと思います!

「バナナは船の上で消毒されている」の噂は本当か?

結論から言うと、現在の大手輸入業者が「船の移動中に直接農薬をばらまいている」ということはないみたいですね。

安心してください。

今のバナナは、13.5℃前後という適温に管理された専用の船で、大切に運ばれてくるんです。

では、なぜ「船の中で消毒されている」なんて恐ろしい噂が広まったのでしょうか?

それには、大きく分けて2つの理由があると考えられます。

1つ目は、「ポストハーベスト農薬」の存在です。

聞きなれない言葉かもしれませんが、これは収穫した後にカビや腐敗を防ぐために使われる農薬のことなんです。

日本では食品衛生法上「食品添加物」として扱われています。

大手業者の中には「うちはポストハーベストを使用していません!」と宣言しているところも多いですが、もし使用している場合は、スーパーの売り場などでしっかり表示する義務があります。

2つ目は、日本に到着した際の「検疫」での処理です。

バナナは日本の農業を守るため、黄色く熟した状態ではなく、青くて硬い「未熟な状態」で輸入されます。

そして港に着くと、植物防疫所で厳しい検査を受けます。

もしその時に、日本の生態系を壊すような害虫が見つかると、「燻蒸(くんじょう)処理」といって、青酸ガスなどの気体を使って駆除されるんです。

この「ポストハーベスト農薬」や、検疫での「ガスを使った害虫駆除処理」が混ざり合って、

「船の中でシュッシュッと消毒液をかけている!」

というような、少し大げさなイメージになってしまったのではないでしょうか

東南アジアと南米、生産地による農薬事情の違い

次に、世界のバナナ生産地での農薬事情について見ていきましょう。

日本で食べられているバナナのほとんどは、フィリピンなどの東南アジアから輸入されていますが、実は南米からもたくさん輸入されています。

これらの地域で、農薬の使われ方にはどんな違いがあるのでしょうか?

大規模な空中散布が問題に!東南アジアの現状

日本の主要な輸入元であるフィリピンなどの東南アジア。

ここでは、見渡す限りの広大なバナナのプランテーション(大農園)が広がっています。

バナナは病気や虫に弱いフルーツなので、とくに「シガトカ病」というカビの病気を防ぐために、大量の農薬が必要になります。

広すぎる農園で一つ一つ手作業で農薬をまくのは到底無理なので、なんと小型の飛行機を使って「空中散布」を行っているんです。

空からザーッと農薬をまくわけですから、当然バナナの木だけでなく、農園で働く人たちや、周辺に住んでいる住民の頭の上にも降り注ぐことになります。

現地ではこれが「毒の雨」と呼ばれ、皮膚の病気や目の障害など、深刻な健康被害や環境汚染を引き起こしていて、大きな人権問題にもなっているんです。

これは、少し心が痛む現実ですね・・・。

実は僕も、以前この「毒の雨」についてのYouTube動画を見たことがあるんです。

その動画を見たのがきっかけで、「毎日何気なく食べているバナナの裏側で、こんなことが起きているのか・・・」と衝撃を受け、バナナの農薬について深く考えるようになりました。

もし興味があれば、その時の動画のリンクを貼っておきますので、ぜひ一度見てみてください。

→ YouTube動画:毒の雨

農薬削減へ努力する南米の現状

一方、ヨーロッパやアメリカへの輸出が多いエクアドルやコロンビアなどの南米諸国。

こちらも農薬は使われていますが、一部の国では農薬の使用量を減らそうという動きが見られます。

ヨーロッパなどの厳しい基準に合わせるため、残留農薬のトラブルを受けて管理を強化したりしているんです。

ただ、南米でも新たな問題が起きていて、気候変動による気温の上昇で、新しい病気(新パナマ病:TR4など)が広がるリスクが高まっています。

結局のところ、東南アジアでも南米でも「バナナを安く大量に作る」ためには、どうしても農薬に頼らざるを得ないという複雑な背景があるんですね。

 

安全なバナナを選ぶためには?

毎日食べるバナナだからこそ、なるべく安全なものを選びたいですよね。

もちろん、日本に輸入されるバナナは検疫所で厳格な検査を受けていて、残留農薬の基準値をクリアしたものだけがお店に並んでいます。

なので、過剰に心配する必要はありません。

でも、より安心・安全にこだわりたい!という方におすすめなのが、

「有機JASマーク」がついたバナナや、「ポストハーベスト不使用」と明記されているバナナを選ぶことです。

少し値段は高くなるかもしれませんが、その分、厳しい基準をクリアして大切に育てられた証拠です。

農薬の空中散布による環境被害などを考えても、オーガニックなものを選ぶことは、遠い国の農家さんたちや地球を守ることにも繋がりますね!

スーパーでバナナを買うときは、ぜひ少しだけラベルにも注目してみてください。

ちなみに、当店「ときわオンライン」でも、こだわり抜いた農薬不使用のバナナを取り扱っています!

沖縄県産の「アップルバナナ」という品種なんですが、こちらには「有機JASマーク」などの分かりやすいラベルがついているわけではありません。

ですが、僕自身が直接現地の沖縄まで足を運び、どんな農法で栽培されているのか畑をしっかり見学し、生産農家さんから直接お話を伺った上で、「これなら間違いない!」と厳選したものなんです。

なので、安心・安全に関しては非常に自信を持っておすすめできます!

「本当に安心して食べられる美味しいバナナを探している!」という方は、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。

→ 沖縄県産 無農薬アップルバナナはこちら

本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!

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