こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。
今回はですね、ときわオンラインで新しく取り扱いを開始した「甘夏」についてご紹介します!
グリーンジャンクションさんのグループ農家さんが甘夏を栽培していまして、
このたびときわオンラインでも取り扱うことが決まったんです。
「甘夏ってよく聞くけど、実際どんなフルーツなの?」
「食べたことないから、どんな味かわからない・・」
という方も、中にはいらっしゃるかと思いまして。
今回はそんな方のために、甘夏について調べてきました。
収穫時期から産地、歴史、味の特徴、食べ方やレシピまで、まるっとご紹介しますね。
これを読めば「甘夏ってこんなフルーツだったの!」ってわかってもらえると思います。
ぜひ最後まで読んでみてください。
甘夏ってそもそも何?正式名称と基本情報
甘夏は、ミカン科の柑橘類です。
正式名称は「川野夏橙(カワノナツダイダイ)」といいます。
「夏みかん(ナツダイダイ)」の枝変わり品種で、夏みかんよりも酸味が少なく甘みが増した品種です。
市場では「甘夏」「甘夏みかん」「甘夏柑」などと呼ばれていますね。
「川野夏橙」って名前、あまり聞かないじゃないですか?
実は店頭で「夏みかん」として売られているものの多くが、この「甘夏」だったりするんです。
今では本家の夏みかんより甘夏の方が生産量がずっと多くなっているので、それも納得ですよね。
甘夏の歴史と由来
甘夏が発見されたのは、今から約90年前。
1935年(昭和10年)頃、大分県津久見市の川野豊さんが、自分の夏みかん農園で突然変異(枝変わり)を見つけたのが始まりです。
川野さんがその枝変わりを大切に育てて、品種として確立させたんですね。
それで発見者の名前をとって「川野夏橙」と命名されました。
その後、農林省(現在の農林水産省)に品種登録されて、
1960〜70年代にかけて全国へ急速に普及していきました。
当時は温州みかんの過剰生産で産地が困っていた時期で、
「甘夏は酸味が夏みかんより穏やかで食べやすい」ということで、代替作物としても期待されたんですね。
約90年前に一人の農家さんが偶然発見したフルーツが、今こうして全国で愛されているというのは、なんかロマンがありますよね(笑)
甘夏の産地はどこ?
甘夏は温暖な気候を好む柑橘なので、主に西日本の産地で栽培されています。
主な産地
熊本県は全国トップクラスの生産量を誇っています。
特に天草・八代地域が中心で、温暖な気候と石灰岩質の土壌が甘夏の栽培に適しているんです。
愛媛県は宇和島・八幡浜地域が有名。
段々畑(棚田状)の斜面で栽培されることが多く、日照量が豊富なので糖度が高い傾向にあります。
大分県は甘夏発祥の地です。
津久見市を中心に生産が続いていて、本家としての誇りと確かな品質があります。
その他、和歌山県、鹿児島県、高知県なども産地として知られています。
ちなみに今回ときわオンラインで取り扱う甘夏は、和歌山のグリーンジャンクションさんのグループ農家さんが丁寧に育てたものです。
甘夏の旬・収穫時期
甘夏は年明けから収穫が始まりますが、お店に多く出回るのは3月〜5月です。
最盛期は4月〜5月ごろですね。
甘夏には「追熟」という大事なポイントがあります
甘夏は収穫直後が一番酸味が強く、時間をかけることで酸が抜けて甘みが増してくるんです。
方法は大きく2種類。
「木なり完熟」は、収穫せずに木の上で春まで待って、樹上で自然に酸が抜けるのを待つ方法。
「貯蔵追熟」は、早めに収穫して倉庫で数週間〜数ヶ月保管して酸味を抜く方法です。
木なり完熟の方が品質が高いとされていますね。
だから3〜5月に出回る甘夏は、しっかり追熟が済んでいて食べやすいものが多いです。
甘夏の味の特徴|やっぱり甘夏といえば「酸味」!
はい、ここが個人的に一番伝えたいところです(笑)
甘夏といえば「酸っぱい」です。
柑橘類の中でもトップクラスで酸っぱい部類に入ると思います。
もちろん品種や追熟の状態によって変わりますが、
「柑橘ってこんなに酸っぱいの!?」ってなるのが甘夏の魅力でもあります。
糖度は10〜13度ほどで、甘みも決してないわけではないんですが、
やっぱり酸味の印象が強いですよね。
それから、じょうのう膜(薄皮)に含まれるナリンギンという成分による、ほんのりした苦味も甘夏の個性です。
この甘み・酸味・苦味のバランスが、甘夏独特の複雑な風味を生み出しているんですよ。
八朔と甘夏の違い
よく比較される「八朔」とどう違うの?という方も多いと思います。
| 甘夏 | 八朔 | |
|---|---|---|
| 酸味 | より強い | 比較的穏やか |
| 苦味 | あり(控えめ) | より強い |
| じょうのう膜の剥がしやすさ | 剥がしにくい | 剥がしやすい |
| 果汁 | 多め・ジューシー | やや少なめ |
| 旬 | 3〜5月 | 1〜4月 |
酸っぱさでいうと甘夏 > 八朔、苦みでいうと八朔 > 甘夏、という感じです。
八朔の苦みが苦手な方でも、甘夏は食べやすいかもしれません。
ただ酸っぱさは覚悟しておいてください(笑)
※【参考】八朔を使ったさっぱりサラダのレシピはこちらも参考にしてみてください。
→ 八朔を使った爽やかサラダレシピ
甘夏の栄養素
甘夏には嬉しい栄養素がたくさん含まれています。
可食部100gあたりの主な栄養素(文部科学省「日本食品標準成分表2020年版」参考)。
| 栄養素 | 含量 |
|---|---|
| ビタミンC | 38mg |
| クエン酸 | 約1〜2g(追熟状態による) |
| カリウム | 150mg |
| 食物繊維 | 1.2g |
| 葉酸 | 21μg |
| エネルギー | 40kcal |
ビタミンCは1日の推奨量(成人100mg/日)の約40%を100gで摂れる計算です。
クエン酸はエネルギー代謝に関わる成分で、甘夏の酸っぱさの元でもあります。
また、甘夏にはナリンギンやヘスペリジンといったフラボノイド(ポリフェノールの一種)も含まれており、抗酸化作用などが研究されています。
カロリーも100gあたり40kcalと低めなので、罪悪感なく食べられますね(笑)
甘夏の剥き方・切り方
正直に言います。
甘夏の剥き方はちょっと難しいです(笑)
外皮(黄色いところ)は意外と厚いのでそこは剥きやすいんですが、
問題はじょうのう膜(薄皮)です。
八朔の薄皮は厚くてしっかりしているので、ペロッと剥がせるんですが、
甘夏のじょうのう膜は薄くて果肉にしっかりくっついているんです。
だから無理に剥がそうとすると「ビリッ」って果肉まで一緒に崩れてしまうんですよ。
「あ〜もったいない・・」ってなるやつです(笑)
なので甘夏の場合は、グレープフルーツ方式がおすすめです!
グレープフルーツ方式(一番楽な食べ方)
- 甘夏を横半分にカット
- 果肉とじょうのう膜の間にナイフを入れて一周切る
- 各房の膜に沿ってさらに切り込みを入れる
- スプーンですくって食べる
これが一番手軽で、きれいに食べられます。
じょうのう膜ごと食べる方法
外皮だけ剥いて、薄皮(じょうのう膜)ごと食べる方法もあります。
薄皮には栄養も含まれているので、気にならなければこれが一番シンプルですね。
果肉だけ取り出す方法(料理用)
サラダや料理に使いたいときは、こちらがきれいです。
- 上下を切り落とす
- 皮を包丁でそぎ落とす
- じょうのうとじょうのうの間に包丁を入れて果肉だけ取り出す
少し手間はかかりますが、プロっぽい仕上がりになります(笑)
甘夏の食べ方・レシピ
そのまま生食
最もシンプルな食べ方です。
酸味が強いので「もうちょっと甘みがほしいな」という方は、少し塩をかけてみてください。
塩が甘みを引き立ててくれますよ。
産地の方は砂糖をかけて食べることもあるようです。
サラダ
甘夏はサラダとの相性がいいんですよ。
グリーンサラダに加えると、さわやかなアクセントになります。
クレソンやルッコラなど苦味系の野菜と合わせると、甘夏の酸味とバランスがとれて美味しいんですよね。
ドレッシングは甘夏の果汁+オリーブオイル+塩でシンプルに作れます。
マーマレード・ジャム
甘夏を大量にいただいたときや、食べ切れないときに最高なのがマーマレードです。
甘夏の皮にはペクチンが豊富で、ゲル化しやすいためマーマレード作りに最適なんです。
苦味が気になる場合は、皮を2〜3回ゆでこぼしてから使うと和らぎます。
自家製マーマレード、意外と簡単なのでぜひ試してみてください。
ゼリー・かん(寒天)
夏にぴったりのデザートです。
ただ、酸が強いとゼラチンが固まりにくいことがあるので、寒天を使う方が安心です。
ポン酢・料理の酸味付け
甘夏の果汁は、料理の酸味付けにも使えます。
鍋物のポン酢代わりに絞ったり、和え物や魚のマリネに使ったりと、意外と使いみちが広いんですよ。
甘夏ピール
皮を砂糖漬けにしたお菓子です。
苦味と甘みのバランスが大人の味わいで、お酒のおつまみにもなりますよ。
甘夏の選び方
| チェックポイント | 良い甘夏の特徴 |
|---|---|
| 重さ | 大きさの割にずっしり重いもの(果汁が豊富な証拠) |
| 皮の色 | 鮮やかなオレンジ〜橙黄色 |
| 皮の張り | ぴんと張ってハリがあるもの |
| 香り | さわやかな柑橘の香り |
| ヘタ | 緑色で新鮮なもの |
買ってすぐが酸っぱいと感じたら、常温で数日置くと酸味が和らぐことがありますよ。
甘夏の保存方法
外皮が厚いので、他の柑橘より比較的日持ちします。
- 常温(涼しい場所):2〜3週間
- 冷蔵(野菜室):1〜2ヶ月(ビニール袋か新聞紙で包んで)
- カット済み:ラップで密封して冷蔵、2〜3日
冬〜春の時期は常温で保存しながら追熟させると、自然に酸味が和らいで美味しくなりますよ。
まとめ:甘夏はこんなフルーツでした!
改めて甘夏についてまとめると・・
- 1935年に大分県で発見された夏みかんの枝変わり品種
- 旬は3〜5月(追熟で酸味が和らいだものが出回る)
- 柑橘の中でも酸味が強い部類。でも苦みは八朔より控えめ
- じょうのう膜が剥がしにくい。グレープフルーツ方式がおすすめ
- 生食はもちろん、サラダ・マーマレード・ゼリーなど使いみちいろいろ
- ビタミンCやクエン酸などの栄養素も豊富
「酸っぱい柑橘が好き!」という方には、ぜひ食べてみてほしいフルーツですね。
ときわオンラインでも取り扱いを開始しましたので、気になった方はぜひチェックしてみてください!
本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!
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