フルーツショップ「ときわオンライン」の店長日記。旬のフルーツ、カット方法、保存方法、などフルーツ情報を書いています

果物語(くだものがたり)

みかんは犬に食べさせても大丈夫?量と注意点

2026年10月20日

こんにちは、ときわオンラインのヨシハマです。

冬になると、こたつの上にはみかん。

みかんをむいていると、ワンちゃんが「ちょうだい」とじっと見てくること、ありませんか?

「みかんって、犬にあげても大丈夫なのかな?」

犬を飼っている方なら、一度は迷ったことがあるんじゃないでしょうか。

今日は、

  • 犬にみかんをあげても大丈夫か
  • あげる前に取りのぞくもの
  • 1日にあげていい量の目安
  • 気をつけたいワンちゃん

を、獣医師が監修した情報などをもとにまとめました。

それでは、いきましょう!


犬にみかんをあげても大丈夫?

先に答えをお伝えします。

先に結論

  • みかんは、果肉を少しだけなら犬にあげても大丈夫
  • 皮・薄皮(袋)・種は取りのぞく
  • はじめは1〜2房から。様子を見ながら
  • おやつは1日のカロリーの1割までが目安

獣医師が監修した情報や、海外の獣医系の情報を見ても、「皮や種を取りのぞいた果肉を、少しだけなら与えてもよい」という見方で、だいたい一致しています。

ぶどうやレーズンのように、犬にあげてはいけない果物ではないということですね。

みかんには、どんな栄養がある?

みかん(温州みかん)100gあたりの主な栄養は、こんな感じです。

栄養 量(100gあたり)
カロリー 49kcal
ビタミンC 32mg
β-クリプトキサンチン 1,700μg
食物繊維 1.0g
カリウム 150mg

※文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)」より

ちなみに、犬はビタミンCを自分の体の中で作ることができるそうです。

なので、人間のように「ビタミンCをとるためにみかんを食べる」必要はなく、あくまでおやつとして少し楽しむものと考えるのがいいと思います。


あげる前に、皮・薄皮・種は取りのぞく

みかんをあげるときは、果肉だけにしてあげましょう。

取りのぞくもの 理由
外の皮 かたくて消化しにくい。皮の成分(精油やソラレン)で、お腹をこわしたり皮膚に影響が出たりすることがあると言われている
薄皮(袋) 消化しにくいので、むいてからあげる
白い筋 消化しにくいので、できれば取る
種 のどに詰まるおそれがある

アメリカの動物の中毒相談窓口(ASPCA)も、柑橘類の皮や葉・茎には精油やソラレンという成分があり、食べると吐いたり下痢をしたりすることがある、としています。

人間はみかんを袋ごと食べますが、犬には薄皮もむいて、中の果肉だけにしてあげてくださいね。

うんちも、チェックしてあげて

みかんの果肉の粒は、犬にとって消化しにくいこともあるそうです。

あげたあと2〜3日は、うんちに粒がそのまま出ていないかを見てあげると安心です。

そのまま出ているようなら、果肉をつぶしてからあげるといいそうです。


1日にあげていい量の目安

いちばん気になる、量の話です。

はじめは1〜2房から

獣医師が監修した情報では、はじめは1〜2房からあげて、様子を見るのがすすめられていました。

おやつは「1日のカロリーの1割まで」

犬のおやつは、1日に食べるカロリーの1割(10%)までにするのが、よく言われる目安です(世界小動物獣医師会=WSAVAの飼い主向け資料より)。

ちなみに、環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」では「20%以内」が目安とされています。

この記事では、少なめの1割で計算してみました。

1日のカロリーは、環境省のガイドラインの計算式で、避妊・去勢をした成犬の場合です。

犬の体重 1日のカロリーの目安 その1割 みかん(M)にすると
5kg 約352kcal 約35kcal 1個弱
10kg 約592kcal 約59kcal 約1個半
20kg 約1,072kcal 約107kcal 約2個半

※みかんMサイズ1個(約39kcal)で計算。これは「おやつ全部を合わせた上限」です。

※1日のカロリーは、運動量や年齢、体型などで変わります。

ただ、これはあくまで計算上の上限。

ほかのおやつもあげているなら、そのぶん少なくする必要がありますし、実際には数房くらいで十分です。

環境省のガイドラインでも、おやつをあげたら、そのぶんフードを減らすように書かれていました。


気をつけたいワンちゃん

先に獣医さんに相談したいワンちゃん

こんなワンちゃん 理由
糖尿病・肥満で、糖分を控えている みかんには糖分がある
お腹が弱い 糖分や酸味で、お腹をこわすことがある
腎臓病など、持病がある 食べていいものが決められていることがある
薬を飲んでいる 柑橘類のなかには、薬に影響する成分を含むものもある

持病があるワンちゃんや、薬を飲んでいるワンちゃんは、あげる前に獣医さんに相談してくださいね。

みかんの缶詰・ジュースは避ける

みかんの缶詰はシロップ漬け、ジュースも糖分が多いので、犬にはあげないほうが安心です。

あげるなら、生のみかんの果肉にしましょう。

食べすぎると、お腹をこわすことも

みかんを食べすぎると、下痢などお腹の調子をくずすことがあるそうです。

もし、たくさん食べてしまったり、皮や種を食べてしまったりして、吐く・下痢をする・ぐったりしているなどのようすがあれば、動物病院に相談してください。

そのときは、「いつ、どの部分を、どれくらい食べたか」を伝えると、判断してもらいやすいと思います。


ほかの果物は大丈夫?

犬に果物をあげるときは、果物ごとに気をつけることが違います。

とくに、ぶどう・レーズンは犬にあげてはいけない果物として知られています。

ほかの果物については、こちらでまとめています。

 

参考

【参考】柿をあげるときの注意点は、こちらです。

→ 柿は犬に食べさせても大丈夫?適量と注意点

【参考】キウイは、犬だけでなく猫についてもまとめています。

→ キウイは犬・猫に食べさせていい?量と注意点


まとめ:みかんは「皮と袋をむいて、少しだけ」

ポイント 内容
あげていい? 果肉を少しだけならOK
取りのぞくもの 外の皮・薄皮(袋)・白い筋・種
量 はじめは1〜2房。おやつは1日のカロリーの1割まで
避けるもの みかんの缶詰・ジュース、皮
相談したいワンちゃん 糖尿病・肥満・お腹が弱い・持病がある・薬を飲んでいる
食べすぎたら 下痢などに注意。吐く・ぐったりなら動物病院へ

みかんは、ワンちゃんと一緒に楽しめる冬の果物です。

ルールを守って、少しだけ分けてあげてくださいね。

もちろん、人間用のみかんは、思う存分どうぞ(笑)

→ 農家直送のみかんはこちら

本日は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
ときわオンラインのヨシハマでした。
それでは〜!

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