フルーツショップ「ときわオンライン」の店長日記。旬のフルーツ、カット方法、保存方法、などフルーツ情報を書いています

果物語(くだものがたり)

露地ものとは一味違う…木成り完熟不知火の甘さの秘密

木成り完熟の不知火(デコポン)が美味しい理由

皆さん、こんにちは!

先日ご紹介した愛媛のオレンジラインさんの「木成り完熟の不知火(デコポン)」が、ついに当店で受付スタートしました!

この不知火、ただのデコポンではありません。なぜなら、オレンジラインさんは ハウス栽培 にこだわっているからです。

「ハウス栽培=農薬を減らせる」だけじゃないんです。

実は 木成り完熟 で育てられるという、とんでもないメリットがあるんですよ!

木成り完熟って何?

簡単に言うと、収穫ギリギリまで木に実らせることです。

一般的な露地栽培の不知火は、1月〜2月に収穫して、その後1ヶ月ほど貯蔵します。

なぜ貯蔵するのかというと、

  • 不知火は糖度が高いけど酸度も高い
  • 収穫直後は酸っぱすぎて食べられない
  • だから貯蔵して酸味を抜いてから出荷!

という流れなんですね。

でも、「じゃあ、木に長く実らせれば自然に酸味が抜けるのでは?」と思いませんか?

はい、その通りなんですが……

なぜ露地栽培では木成り完熟できないのか?

「そんなら、みんな木成りにしたらいいやん!」

と考えたそこのあなた、素晴らしい視点です。

しかし、露地栽培でそれをやると 鳥に全部食べられます

3月まで木に実らせると、鳥たちが「おっ、熟してきたな!」とばかりに群がり、気づけば 中身だけ食べ尽くされ、皮だけが枝にぶら下がる悲劇 が起こるんです。

実際、愛媛の露地栽培の畑で、取り忘れた不知火を見たことがありますが……

見た目はそのままなのに、持ち上げると スッカスカ

まるでオレンジ色の風船。

ハウス栽培だからこそできる「木成り完熟」

そこで登場するのが ハウス栽培 です。

ハウスなら鳥の被害がないので、 ギリギリまで木に実らせて酸味を抜くことができる!

その結果、コクのある甘みが生まれ、 「甘っ!!」と声が出るレベルの美味しさ になるんです。

実は、僕も愛媛で収穫の手伝いをしたことがあり、その時 収穫が遅れた伊予柑 を食べたことがあります。

伊予柑って普通は酸っぱいイメージですよね?

でも、それを食べた瞬間、

「甘っ!!!」

と声が出ました。もう別物でした。

だからこそ、「木成り完熟の不知火」には大いに期待しています。

オレンジラインさんの 木成り完熟不知火は3月下旬に収穫・発送予定 です。

これはもう、食べるしかないですね!

興味がある方は、ぜひチェックしてみてください!

 

→ オレンジラインの木成り完熟不知火はこちら

 

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